今まで培ったものを捨ててチャレンジするのは、誰にとっても勇気がいるもの。 お笑い芸人「山崎邦正」から落語家「月亭方正」へ。 すべり芸を捨て、人気落語家となった方正さんに、ずっと探していた好きなこととの出会い、またシンプルに“行動する”ことができる理由を聞きました。 “なにか”を探していたお笑い芸人時代 月亭方正(つきてい・ほうせい)1968年、兵庫県生まれ。お笑い芸人「山崎邦正」として活躍し、2008年、月亭八方一門に入門。落語家「月亭方正」として活動をはじめる。2013年元旦より落語以外の活動も「月亭方正」に。 ──40歳での入門から11年。なぜ、お笑い芸人から落語家に転身したのでしょうか? 月亭方正さん(以下、方正):“なにか”をずっと探していたんです。 ──どういうことですか? 方正:芸人にとってネタがあるということは、武器を持つっていうこと。でも、それが僕にはないから、テレビの収録
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