文部科学省国立教育政策研究所は25日、中学3年を対象にした技術・家庭科テスト(特定課題調査)の結果を公表した。実技テストでは、9割がのこぎりで木材を適切に切断できたが、ほつれたズボンのすそなどを縫うまつり縫いは半分以下しかできなかった。食生活などについて知識を尋ねる問題では、一部で課題も浮かんだ。 調査は07年10〜11月、無作為抽出した全国497校の約1万6000人を対象に実施。技術・家庭科の全国規模のテストは41年ぶり、実技テストは初めて。 木材を指定された線に沿って2種類ののこぎりで切るテストには約3000人が挑戦し、誤差が2ミリ以内におさまるなど適切に切った生徒は92〜93%だった。まつり縫いには別の約3000人が挑戦し、適切に縫うことができたのは46%だった。大根のいちょう切りには約1000人が挑戦。厚さ5ミリ以下という指定通りに切ることができた生徒は77%だったが、輪切りに