2020年東京五輪・パラリンピックの公式エンブレムが白紙撤回された問題で、桜のリースをかたどった招致ロゴの使用を望む声があることについて、大会組織委員会は3日、国会内で開かれた民主党会合で「招致ロゴを引き続き使うことは現時点では考えていない」と説明。新たなエンブレムを再公募で選ぶ考えを重ねて示した。 桜をモチーフに美大生(当時)が作成した招致ロゴは、佐野研二郎氏のエンブレムが公表される7月24日まで組織委や東京都が使用。民主党の国会議員からは「すばらしいデザイン。これをベースにエンブレムを作成することはできないのか」などの提案が相次いでいた。 だが、組織委によると、エンブレムについては国際オリンピック委員会(IOC)の規定で、(1)招致ロゴに代わるもの(2)発表まで機密事項として管理する(3)パラリンピック版と補完的でありながら区別できるもの-と定められており、「すでに発表されたデザインを