<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2009年09月29日 (火)時論公論 「報告書漏えい~揺らぐ事故調査の中立性」 (藤井キャスター) ニュース解説「時論公論」です。 JR福知山線の脱線事故の最終報告書が漏えいしていた問題では、きょう新たに別の報告書案も公表前にJR側に渡っていたことがわかり、事故調査委員会への疑念が深まっています。この問題について松本解説委員です。 (松本解説委員) 今回の問題では重大な事故の加害者であるJR西日本が、責任を逃れようとしたのではないか、とも疑われる不正な働きかけをしていたことに強い批判が起きています。 しかし、それ以上に深刻なのは、高い「中立性」と「公平性」を求められる事故調査委員会の委員が事故の当事者に便宜を図り、事故調査への信頼を失墜させたという点です。 今夜はこの問題を考えます。 はじめに、これまでに明らかになっている情報漏えいの