安倍晋三元首相(67)が2022年7月8日、奈良県の大和西大寺駅付近の演説会場で40代の男に銃のようなもので撃たれ、病院搬送後に死亡が確認された。古くは伊藤博文や原敬ら首相経験者・現役首相が銃撃で命を落としたり、刺殺されたりした。64人いる歴代首相のうち、襲撃を受けて死亡したのは安倍氏で7人目。 地方自治体レベルでは、07年4月に長崎市の伊藤一長市長(当時)が暴力団に拳銃で撃たれて死亡。政治家が直面するリスクの高さが改めて顕在化した。 ■首相経験者の犠牲は「二・二六事件」以来 安倍氏は奈良県奈良市の大和西大寺駅付近で演説を行っていたところ、40代の男に銃のようなもので撃たれ、血を流して倒れた。その後病院に搬送されたものの、心肺停止の状態が続き、後に死亡が確認された。奈良県警は山上徹也容疑者(41)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。 いつの時代も、政治家は暗殺リスクにさらされてきた。現役首相