まとめ 空気を使ってエネルギーを貯蔵する「圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)」という技術がいま大きな注目を集めている。 CAESに加え、「液化空気エネルギー貯蔵(LAES)」という技術も開発されている。 こうした空気を蓄電に利用する技術が再生可能エネルギーの普及を後押しする日は近い。 私たちの身の回りに、当たり前のように存在している空気。その空気を使って、エネルギーを貯蔵する技術が、いま大きな注目を集めている。 圧縮空気エネルギー貯蔵とは その技術は、「圧縮空気エネルギー貯蔵(Compressed Air Energy Storage)」、通称CAESと呼ばれる。まずはその仕組みを説明しよう。 空気によってエネルギーを貯蔵するCAESは、簡単に言うと、空気を圧縮することによって電力を「充電」し、その圧縮した空気を開放し発電機を回すことで電力を「放電」させる技術である。 その仕組みをさらに詳