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ブックマーク / koiti-yano.hatenablog.com (6)

  • マクロ経済政策の再検討〜より高いインフレ目標値の検討〜 - ハリ・セルダンになりたくて

    主要国のインフレ目標「平時から4%に」 IMFが提言 国際通貨基金(IMF)は12日、平時から「4%」など高めの物価上昇率を容認し金利水準も引き上げることで、金融危機のような経済ショック時の利下げの余地を広げることが望ましいとの論文を公表した。危機の教訓をふまえたマクロ経済政策の見直し論議が格化し始めた形だ。 NIKKEI NET(日経ネット) http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100213ATGM1301213022010.html 「まあ、当然の話だよね」とリフレ派なら誰もが思う訳ですが、当にそんなことをBlanchard先生が言っているのか念のために関連部分を訳してみました。 訳したのは"IV. IMPLICATIONS FOR THE DESIGN OF POLICY"の"A. Should the Inflation Target B

    マクロ経済政策の再検討〜より高いインフレ目標値の検討〜 - ハリ・セルダンになりたくて
  • リフレ派は死んだ!〜「経済停滞の原因と制度」(第1章〜第7章)から学べること〜 - ハリ・セルダンになりたくて

    リフレ派には、日のマクロ経済学界が「構造問題犯人説」でほぼ一致したことが明確になった事実についてどう考えるのか説明してもらいたい。 ほぼ一致したんですか・・・じゃあ、ちょっとみんなで一緒にチェックしてみましょう! [前提] 議論を「経済停滞の原因と制度」(第1章〜第7章)に限定します。まあというのは、それしか読んでないからです。「経済制度の実証分析と設計」シリーズ全三巻は多岐にわたり、内容も高度ですので、正直に言って全部は手に負えません。申し訳ないのですが、「経済停滞の原因と制度」(第1章〜第7章)だけで議論しましょう(それでも内容は高度で分量も多いです)。 [第1章 日の「失われた10年」の原因(ホリオカ)] 第1章の内容は「おわりに」(pp. 32)にうまく要約されていると思います。 最後に、1990年代の日経済の長期低迷の原因として、需要側の要因と供給側の要因のどちらがより重要

    リフレ派は死んだ!〜「経済停滞の原因と制度」(第1章〜第7章)から学べること〜 - ハリ・セルダンになりたくて
  • [マクロ経済学] インフレとデフレと景気に関するよくある質問集-2009-11-09 - ハリ・セルダンになりたくて

    [お知らせ] 「DSGEとベイズ統計学」解説論文査読者募集中! http://d.hatena.ne.jp/koiti_yano/20091112/p1 [お詫び] 日の朝このエントリーを更新した時に冒頭に不適切な表現があり、皆様には不快な思いをさせてしまい大変に申し訳ございませんでした。robinsさん、yagenaさん適切なアドバイスをいただき当にありがとうございます。今後はこのようなことのないように社会人としての節度を守り、応用統計学者としての職務を全うする所存です。皆様今後ともよろしくお願いいたします。 [お断り] 当blogに書かれていることは矢野浩一個人の意見であり、矢野が属するいかなる団体とも関係ありません。 [はじめに] インフレとデフレと景気に関しては非常に社会的影響が大きいこともあり、世間の話題に上ることも少なくないのですが、それらに関するよくある質問集(FAQ)を

    [マクロ経済学] インフレとデフレと景気に関するよくある質問集-2009-11-09 - ハリ・セルダンになりたくて
  • 政策分析に応用される新ケインズ派DSGEモデル - ハリ・セルダンになりたくて

    「リフレ政策の根拠は何か?」とよく聞かれるのですが、その根拠は「新ケインズ派動学的確率的一般均衡モデル(New Keynesian Dynamic Stochastic General Equilibrium Models、以下NK-DSGE)」だと矢野は理解しています。 というのはKrugman (1998), Svensson (2001), Eggertsson and Woodford (2003), Auerbach and Obstfeld (2005)など(他にも数多くの論文あり)のリフレ政策論文はすべてNK-DSGEを基礎理論として採用しているためです。 NK-DSGEは、新古典派の実物景気変動モデルにケインズから始まるケインズ経済学の知見を組み合わせたもので、現在のマクロ経済学の研究において非常に大きな位置を占めています。 NK-DSGEの有効性については、現実のマクロ経

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  • 米国で深まるリフレ政策論争〜マンキュー教授の「マイナス金利政策」提言への解説〜 - ハリ・セルダンになりたくて

    [お断り]当blogに書かれた内容はすべて矢野個人の意見であり、矢野が所属するいかなる組織とも関係ありません。 NY Timesにマンキュー教授が「マイナス金利」政策について論じた記事が出ました。 Economic View - It May Be Time for the Fed to Go Negative - News Analysis - NYTimes.com http://www.nytimes.com/2009/04/19/business/economy/19view.html 内容は当blog読者の皆さんにはおなじみの 不況というのは人々が現金を抱え込んでしまって、それを消費したり投資したりしてくれないことが原因の一つである。 通常の場合であれば、中央銀行が短期名目金利を低下させることによって、それを回避して景気を回復させることができる。 しかし、今回の経済危機においては

    米国で深まるリフレ政策論争〜マンキュー教授の「マイナス金利政策」提言への解説〜 - ハリ・セルダンになりたくて
  • 2009-03-05 - ハリ・セルダンになりたくて コメント欄

    昨日、書いた内容が一部の方に分かってもらえていないようなので、もっと簡単に説明します。 [お断り] 当blogでの意見はすべて矢野個人のものであり、矢野が属するいかなる組織・団体とも関係ありません。 [「流動性の罠」再訪〜もっと簡単に解説〜] id:ryozo18さんが訳したのはクルーグマンblogの以下のエントリー 結論はこうだ。もし短期金利がゼロになると、現金は短期債務の完全な代替物になる。そしてマネーサプライをいかに増やそうとも、債務もまったく同じだけ増加することで、すべての効果は打ち消される。まる。以上。 確かに中央銀行は別の政策もできる。たとえば(1)長期債券や(2)リスクのある資産を買ったりね。そしてこの対策は効果を持つ。でも、それは中央銀行が民間セクターのリスクを肩代わりしてあげることによるものだ。マネーサプライの増加とは質的に一切無関係だ。 「クルーグマンの結論 - I

    2009-03-05 - ハリ・セルダンになりたくて コメント欄
    sneaking
    sneaking 2009/03/05
    これは分かりやすい!
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