築地市場が80年余の歴史に幕を閉じ、豊洲市場へ移転してまもなく5カ月。隣の「築地場外市場」では、いまも約460店舗が営業を続け、観光客らでにぎわっている。ただ、築地市場を失った影響も表れており、場外の経営者たちは工夫を重ねる。 このエリアの観光客が増えたのは、都営地下鉄大江戸線の築地市場駅が開業した2000年ごろから。雑誌やテレビで紹介され、雑然とした雰囲気の中で楽しむ海鮮丼やホルモン丼など多様な店が海外にも知られるようになった。 昨年10月の豊洲移転後、築地場外市場商店街振興組合は「場外市場は移転しません!」とポスターなどでアピール。名物の卵焼きの店や海鮮丼などの丼もの店には、いまも行列ができている。 だが、卵焼き店「山長」の松…
テレビの長寿番組「サザエさん」。父、波平さんは何歳か知っていますか? 実は54歳なんです。朝日新聞で連載が本格的に始まった1950年代の会社員は55歳定年が普通で、その直前という設定でした。そして当時の平均寿命は60歳代でした。それがいまは男性81歳、女性87歳です。100歳以上の人も約7万人います。すごい変化が起きたのです。 日本は、少子化で人口が減り、高齢者が増えています。若者が少なくなり、お年寄りが引退して働く人が少なくなると経済にとっては厳しいです。なんとかするには、年をとっても健康を保ち、できるだけ長く「社会を支える側」でいてもらいたい。その意味でも、「健康寿命を延ばす」ことはとても大切です。何よりも人々が少しでも長く健康な人生を送れることは素晴らしいことです。 確かに、健康管理や予防は、誰も反対しない「よいこと」です。政府は、「ドンドン進めよう」とギアを入れています。そんな時に
サッカー指導者 八橋健一さん(50歳) 1月の朝、京都・桂川からの冷たい風が吹くサッカー場で日本語と英語の指示が交互に響いた。「ジャンプ、全力疾走!」「肩甲骨を動かして」。身長168センチ、若手の誰よりキビキビと走り、とび、ひざを高く上げ、お手本を示す。 昨年9月、関西リーグ1部「おこしやす京都AC」にやって来た。監督に助言する傍ら、獲得する外国人選手を推薦。そうして順次加入したガーナ人やキルギス人の選手を指導している。 「彼らがJ1や国外のチームに移籍する足がかりになれば」 京都ACの親会社、スポーツXの小山淳社長(42)と知り合い、「日本では希少な経歴と実績に感銘した」小山社長に昨年5月、京都行きを持ちかけられた。 だが、これもあくまで一時的な顔。欧州に出ようとしてだまされる例も多い西アフリカの人材が日本で活躍する流れを作りたい同社と手を携え、「ガーナでアカデミーを率い、選手を世界へ」
ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(王立芸術院)の美術館でヌードをテーマにした展覧会が、「#Metoo後の時代を象徴している」と注目されている。作品中のヌードの男女の数がほぼ同数だからだ。背景には、芸術における性の扱い方について、議論が活発になっていることがあるようだ。 「ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツがその場しのぎのクオータ制(性別により配分を決めること)を導入する」 英紙デイリー・テレグラフが昨年9月、今月3日から始まる「ルネサンス・ヌード展」について報じると、英国で話題になった。性被害に声を上げるMeToo運動が広がるなか、「女性を性的な対象物として扱うことに強まる批判を受けたもの」(英紙タイムズ)と受け止められたからだ。 同展は1400年~1530…
「新型出生前診断(NIPT)」を、現在より多くの医療機関で受けられるようにする。条件緩和を決めた日本産科婦人科学会(日産婦)は、学会ルールを守らない認可外施設で検査を受けるカップルを減らすためだと意義を強調した。NIPTは結果次第で命をめぐる重い決断を迫られる。緩和してもカウンセリングの質が担保できるのか、危ぶむ声もある。 2日に東京都内で開いた理事会後に会見した、日産婦の苛原稔・倫理委員長は「認可外が不適切な検査をして、多くの問題が報告されている」と指摘。条件を緩和し、検査施設が増えることでカップルが検査を受けやすくなり、「認可外に行く人は減ると思う」と説明した。 藤井知行理事長は「NIPTは検査の値段が高いからこそ、いろいろな施設が参入したがっている」と述べた。そのうえで、学会が認める検査施設の検査費用を下げる努力をして、費用面でも認可外での検査に歯止めをかけたい考えを示した。 新設す
大阪府の若狭志歩(わかさしほ)さん(29)は1年半前、血糖値が上昇しやすくなる「妊娠糖尿病」と診断されました。出産後に赤ちゃんが低血糖になったり、難産になったりしないためには、血糖値をコントロールする必要があります。ただ、その方法は若狭さんにとって意外なものでした。 あまり糖質とらないのに 大阪府の若狭志歩さん(29)は2017年6月15日、妊娠29週で妊娠糖尿病と診断された。おなかの子に悪影響が及ぶかもしれないと思うと怖くなり、手が震えた。 この日、堺市のベルランド総合病院で検査用のジュースを飲み血糖値を測った。飲んだ後の値が基準を超えた。血糖値の上昇をどう抑えるか調べるために入院が必要だという。産科医竹井裕美子(たけいゆみこ)さん(33)から説明を受けたが、ショックで頭に入らなかった。 妊娠前の体格指数(BMI)も標準レベル。「なんで私が。糖尿病はご飯を食べ過ぎる人がなるはず」と思った
2016年から自社の公式アプリで、2018年3月にはニュースアプリで店員に見せて利用するクーポンの配布を開始。2018年9月から10月にかけて、吉野家、はなまるうどん、ガストによる割引券「3社合同定期券」も実施した。ただ、商品の魅力をアップするよりも、割引に依存したこうした施策は想定していたほどの売上高の増加にはつながらず、逆に現場の負担を増加させる要因になっている。 致命的な失敗はないが、1つひとつの小さな誤算が積み重なって現状の苦戦を招いたと言える。 吉野家は採算を改善するための施策も打っている。昨年11月から関東地方で実験的に、牛丼(並盛)にサラダとみそ汁がつくセットメニューの「500円ランチ」を販売。今年1月には「牛皿定食」を発売。牛丼の具と米飯を分け、卵とみそ汁をつけて、こちらも500円で提供している。ただ、どちらも既存の商品を新しい見せ方でアピールしただけに過ぎず、顧客にどこま
だが、値上げ以外でも、両社の戦略は意外なほど異なる面がある。特徴的なのは、新商品の投入サイクルだ。 すき家は1カ月~1カ月半の周期で期間限定商品を発売する。2018年度には、通常の牛丼の上にトッピングを載せた「お好み牛玉丼」や「食べラー・メンマ牛丼」を投入した。中でも、2018年12月から発売した「白髪ねぎ牛丼」は、「旨白ダレ」と「旨辛ダレ」の2本立てで販売したことが顧客の支持を受けた。 これら限定商品の価格は480~500円と、通常の牛丼よりも高い。「今は比較的、高付加価値の商品を受け入れてもらいやすい環境にある」と、ゼンショーホールディングスの広報担当者は話す。 吉野家は既存店売上高の前年割れ続く その結果、すき家の既存店売上高(2018年4月~2019年1月)は前年同期比3.3%増と、会社計画の年間2.9%増の水準を上回って推移している。客数は0.7%増とわずかな増加にとどまったが、
明暗がくっきり分かれる決算となった。 牛丼チェーン「すき家」を手がけるゼンショーホールディングスが2月5日に発表した2018年度第3四半期(2018年4月~12月期)決算は、売上高4548億円(前年同期比4.4%増)、営業利益146億円(同7.2%増)と好調だった。 一方、「吉野家」を展開する吉野家ホールディングスが1月に公表した2018年度第3四半期(2018年3月~11月期)決算は、売上高1500億円(前年同期比2.4%増)と増収ながら、営業利益は5.6億円の赤字に転落した(前期は25億円の黒字)。 「吉野家」と「すき家」、価格戦略に差 牛肉やコメなど原材料価格の高騰や従業員に支払う人件費の上昇といった要因が業績を圧迫していることは、両社に共通している。それにもかかわらず、営業利益にこれほど大きな差がついたのは、コスト増の対抗策が大きく違ったためだ。 その1つが価格への反映だ。すき家は
康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が慰安婦問題に関する韓日合意が不十分だとする立場を示したことについて、菅義偉官房長官は韓国側に合意の着実な実施を強く求める申し入れを行ったと日本メディアが報じました。 申し入れは現地時間25日午後、スイスの在ジュネーブ日本政府代表部大使から韓国政府代表部大使に対して行ったということです。 菅長官は26日の記者会見で、慰安婦問題は最終的かつ不可逆的に解決したとする立場を改めて強調し、「合意は政権が代わったとしても責任を持って実施されるべきだ」と述べ、不快感を示しました。 康京和長官はジュネーブの国連人権理事会での演説で、93歳の慰安婦被害者が1月に亡くなり生存者は23人だけになったとしたうえで、「痛ましい傷が癒されることなく被害者が亡くなっているのは悲しいことだ」と述べました。 また、「戦争の手段として展開される性暴力を撤廃するまでの道は遠く、被害者、生存
ことし1月の航空旅客数は、国際線と国内線を合わせて1058万人に上り、1月ベースとしてはこれまででもっとも多い数値となりました。 国土交通部によりますと、ことし1月の1か月間、国際線を利用した人の数は802万人で、1年前に比べて6.6%増加しました。 路線別で見ますと、「中国」が1年前に比べて15.2%増加したほか、「ヨーロッパ」が14.4%の増加、「東南アジア」が5.8%の増加などの順となっています。 航空会社別で見ますと、「大韓航空」と「アシアナ航空」など韓国の大手航空会社が全体の36.6%を占めたほか、「済州(チェジュ)航空」や「エアプサン」など韓国の格安航空会社32.3%、海外の航空会社が31.1%などの順となっています。 なかでも、韓国の格安航空会社のシェアは、2015年1月に13.8%でしたが、2016年1月は18.2%、2017年1月は24.1%に上るなど、毎年増加しています
サンシャイン池崎、両親に一軒家プレゼントも意外な反応に絶句「ボロ家に慣れすぎてて…」
フジテレビの一時代を築いた須田哲夫アナウンサー(71)。小学校(1990年代初頭)から帰宅してテレビをつければ、ブラウン管の中に午後のワイドショーの司会をつとめる須田アナウンサーがいる姿は、私にとって日常そのものだった。 その彼が週刊誌に「認知症母 介護の日々」と報じられたのは2016年9月。その翌年には「介護難民危機」とも書かれた。 かつて、優しくもキビキビとした指導をしてくれた彼からは、高齢の母親を抱え困り果てる姿が想像できず、ずっと気にかかっていた。 それから数年。高齢者介護の実態を記事として書かせてもらえないかと、もはや何年振りかわからない電話を彼にかけたところ、全く想像をしていなかった意外な事実を知ることになった。 週刊誌報道はまったく不本意 週刊誌に載った「母親の車いすを懸命に押す須田アナ」の写真は、すれ違いざまに車の中から隠し撮りされたものだった。 その後の直撃取材も「介護難
長崎市の私立高2年だった男子生徒=当時(16)=が2017年4月に自殺した問題で、両親が26日に同市内で記者会見し、遺体発見の数日後に学校側が「突然死したことにした方が良いかもしれない」「転校したことにもできる」などと不適切な提案をしていたことを明らかにした。 学校側は、第三者委員会がまとめた「自殺は同級生のいじめが主要因」とする報告書を不服とし、受け入れない考えを示している。報告書は3月1日までに、学校側が問題を総括した書面を遺族に渡すよう提言しており、両親は「墓前に無駄死にではなかったと報告したい」と訴えた。 学校外の自殺でも死亡見舞金が支払われる災害共済給付制度を運営する日本スポーツ振興センター(JSC)への給付申請期限は4月に迫るが、申請権限がある学校側は応じていない。遺族の損害賠償請求権の放棄を条件とした申請を持ちかけるなどし、両親は「学校は自殺をなかったことにしようと考えている
韓国の康京和外相が25日、スイスで開かれた国連人権理事会での演説で、旧日本軍の慰安婦問題に言及し、問題は未解決との認識を改めて示した。 韓国・康京和外相「我々は戦争の道具としての性暴力の撲滅からはほど遠い。被害者や生き残った方たちは支援が必要で、決して忘れられてはいけない」 韓国の康京和外相は25日、旧日本軍の元慰安婦に対する日本と韓国の取り組みは「被害者中心の視点を欠いていた」と述べ、問題は未解決との認識を改めて示した。 日韓両政府は、2015年の合意で慰安婦問題の最終的な解決を確認していて、現地の日本政府代表部は25日、韓国側に対し、「合意を履行することが国際社会に対する責務である」などと申し入れをした。 慰安婦問題をめぐっては韓国の国会議長が今月、問題解決には天皇陛下の謝罪が必要と述べ、日本側は謝罪と撤回を求めている。
新型出生前検査を小規模な医療機関でも行うことができるように条件を緩和する方針には懸念の声が上がっています。 生まれる前の検査で分かり、その際、医師からは「1年も生きられないかもしれない」と告げられました。 おなかの中で成長していることを実感する中で、夫婦で何度も話し合い、長く生きられるためにできるかぎりのことをしようと決めたといいます。 心咲さんは生後まもなく心臓の手術を受けたほか、視力や聴力が弱く、立ち上がるときは補助器具が必要です。 心咲さんが1歳になるころ、岸本さんは心咲さんをお風呂に入れると表情が和らぎ、体も動かそうとすることに気付きました。 水が好きなのではないかとプールに連れて行くと、心咲さんは体を動かして楽しそうに遊んだといいます。 今では水に潜ったり、息継ぎの練習をしたり、いつもよりも明るい表情を見せるようになったということです。 海外旅行にも行けるようになり、岸本さんは毎
北朝鮮での拷問が原因で死亡したとみられているアメリカ人大学生の両親が、拷問への関与を否定したキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の主張をトランプ大統領が受け入れたことを非難しました。トランプ大統領は「大学生への虐待と死の責任は当然、北朝鮮にあると考えている」と釈明に追われています。 これに受けて大学生の両親は1日、声明を出し、「息子の死の責任はキム・ジョンウン体制にある。どのような言い訳をもってしてもその事実は変えられない」として、キム委員長の主張を批判なく受け入れたトランプ大統領を非難しました。 また、アメリカのメディアは「アメリカ政府の分析ではなく独裁者の主張をうのみにしている」と批判を強めています。 これに対し、トランプ大統領は、ツイッターに「私は誤解をされている。大学生への虐待と死の責任は当然北朝鮮にあると考えている」と投稿し、釈明に追われる事態となっています。
世界遺産に登録されている広島市の原爆ドームについて、市は老朽化が進んでいるため、今年度から本格的な保存事業を始める予定でしたが、入札が不調に終わり、来年度以降に延期されることになりました。市は、建設業界の人手不足も要因の1つではないかとしています。 しかし先月中旬、文化財の補修工事の実績がある全国の10余りの業者を指名して入札を実施しましたが、応じる業者が1社もなく不調に終わり、事業の開始が延期されることになりました。 市は、延期期間は未定だとしていますが、より多くの業者に参加を促すため、要件を変更したうえで、来年度のできるだけ早い段階で入札を行い、事業に着手したいとしています。 広島県内では、去年7月の西日本豪雨からの復旧工事をめぐっても、建設業界の人手不足を背景に入札不調が相次いでいて、広島市では、今回も人手不足が要因の1つになっているのではないかとしています。
中国の首都、北京でことし9月に開業が予定されている、世界有数の規模となる新たな国際空港が1日、報道陣に公開されました。 新たな国際空港には4本の滑走路が建設され、2025年には年間7200万人の利用者を見込んでいるほか、将来的には滑走路を6本に増やし、年間1億人を超える利用者に対応する計画です。 北京にはすでに「北京首都国際空港」がありますが、去年1年間の利用者が初めて1億人を超え、中国政府には、新空港の建設で利用者の増加に対応するねらいがあります。 また、新空港は北京と隣接する河北省にまたがって建設され、天津にも約80キロの距離で、中国政府は北京とこれらの地域を首都圏として一体的に開発する国家戦略を進める中、新空港を交通の要と位置づけています。
この冬は、平均気温が全国的に平年を上回る「暖冬」となり、西日本の日本海側では、降った雪の量が統計を取り始めてから最も少なくなりました。 ▽沖縄・奄美では平年を1度8分上回り、昭和21年に統計を取り始めてから最も高くなったほか、▽西日本では平年を1度3分上回る、過去2番目の高い平均気温になりました。 また▽東日本でも1度1分、▽北日本でも0度4分、いずれも平年を上回りました。 気象庁は、この冬は東日本と西日本、それに沖縄・奄美で「暖冬」だったとしています。 降雪量も全国的に少なくなり、西日本の日本海側では平年の7%と、昭和36年に統計を取り始めてから最も少なくなりました。 また、東日本では26%、北日本は64%といずれも平年よりかなり少なくなりました。 気象庁は「南米ペルー沖の海面水温が高くなるエルニーニョ現象などの影響で、寒気が流れ込みにくい状態が続き、冬型の気圧配置も長続きしなかった。今
新たな元号の発表まであと1か月。 その時期がわかっているだけに関心が高く、新元号の予想も活況。そして子どもがゆりかごに乗る前、そう、入籍・結婚から出産まで新たな時代にあやかっていこうという動きもまた盛んです。(ネットワーク報道部記者 大窪奈緒子 田辺幹夫 藤目琴実) 新元号はいったい何になるのか。 SNSでは、練りに練った新元号の予想が、次々と披露されていて、「大喜利」の様相を呈しています。 中には、読み方を無理矢理あてた「キラキラネーム」になぞらえ、「キラキラ元号」なるワードまで。 それぞれ独創的過ぎますが、「大福」=ハッピー、「愛二」=ラブアンドピース、「光宙」=ピカチュウなどなど…。いやー驚き桃の木(昭和)、関心の高さがうかがえます。 新元号の予想を調べたアンケートもありました。 「ソニー生命」が去年、昭和生まれと平成生まれの男女500人ずつ、合わせて1000人を対象に「平成の次の元
終戦直後に京都大学から博士号を授与された旧日本軍の軍医が、人体実験を行っていた疑いが強いとして検証を求めている団体に対し、大学は、当時の資料がないことなどから、調査の継続は不可能だと伝えていたことが分かりました。 この論文について、大学教授などでつくる団体はサルの種類が書かれておらず、「頭痛を訴えている」など不自然な記述があることを挙げ、実験は捕虜を使った人体実験の疑いが強いとして、去年、大学に検証を求めました。 団体によりますと、先月、大学から予備調査の結果について回答があり、実験がサルに行われたことを否定する合理的な理由があるとは言えないうえ、軍医は死亡していて聞き取りはできず、実験ノートもデータも存在しないことから調査の継続は不可能だと伝えられたということです。 これに対して、団体は調査は不十分だとして異議を申し立て、改めて詳しい調査を求めたということです。 団体の事務局長を務める滋
学生優位の売手市場が続く中、地方の中小企業は人材の確保がますます難しくなっています。こうした中、大分市の企業は、ごはんを現物支給するなど若手社員の心をつかむ取り組みを次々と打ち出しています。 このうち、去年から始めたのは、ごはんの“現物支給”です。 社内には大型の炊飯器が置いてあり、社員は、昼食や夕食用にごはんを無料で食べられたり、自宅に持ち帰ったりすることができます。若手社員の食費の負担を減らすのがねらいです。 また、学生の奨学金の返済を会社が肩代わりする制度も設けました。採用活動を通して、奨学金の返済に悩んでいる学生が多いと感じたためで、この春から、希望する新入社員には毎月2万5000円を5年間にわたって支給します。 このほか、午後8時半には社内の電源が自動で切れるようにして、残業できなくなるようにしています。 人手不足が続く中、地方の中小企業は人材の確保がますます難しくなっていますが
インドで、貧しい人たちや病気に苦しむ人たちのために生涯を尽くし、ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサ。 そのマザー・テレサが設立した施設で、27年間、無償で働き続けている日本人女性がいます。彼女の名前は、渋谷りつ子さん(58)。オーストリアでピアノを学んでいた彼女が、すべてを捨てて、インドにとどまり続けるのはいったいなぜなのか。インド・コルカタで、その理由を聞きました。(国際放送局記者 白河真梨奈) インド・コルカタにある『死を待つ人の家』。 貧しく、路上で病気になっている人たちの最期をみとるために、1952年、マザーテレサが設立しました。 その後、障害者やハンセン病患者のための施設など、複数の施設が作られました。このうちの1つ、重い障害のある子どもたちが入所している「ダヤ・ダン・メディカルセンター」。 ここで27年間、ボランティアとして、無償で働き続けているのが、渋谷さんです。 毎年、
東京・江戸川区の公園でかわいらしい姿を見せていたカルガモが、近くに住むベトナム人に捕まえられてしまいました。ベトナム人は「日本の食事が口に合わずカモを使ってベトナム料理を作るつもりだった」と話していて、警視庁は鳥獣保護法違反の疑いで書類送検しました。 書類送検されたのは、東京・江戸川区に住むベトナム人の男性技能実習生(32)です。 警視庁によりますと去年8月の深夜、江戸川区の公園や河川敷で野生のカルガモ2羽を手で捕まえたとして鳥獣保護法違反の疑いが持たれています。 捕まえたカルガモを自転車の前かごに入れて自宅に帰る途中に、警察官が職務質問をして発覚したということです。 技能実習生は、おととし来日しまじめに働きながら技術を学んでいたということで、事情聴取に対して「日本食が口に合わなかった。カモを使ったベトナム料理のおかゆを作って食べるつもりだった」と話しているということです。 カルガモは捕ま
今月29日に迫ったイギリスのEU離脱。離脱交渉の混迷が続く中、メイ首相は先月26日、初めて、離脱を延期する可能性を示しました。“合意なき離脱”による混乱への懸念はひとまず後退していますが、先行きが見通せない状況は変わっていません。 そのイギリスで、いま強まっているのが、製造業が国外に去ってしまうのではないか、という「恐怖」です。引き金をひいたのは、現地に進出する日本企業のある決定。イギリスで今、いったい何が起きているのでしょうか。(ロンドン支局記者 栗原輝之) EUとの協調を訴える人たちが、最近、ロンドンの議会前で掲げているプラカードです。 「離脱によって出ていくのは、彼らだ」 そこには日産、ホンダ、トヨタの名前。さらにエアバスの飛行機が飛び立つ様子も描かれています。イギリスから製造業が去ってしまうという危機感が一段と高まったのは、先月19日のホンダの発表でした。
「魅力ある働く女性」1位だった雅子さま 雅子さまへのあこがれは、「キャリアウーマン」が決め手だった。ご成婚直後に就職情報調査会社「文化放送ブレーン」が就活中の女子大生約7500人に「魅力ある働く女性」を尋ねたところ、1位に輝いたのは雅子さまだった。 なのに皇室内での活躍が見えず、2003年12月から公務を休んでしまう。 その5カ月後に「アエラ」が掲載したのは「他人事ではない私たち 雅子さま異例のご静養の陰で」という記事(2004年5月3日号)だった。 「ダイアナ妃が『愛』を求めて苦しんだのに対し、雅子さまはもっと『自分らしく生きること』を求めているのではないか」 そんな同世代女性の声を紹介している。 「適応」しようとすると心を病んでしまう この記事が載った「アエラ」の発売直後、雅子さまの心が傷ついていることを明らかにしたのは、夫である皇太子さまだった。 「雅子にはこの10年、自分を一生懸命
「お世継ぎファースト」な人生のしんどさ 1993年に皇后陛下の主治医になり、皇室医務主管という「皇室のホームドクター」を2012年まで務めた金澤一郎さんは、医務主管退官直後に雅子さまの「適応障害」についてこう語っている。 〈ご成婚前に、いわゆる「皇室外交」もできるからと説得をお受けになったようですね。ただ、皇室に入られてから、想像されていたことと違うことがさまざまおありだったと思うのです。皇室では、外国の王室も同様ですが、まずは「お世継ぎ」を期待されます。しかし、初めの6年半はお子さまに恵まれなかった。〉 (「文藝春秋」2012年8月号「前皇室医務主管独占インタビュー」) 均等法第一世代は「約束と違う」世代だ。 均等ですよ、と言われて入社し、「男性ファースト」の会社組織に「約束と違う」と苦しんだ彼女たち。雅子さまは皇室外交できますよ、と言われて皇室入りし、「お世継ぎファースト」の皇室に「約
「究極のキャリアウーマン」だった雅子さま 雅子さまが「均等法第一世代」だったことは、皇室入りしてからの雅子さまのいろいろなことに影響していると思う。 東京大学を中退された雅子さまが外務省に入省したのは、1987年4月。外交官試験に合格した「総合職組」だ。しかもハーバード大→東大→外務省という抜群の経歴。ご成婚が決まった頃から「究極のキャリアウーマン」「エリート中のエリート」と書かれ、大変な美人でもあった。度外れた才色兼備の女性が「皇室に嫁ぐ」という事実は、総合職女性に少なからぬ影響を与えた。 1988年に「アエラ」という週刊誌が創刊された。創刊後しばらくして、均等法第一世代の女性に関する記事を増やし、部数がどんどん伸びた。 女性を採用はしたものの、組織はほとんど変わっていなかった。依然、「男性ファースト」の世界だった。均等法第一世代はそういう現実を、「そんなものだろう」とは思わなかった。「
Windows 10ではセキュリティ更新プログラムや年2回の大規模アップデートプログラムなどは自動的に更新される仕組みが導入されています。しかし、この自動更新プログラムによって作業に影響が生じたという不満を持つユーザーは多く、特にHomeエディションユーザーは仕組み上、不意のアップデートを回避しづらい状況にあるため、「Microsoftは機能・仕組みを見直すべき」とセキュリティ専門家が指摘してます。 In Control with no Control: Perceptions and Realityof Windows 10 Home Edition Update Features (PDFファイル)https://www.ndss-symposium.org/wp-content/uploads/2019/02/usec2019_02-5_Morris_paper.pdf Window
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