2011年に松山市のマンションで女性=当時(21)=の体内に液体を入れ、急性薬物中毒などにより死亡させたとして、愛媛県捜査1課と松山東署は13日、傷害致死容疑で、高知県香美市出身で、住所不定の無職入交龍太郎容疑者(53)を逮捕した。 県警は認否を明らかにしていない。 逮捕容疑は、11年8月10日午前3時半ごろ、松山市祝谷のマンションで、住人の女性の体内に液体を注入するなどし、意識消失や嘔吐(おうと)などの症状を発症させ、急性薬物中毒か誤嚥(ごえん)性窒息により死亡させた疑い。 捜査1課によると、11年8月11日、職場に来ないことを不審に思った勤務先の男性店長が、女性のマンションを訪問、部屋の中で倒れているのを発見した。ドアは無施錠だったという。県警は当時、事件性も視野に捜査したが、女性は病死の可能性が高いと判断していた。