体罰を受けた生徒が自殺した桜宮高校。大阪市の監察チームは、歴代2校長らの責任を指摘した=大阪市都島区(写真:産経新聞) 大阪市立桜宮高校の体罰問題を受け、今春入試で募集が中止された同校の体育系2科について、市教委が、両科を統合して「スポーツ科学科(仮称)」を創設する方針を決めたことが11日、分かった。新学科は「体罰に頼らないスポーツ指導者の育成」などが目的で、来春から新入生を募集する予定。今後、市教育委員会議で正式に決定される。 【フォト】判決が示した部活「柔道死」の中身 残った遺族の不信感 新学科は、サイエンス▽コーチング▽アスリート−の3コースで、定員は各40人を想定。1年間は共通のカリキュラムで学び、2年生からコース別に分かれる。 同校には、体育科(定員80人)とスポーツ健康科学科(同40人)が設置されていたが、体罰問題の発覚後、橋下徹市長が「体罰を黙認した学校の伝統を断ち切る」