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ブックマーク / www.afpbb.com (30)

  • 「アマゾンで最も高い」88.5メートルの巨木 到達に成功

    ブラジル北部アマパ・パル両州の境界で発見された「アマゾン一高い木」。NGO「イマゾン」提供(2022年8月17日撮影)。(c)AFP PHOTO /HAVITA RIGAMONTI / IMAZON / IDEFLOR 【10月8日 AFP】ブラジルと英国の研究チームはブラジル北部イラタプル川自然保護区(Iratapuru River Nature Reserve)で、樹高が25階建てのビルに相当する88.5メートル、幹周9.9メートルの巨木にたどり着いた。アマゾン(Amazon)熱帯雨林でこれまでに確認された中で最も高い木だとしている。 見つかった木はマメ科のアンジェリンペドラ。ポルトガル語でangelim vermelho(学名:Dinizia excelsa)と呼ばれている。 研究チームは2019年、3Dマッピングプロジェクトの一環として衛星画像でこの巨木を発見。3年計画で、5回の遠

    「アマゾンで最も高い」88.5メートルの巨木 到達に成功
  • 「地下宮殿」を再公開 東ローマ帝国時代の貯水槽 トルコ

    トルコ・イスタンブールで一般公開された「地下宮殿(バシリカ・シスタン)」の名で知られる貯水槽(2022年7月26日撮影)。(c)Yasin AKGUL / AFP 【8月6日 AFP】国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産に登録されているトルコ・イスタンブール歴史地域で、「地下宮殿(バシリカ・シスタン、Basilica Cistern)」の名で知られる貯水槽の一般公開が再開された。 この貯水槽は、紀元542年に東ローマ帝国の皇帝ユスティニアヌス1世(Justinian the Great)によって建設された。5年の改修を経て、音と光の演出を楽しみながら涼を味わえる空間となった。 ユスティニアヌス1世の時代に首都だったこの街には、ローマ時代からオスマン帝国時代にかけて建設された貯水槽が100か所以上存在した。(c)AFP

    「地下宮殿」を再公開 東ローマ帝国時代の貯水槽 トルコ
  • アレシボ天文台が崩壊 プエルトリコの巨大望遠鏡

    米領プエルトリコで、崩壊したアレシボ天文台の巨大望遠鏡(2020年12月1日撮影)。(c)Ricardo ARDUENGO / AFP 【12月2日 AFP】米領プエルトリコにあるアレシボ天文台(Arecibo Observatory)の巨大電波望遠鏡が1日、崩壊し、900トン余りの受信機が約140メートル下のパラボラアンテナに落下して粉砕した。同天文台は、映画「007」シリーズの撮影でも使われていた。 同天文台では今年、パラボラアンテナの上につり上げられていたプラットホームを支えていたケーブルのうちの2が断線。エンジニアからは老朽化を警告する声が上がり、全米科学財団(NSF)は先月、望遠鏡の解体を発表したばかりだった。 現場の写真には、空中にちりが舞い上がる様子が写されている。NSFの広報担当ロブ・マーゲッタ(Rob Margetta)氏はAFPに対し、プラットホームが落下したことを認

    アレシボ天文台が崩壊 プエルトリコの巨大望遠鏡
  • 「都会の楽園」のはずが…緑あふれる集合住宅、蚊の来襲でほぼ無人に 中国

    中国四川省成都で、植物に覆われた集合住宅のベランダ(2020年8月3日撮影)。(c)STR / AFP 【9月15日 AFP】中国の大都会で緑に囲まれる暮らしを提案した実験的な集合住宅は、売り出された当初、「階層的な森林」の中での生活を約束した。各部屋のベランダには、手入れされた庭があるはずだった。 この集合住宅不動産業者によれば、全826室が今年4月までに埋まったという。ところが、建物は環境に優しい都会の楽園となる代わりに、荒涼とした世界滅亡後を描く映画のセットのようになってしまった。 蚊も植物を好む、ということが問題だった。 国営環球時報(Global Times)によると、四川(Sichuan)省成都(Chengdu)にあるこの集合住宅には、蚊の来襲が原因で現在およそ10世帯しか入居していないという。 地元メディアによると、2018年に建設されたこの集合住宅には、植物を育てるための

    「都会の楽園」のはずが…緑あふれる集合住宅、蚊の来襲でほぼ無人に 中国
  • 「終末」待ち9年地下生活か オランダで親子7人発見

    オランダ北部ドレンテ州ライナーボルトで、親子7人が何年にもわたり地下生活を送っていた農家を捉えた空撮写真(2019年10月15日撮影)。(c)Wilbert Bijzitter / ANP / AFP 【10月16日 AFP】オランダ北部で、人里離れた農家の地下室に隠れて暮らしていた男性とその成人の子ども6人が、警察により発見された。当局が15日、明らかにした。メディア報道によると、親子は9年間にわたって地下で「終末」を待ち続けていたという。 【こちらの記事も読まれています】オランダで弁護士射殺、白昼の凶行に「麻薬国家」化の懸念 警察は北部ドレンテ(Drenthe)州の村ライナーボルト(Ruinerwold)近郊で、父親とみられる男性とその18~25歳の子ども6人を発見した。 地元メディアの報道によると、一家発見のきっかけは、息子のうちの1人が混乱した状態で近所のパブを訪れ、ビールを5杯飲

    「終末」待ち9年地下生活か オランダで親子7人発見
  • 顔面移植で拒絶反応、史上初の再移植 顔がない状態で2か月 仏

    顔面の再移植手術が行われた仏パリのジョルジュ・ポンピドー欧州病院(2014年11月7日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / THOMAS SAMSON 【1月20日 AFP】7年前に移植された顔面組織に拒絶反応が出た40代の男性が、約2か月間顔面がない状態で過ごした後、2度目の顔面移植手術を受けた。フランスの医療機関が19日、明らかにした。 フランス生物医学機構のオリビエ・バスティアン(Olivier Bastien)氏によると、移植された顔面組織を別の顔面組織と置き換える手術は移植史上初だという。 フランス生物医学機構と仏パリ公立病院連合(AP-HP)の共同声明によると、この男性は15日、パリの病院で手術を受けた。手術はほぼ丸1日かけて行われた。 もともと移植されていた顔面は昨年11月30日に取り除かれ、男性は今回の手術まで治療のための人工的な昏睡(こんすい)状態に置かれ、生命

    顔面移植で拒絶反応、史上初の再移植 顔がない状態で2か月 仏
  • 白人がもたらした死の伝染病はしか、生き延びたアマゾン先住民の新たな戦い

    ブラジル・アマパ州の先住民ワイアピの保護区にあるツクナピ川に立つワイアピの男性たち(2017年10月14日撮影)。(c)AFP/Apu Gomes 【11月12日 AFP】アマゾンの熱帯雨林で狩りをしている最中に初めて白人男性に遭遇した日のことを、ズァクー・ワイアピ(Tzako Waiapi)さんは今も鮮明に覚えている。それから数か月以内に、知り合いのほぼ全員が謎の病気で死んでいった。 2つの世界は突然出会った。一方に住むのは、先住民ワイアピ(Waiapi)。もう一方に属しているのは、鉱山を採掘、森林を伐採し、アマゾンの天然資源を搾取しようとするブラジルの開拓者たち。双方とも互いが存在することさえ、まったく知らなかった。 「白人たちは拳銃を引き抜いた。われわれは矢を持っていて、やはり構えた。全員がにらみ合った」。アマゾン奥深くにある集落マニーリャ(Manilha)の長老、ズァクーさんは記憶

    白人がもたらした死の伝染病はしか、生き延びたアマゾン先住民の新たな戦い
  • 「コカインペースト」が現金代わりに、コロンビアの小さな村

    コロンビア南東部グアビアレ県にあるラパス村で、コカインペーストの重さを量る料品店の店主(2017年9月25日撮影)。(c)AFP/Raul Arboleda 【10月29日 AFP】店に来た客たちは、はかりの上に白い塊を置き、それと引き換えに用油や卵といった料を持って帰る──。世界一のコカイン生産国であるコロンビアのジャングルの奥地では、コカインペーストが現金の代わりになる。 「何でもこうやって売り買いしている。現金は珍しいし、いざというときのためにとっておく」と話すのは、店主のロレナさん(26)。生まれてこの方、手にしたことがあるのは現金よりも白い粉の方が多いという。 ビールを買うのでも、売春婦を呼ぶのでも、地元の人々はこの方法で支払いを済ませる。コカインやその原料となるコカペーストが物を言うのだ。 ロレナさんが7年住んでいるラパス(La Paz)村は、コロンビアで最も発展が遅れて

    「コカインペースト」が現金代わりに、コロンビアの小さな村
  • 太平洋で漂流5か月、米国人女性2人と愛犬2匹を救助

    太平洋上で、米海軍のドック型揚陸艦アシュランドに救助された犬。飼い主と共にヨットで数か月漂流していた。米海軍提供(2017年10月25日撮影、26日公開)。(c)AFP/US NAVY/Jonathan Clay 【10月27日 AFP】米海軍は26日、5月から太平洋(Pacific Ocean)をヨットで漂流していた米国人女性2人と愛犬2匹を救出したと発表した。 ジェニファー・アペル(Jennifer Appel)さんとターシャ・フィアバ(Tasha Fuiaba)さんは、愛犬2匹と共にこの春、故郷の米ハワイ(Hawaii)から3200キロ以上離れた仏領ポリネシア(French Polynesia)のタヒチ(Tahiti)島を目指してヨットで出港した。 5月30日にヨットのエンジンが故障したが、2人は当初、風力で進めばどこかに上陸できるだろうと考えていたという。 米海軍第7艦隊(7th

    太平洋で漂流5か月、米国人女性2人と愛犬2匹を救助
  • デンマーク人発明家のハードディスクから複数の女性の斬首映像、検察

    デンマーク・コペンハーゲン港で、潜水艇「ノーチラス号」のセイル(船体上部の構造物)に立っている、スウェーデン人ジャーナリストのキム・ウォールさんとみられる女性(2017年8月10日撮影)。(c)AFP/Scanpix Denmark/Anders Valdsted 【10月4日 AFP】(訂正)スウェーデン人女性ジャーナリストを自作した潜水艇に乗せ殺害した疑いが持たれているデンマーク人発明家、ピーター・マッセン(Peter Madsen)容疑者(46)が所有していたハードディスクから、複数の女性が生きたまま首を切断される様子を撮影した動画が複数発見されたことが分かった。検察当局が3日、明らかにした。 ジャーナリストのキム・ウォール(Kim Wall)さん(30)は8月10日、マッセン容疑者にインタビューするため潜水艇「ノーチラス(Nautilus)号」に乗り込んだのを最後に消息を絶った。頭

    デンマーク人発明家のハードディスクから複数の女性の斬首映像、検察
  • 米陸軍士官学校「枕投げ」で30人負傷、1人意識不明か

    米ニューヨーク州ウェストポイントにある米陸軍士官学校の卒業式で、恒例の帽子投げをする卒業生たち(2014年5月28日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Spencer Platt 【9月5日 AFP】米ニューヨーク(New York)州ウェストポイント(West Point)の陸軍士官学校(United States Military Academy)で、初年度の夏季訓練を修了した学生らによる恒例の「枕投げ」がエスカレートし、30人が負傷していたことが明らかになった。 4日の米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)によると、陸軍士官学校で8月20日に行われた「伝統の枕投げ」により24人が脳振とうを起こすなど計30人が負傷した。脚の骨折や肩の脱臼なども報告された。 同紙によると、少なくとも1897年にまでさかのぼる恒例の枕投げは米陸軍士官学校の「通過儀

    米陸軍士官学校「枕投げ」で30人負傷、1人意識不明か
  • 感情コントロールが不要になる眼鏡型装置、日本の科学者が開発

    「エージェンシーグラス(AgencyGlass)」の試作品を装着した筑波大学(University of Tsukuba)の大澤博隆(Hirotaka Osawa)助教(撮影日不明、2014年4月19日提供)。(c)AFP/UNIVERSITY OF TSUKUBA/HIROTAKA OSAWA 【4月22日 AFP】自分の思考をわざわざ相手に伝えたくない──このような「煩わしさ」を一人の日人科学者が解決してくれるかもしれない。 まだ試作品の段階だが、喜びや怒り、退屈なふりさえも表現することができるメガネ型装置「エージェンシーグラス(AgencyGlass)」の開発に取り組んでいるのは、筑波大学(University of Tsukuba)の大澤博隆(Hirotaka Osawa)助教だ。 エージェンシーグラスについて大澤助教は、「社会的な行動を代替できる装置を作りたかった」とコメントす

    感情コントロールが不要になる眼鏡型装置、日本の科学者が開発
    so_ra_to
    so_ra_to 2014/04/23
  • 3万年前のウイルスが復活、シベリア永久凍土で発見 研究

    ロシア・シベリア地方ケメロボ(Kemerovo)から100キロのユルガ(Yurga)近郊で、凍った道を走行する車両(2008年12月24日撮影、資料写真)。(c)AFP/YURI YURIEV 【3月4日 AFP】シベリアの永久凍土層で3万年以上眠っていたウイルスの蘇生に成功したとの研究論文が3日、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表された。 ウイルスは「巨大」だが無害だという。 論文を発表した仏国立科学研究センター(National Centre for Scientific Research、CNRS)は、長期間潜伏していたウイルスの発見によって、凍土に葬られていた未知の病原体が、地球温暖化の影響で目覚める可能性が示されたとして警鐘を鳴らした。 「Pithovirus sibericum」

    3万年前のウイルスが復活、シベリア永久凍土で発見 研究
  • 音の反射から部屋の3Dマップを作成、研究

    舞台に置かれたマイク(2012年2月27日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Justin Sullivan 【6月18日AFP】空間内に分散配置したマイクとコンピューターアルゴリズムがあれば、あとは指を「パチン」と鳴らすだけで空間の正確な3Dマップが作成できる――このような研究結果をスイスと米国の共同研究チームが17日、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表した。 研究では、音の反射を利用して空間内の距離を測定し、大学の講義室と大聖堂の小部屋の3Dマップを作成した。 研究の主著者、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(Ecole Polytechnique Federale de Lausanne、EPFL)・博士課程在籍のIvan Dokmanic氏は、「我々が開発したソフト

    音の反射から部屋の3Dマップを作成、研究
  • 北米大陸初の英植民地で起きた食人の証拠、14歳少女の骨から発見

    左は、米バージニア(Virginia)州ジェームズタウン(Jamestown)の植民地跡から出土した頭蓋骨の一部。上部には細い4の切り傷がある。右は、頭蓋骨を基に、ニューヨーク(New York)・ブルックリン(Brooklyn)の「StudioEIS」が復元した少女の頭部(2013年5月1日提供)。(c)AFP/Smithsonian/Donald Hurlbert 【5月2日 AFP】英国が北米大陸に初めて建設した永続的植民地のジェームズタウン(Jamestown)で、初期の植民者らが人をしていた証拠が、14歳の少女の骨の分析により見つかった。米研究チームが1日、発表した。 米スミソニアン国立自然史博物館(Smithsonian National Museum of Natural History)の人類学者らによると、1609~10年の冬に起きた飢饉(ききん)によって人口の約8割

    北米大陸初の英植民地で起きた食人の証拠、14歳少女の骨から発見
  • 顔認識技術を不能にするゴーグル、国立情報学研究所

    顔認識技術を無効化する「プライバーバイザー」(2012年11月28日撮影)。(c)AFP/ISAO ECHIZEN 【1月28日 AFP】コンピューター顔認識技術を近赤外線光で遮断する「プライバシーバイザー」が日で開発された。盗撮などで身元を特定されるのを防止したい人々に有用だという。 このゴーグルは透明プラスチック製で、近赤外線光を照射する。国立情報学研究所(NII)の越前功(Isao Echizen)准教授によると、この光でソフトウエアによる顔認識を不能にすることができる。(c)AFP

    顔認識技術を不能にするゴーグル、国立情報学研究所
  • ベルリンの中心地に「洗濯機の壁」が出現、ドイツ

    ドイツの首都ベルリン(Berlin)の中央駅に近いシティビーチ(City Beach)に、「洗濯機と乾燥機の壁」が出現。観光客や地元住民が気軽に利用している。この「壁」は、ベルリンで7日まで開催されていた世界最大級のコンシューマー・エレクトロニクス展「IFA」の宣伝イベントとして、独家電大手シーメンス(Siemens)が10日まで無料提供している(2011年9月7日撮影)。(c)AFP/ODD ANDERSEN 【9月8日 AFP】ドイツの首都ベルリン(Berlin)の中央駅に近いシティビーチ(City Beach)に、「洗濯機と乾燥機の壁」が出現。観光客や地元住民が気軽に利用している。この「壁」は、ベルリンで7日まで開催されていた世界最大級のコンシューマー・エレクトロニクス展「IFA」の宣伝イベントとして、独家電大手シーメンス(Siemens)が10日まで無料提供しているもの。(c)AF

    ベルリンの中心地に「洗濯機の壁」が出現、ドイツ
  • 迷子のコウテイペンギン、ついに故郷に出発へ NZ

    ニュージーランド・ウェリントン動物園(Wellington Zoo)病院内で、エアコンや氷完備の特製保護施設でくつろぐコウテイペンギンの「ハッピーフィート(Happy Feet)」(2011年8月25日撮影)。(c)AFP/NEIL SANDS 【8月28日 AFP】生息地の南極から3000キロ離れたニュージーランドの首都ウェリントン(Wellington)に近い浜辺で発見され、世界で最も有名なコウテイペンギンとなった「ハッピーフィート(Happy Feet)」が29日、ついに故郷に帰還する。「魚のミルクシェーク」でまるまると太ったハッピーフィートの帰還は、専属の獣医チームがエスコートするという。 3歳半のコウテイペンギン、ハッピーフィートは6月半ば、ウェリントンそばの浜辺に流れついていたところを発見された。ニュージーランドの獣医らは当初、ハッピーフィートを自力で故郷まで泳いで帰らせようと

    迷子のコウテイペンギン、ついに故郷に出発へ NZ
  • ナイジェリアで横行する「赤ちゃん売買」、その背景にあるものとは

    ナイジェリアから奴隷としてベナンに運ばれる途中、国境付近で救出され、警察車両に保護された子どもたち(2003年9月26日撮影)。(c)AFP 【11月12日 AFP】ナイジェリア南東部の大都市、エヌグ(Enugu)の住民は、日中は静まり返り夜になると人の出入りが激しくなるその産科医院のことを、不審に思っていた。誰一人として知らなかったのだ。その正体が、赤ちゃんを売買するための施設であることを。 「赤ちゃん農場」「赤ちゃん工場」とも呼ばれるそうした売買施設のネットワークが存在することが、最近になり警察の摘発によって明らかになった。エヌグにあるこの医院では、5月の摘発で10代の少女20人が保護された。2階建ての医院には、現在シャッターが下ろされている。 地元紙の報道によると、逮捕・起訴された50代の産婦人科医は、望まぬ妊娠をした少女たちを「中絶をしてあげる」と言って誘い込み、医院に監禁。出産後

    ナイジェリアで横行する「赤ちゃん売買」、その背景にあるものとは
  • 「赤ちゃん製造工場」を摘発、少女32人を保護 ナイジェリア

    ナイジェリアで撮影された母子(2001年1月12日、文とは関係ありません)。(c)AFP/IVAN WATSON 【6月2日 AFP】ナイジェリア南東部アビア(Abia)州の警察は1日、新生児を人身売買する目的で10代の少女たちに妊娠・出産させていた通称「赤ちゃん製造工場」を家宅捜索したと発表した。 15歳から17歳の少女らが子どもを妊娠・出産させられているとの通報を受けた警察は前月29日、アバ(Aba)にある「クロス・ファウンデーション(Cross Foundation)」の施設を捜索し、妊娠した少女32人を保護、施設長を逮捕したという。 少女の何人かは、警察に対し、産んだ赤ちゃんを性別に応じて1人あたり2万5000ナイラ~3万ナイラ(約1万5500円)で売りさばく話を持ちかけられたと話している。人身売買を監視する国家機関「NAPTIP」によると、赤ちゃんはバイヤーに1人あたり30万ナ

    「赤ちゃん製造工場」を摘発、少女32人を保護 ナイジェリア