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ブックマーク / geopoli.exblog.jp (4)

  • 「共通の敵」は大事だ | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は、雨が上がって一度晴れたのですが、また夕方から小雨がパラパラ。風が強くてサクラの花びらが舞っておりました。 さて、すでにメルマガのほうに書いた「共通の敵」というテーマなのですが、このブログでは最近再び読み返した地政学の祖、マッキンダーの論文の中に、とても参考になる箇所を発見。 ということで、この「共通の敵」というテーマについて、さらに詳しく論じられている重要な部分を、まずは抜きだしてみたいと思います。 引用するは『マッキンダーの地政学』(原題:『デモクラシーの理想と現実』)でして、その中に掲載されている「地理学から見た歴史の回転軸」という超有名論文の中の一部です。 ただし故・曽村氏の訳文には少々間違いがありますので、私が原文を参照にしながら一部を修正しております。 === ●国家を組織しようという考えは、おおむね共通の苦難の洗礼を受けたところから生まれてきた。つまり、共同

    「共通の敵」は大事だ | 地政学を英国で学んだ
    snowdrop386
    snowdrop386 2014/04/05
    なぜか大学の政治学の授業で「日韓のいざこざをなくすには宇宙人が侵略してくるのを待つしかありません」というネタを聞いたのを思い出した。個人的には内ゲバ的に変化するだけだと思ったけど。
  • 英・仏・蘭がカリブ諸国から奴隷制について謝罪と賠償を要求される | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から曇りでしたが、雨はまったく降りませんでした。けっこう過ごしやすい一日でしたね。 さて、昨日Twitterで紹介した、奴隷制への旧宗主国側への謝罪・賠償金請求に関する最近の動きの話題を。 ここで勘違いしてはいけないんですが、イギリスは賠償金は払っているのは事実。しかしそれは制度を廃止したために損をした奴隷のオーナーたちに対して支払われたもの。 イギリスもフランスもオランダも、賠償・謝罪はしないわけで。 === カリブ諸国は奴隷制の被害について賠償金を計算中 By スティーブン・キャッスル ●ウイリアム・ヘイグ英外相は2008年に出版した自伝の中で奴隷解放のために戦ったある人物に触れつつ、人間を取引する行為というのは擁護しようのない野蛮行為であり、「徹頭徹尾、カネ目当ての残虐で非人道的なものである」と述べている。 ●その奴隷経済を支えたカリブの14ヶ国は、ヘイグ氏にたいし

    英・仏・蘭がカリブ諸国から奴隷制について謝罪と賠償を要求される | 地政学を英国で学んだ
    snowdrop386
    snowdrop386 2013/10/24
    歴史問題がどれだけ重大であろうと、法律問題は司法原則に基いて判断すべきであり、要件を満たさないなら賠償を認めるべきではない。ゆえに政治問題として経済援助なり補償なりで解決する道を選ばざるを得ない。
  • なぜガジェットで「宗教戦争」が起こるのか【再掲】 | 地政学を英国で学んだ

    アップルとサムソンの特許裁判の行方についての最近のニュースに関連して、ちょっと前に要約した以下の記事を再掲します。かなり参考になるかと。 === 「最新機器」というのは、人間の感情とむすびつきやすく、それが「宗教戦争」を起こす原因となっているという興味深い記事です。 政治学や心理学との共通項もありますし、ブログではおなじみの「恐怖」「利益」「名誉」という三要素に関する話もあります。 これはブログで何度も強調している通り、「テクノロジー」というものには、人間の思想や感情が込められやすいからです。 === テクノロジーに関する罵詈雑言コメントと「宗教戦争」 ●ある読者から以下のようなコメントをいただいた。 ●「君が今日NYタイムズに載せた記事はくだらないね。ギャラクシーSIIIはダサいし、冷たく感情の感じられない、失敗作だ。単なる次世代携帯というだけで特徴がない。画像はキレイになったけどビ

    なぜガジェットで「宗教戦争」が起こるのか【再掲】 | 地政学を英国で学んだ
    snowdrop386
    snowdrop386 2012/08/29
    急成長中の技術産業がどう進化してほしいと思うかという意思表示自体が「政治行為」に他ならないからかもなあ。
  • 北朝鮮、崩壊したらどうしよう:再録 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜は朝から快晴でした。 さて、すでにご存知かもしれませんが、昼頃に東アジアの地政学を揺るがす大ニュースが入ってきました。金正日死去のニュースです。 少し昔の記事の要約ですが、今読んでも多くのヒントがあると思いますので、とりあえず再録しておきます。 ======== Get Ready for DPRK Collapse May 12, 2010 六カ国協議はどうやら望み薄であり、政策家たちは今から最悪の事態について準備するべきだ。 ●北朝鮮のリーダーである金正日は先週中国へ「非公式訪問」したが、その真意を探るのはそれほど難しいわけではない。 ●ほとんどの分析者たちは、彼が自分にとって最も重要なパトロンに会ってさらなる援助を求めたと考えており、そのパトロン側もすこし援助を与える代わりに(だんだんと無意味になりつつある)六カ国協議に復帰するよう求めたと見ている。 ●しかし東アジアの平和

    北朝鮮、崩壊したらどうしよう:再録 | 地政学を英国で学んだ
    snowdrop386
    snowdrop386 2011/12/21
    軍部と対立すれば独裁体制はあっさりと崩壊してしまうことを考えると、これから金正恩がどういう肩書きで公の場に出てくることになるのかがまず大事なポイントでしょうねえ。
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