米OpenAIは7月20日(現地時間)、ChatGPTに「custom instructions」(カスタム指示)機能を導入したと発表した。同日からPlusプランのベータ版で利用可能になっている。今後数週間以内に全ユーザーに展開される見込みだ。カスタム指示を有効にすると、ChatGPTがレスポンスを生成する際に考慮すべきユーザーの希望や要件を記憶しておくことができる。 例えば小学3年生に理科を教えている教師はこれまで、授業計画を作成するたびに自分が「小学3年生向けの理科教育プログラムに取り組んでいます」と宣言する必要があったが、カスタム指示のコーナーで一度入力しておけば、その後はChatGPTがカスタム指示の内容を前提に答えてくれるようになる。 OpenAIはこの他、Python以外の言語での効率的なコードが好みであることや、自分が6人家族であることなどをカスタム指示に保存する例を挙げた。
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