急に降り始めた雨に負け、つい買ってしまうビニール傘。飛び込み先のコンビニによって、勝ち負けはあるのだろうか? 大手コンビニ5店から買い集めたビニール傘を、服飾ライターの倉野路凡氏とともに検証した。 まずは耐久性を左右する骨の素材と構造を確認。構造は「どれも同じ工場製?」と首をひねってしまうほど、ほぼ同じ。材質も大半がスチールだったが、セブン-イレブンだけは親骨の一部にグラスファイバーを使用していた。 「しなりが効いて耐久性も強いので、台風にも耐えうるでしょう。使い捨てと言わず、長く使えるはず」 ビニール傘にデザインを求める人は少数だろうが、この点でもセブン製品は高評価。ハンドルや石突(先端)のラインがシュッとしている。デザインについては、角ばったハンドルが個性的なマツキヨ製品も捨てがたい。 しかし何より、編集部と倉野氏を唸らせたのは、セブン製品の隋所に見られる細やかなものづくり精神。 「<