必要以上に長く眠ることが抑うつを引き起こす 実は寝すぎにも問題はあります。長時間睡眠のデメリットとしてよく知られているのは、抑うつです。週末に寝だめして昼ごろ起きたら、夕方くらいまでボーッとして何もやる気がしないという経験はないでしょうか。眠気を取ったはずなのにダルいのは、必要以上に長く眠ることが抑うつを引き起こすからです。 長期的に見ても、寝すぎの人は糖尿病や高血圧などの罹患率が高いことがわかっています。ただ、長時間睡眠と疾患の因果関係ははっきりしていません。たとえば他の要因で脳血管障害になった人は、日中の活動量が低くなります。また、うつ病の素因がある人は、発病に先行して臥床時間が長い傾向が認められたのかもしれません。つまり、寝すぎがダメと決めつけるのは早計ですが、長時間眠れるのは何らかの不調のサインかもしれません。 ところで、一日に必要な睡眠時間は8時間という説がまことしやかに囁かれて
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