25日に行われる陸上自衛隊の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」の一般見学の応募者数が11万人以上で過去最多になったことが19日、分かった。牽引(けんいん)役は戦車人気で、起爆剤となったのは戦車で戦う女子高生を描いたアニメ。戦車を紹介する教養DVDも異例の売れ行きを記録している。 富士総合火力演習は東富士演習場(静岡県御殿場市など)で開催され、戦車やヘリが実弾射撃を行う。 今回は一般見学用の5875人の入場券に約11万6千人が応募し昨年の約8万7千人から急増、倍率は14・8倍から19・7倍に。陸上幕僚監部広報室は「戦車人気の影響」と分析する。 火付け役はアニメ「ガールズ&パンツァー(ガルパン)」。陸自最新の「10(ひとまる)式戦車」が登場し、女子高生が戦車を使った武道「戦車道」を学ぶストーリーで、昨年10月から今年3月までのBS放映で人気が広がった。 アニメをきっかけに戦車も脚光を浴びた。陸自