EVENT | 2019/04/02 Apple、Googleなど世界を席巻する5大IT企業の収益構造をグラフ化してみたら、意外な違いが見えてきた 文:岩見旦 Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoftの5大IT企業が世界を席巻... 文:岩見旦 Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoftの5大IT企業が世界を席巻している。この5社の年間売上高の合計は約8000億ドル(約88兆円)であり、この額はサウジアラビアのGDPを上回る。 「GAFA」、あるいは「GAFAM」として一括りにされがちなこれらの企業だが、収益構造はまったく異なる。 Visual Capitalistが制作した、この5社の収益構造のグラフを紹介する。 Apple:年間売上高2656億ドル、純利益595億ドル 世界で最も売上高の大きい企業であるApple。そ
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます ある企業の行動原理を知りたければ、金銭の流れを追えばいい。 この数年間、コンピューティング業界の3大公開企業が米証券取引委員会に提出している報告書を筆者が調べているのは、そのためだ(過去の状況を知りたければ、2012年と2014年の記事を参照してほしい)。 3社すべてが、2016年1月に報告書を提出している。Googleの親会社であるAlphabetの会計年度は、12月31日が年度末であるため、1月に提出されたのは年次決算報告書である10-Kだった。このため、同社の事業については通年の売上高に基づいて検証することができた。AppleとMicrosoftについては会計年度の時期が異なるため、四半期報告書である10-Qを使用した。 以下に示
iOS 9ではWebサービスを使用するアプリのセキュリティーを高めるためにApp Transport Security(ATS)と呼ばれる機能が導入されるのだが、Google Mobile Ads SDKを使用するiOSアプリ開発者に対し、GoogleがATSを無効化する手順を紹介したことで批判を受けている(Google — Ads Developer Blogの記事、 9to5Macの記事、 Re/codeの記事、 Motherboardの記事)。 ATSのデフォルトでは、アプリがWebサーバーに接続するにはHTTPSが必須となる。しかし、すべてのモバイル広告がHTTPS化されているわけでないので、一部の広告がアプリ内で表示されない可能性がある。Appleは「App Transport Security Technote」で例外のドメインを設定する手順を説明しているが、GoogleではH
このところ先進的なネット企業の業績に変調の兆しが出てきている。ネット広告を主な収益源とする企業にその傾向が顕著である。 短文投稿サイトの米ツイッターが4月28日に発表した2015年第1四半期の決算は、売上高が4億3590万ドル(約523億円)となり、前四半期を10%も下回った。閲覧数の伸びが急低下していると考えられ、同社の成長に陰りが出てきたとみる市場関係者は少なくない。 業績の変調はツイッターだけにとどまらない。グーグルやフェイスブックなど、広告を主な収益源とするネット企業の決算は総じて冴えない。これらの企業は全世界規模で利用者を抱えており、各社の業績推移は、グローバルなネット利用状況の代理変数と捉えることができる。スマホの普及によるネット人口の拡大と、それに伴う広告収入の伸びを前提とした従来の成長モデルは曲がり角を迎えつつある。 各社は研究開発を加速させ、次のイノベーションを模索してい
2014年10月22日水曜日 崩壊などと大げさに騒がれているものの、実際はほとんどのテクノロジ系の大手企業、特にプラットフォームプロバイダは、その座を追われたわけではなく、影が薄くなっただけです。例えばIBMは50年もメインフレームの販売とサービスの提供を順調に続けています(ただしIBMは現在 深刻なトラブルに陥っています ( メンバーのみ ))。とは言え、PCの時代にIBMはMicrosoftの陰に隠れてしまいました。 メインフレームは今も存続可能なビジネスです。ただ、PCよりも規模がずっと小さいだけです。 同じことがMicrosoftにも起こりました。WindowsはいまだにPCを支配しており ^(1) 、おそらく、しばらくはこの状態が続くでしょう(ただし、その土台には確実にIBMと同じようなひび割れが生じていますが)。会社は安泰です。しかしPCはスマートフォンの台頭により陰りが生じ、
ちょっと前の記事だが、以下の記事がおもしろかった。 これまでPCではWebブラウザのクッキー主体で行っていたユーザートラッキングを、モバイルファーストからモバイルオンリーにシフトしていくなかでどのように行っていくか、というGoogle/Apple/Facebookの戦略がかいま見える良い記事。 Google vs Apple まず、上の記事の理解として重要なのが、広告が主な収入源のGoogle/Facebookと違って、Appleは基本的には広告を主な収入源としておらず、デバイスを売ることが主な収入源であること。このことに関しては、以下の記事がおもしろくて、MSのCEOサティア・ナデラが以下のように述べている。 MicrosoftのCEO、サティア・ナデラ、Apple、Googleと比較して自社の本質を的確に指摘 | TechCrunch Japan 私はApple、Google、Micr
米Googleは11月20日(現地時間)、Webサイトに寄付することでそのサイトの広告を非表示にできるサービス「Contributor by Google」を立ち上げた。まずは招待制で、米Mashableなど幾つかのメディア系サイトが参加している。 寄付したWebサイトではGoogle AdSenseの広告が表示されなくなり、広告スペースにはContributor(貢献者という意味)へのシンプルな謝辞が表示される。 Contributorになったユーザーは、寄付する月額を1~3ドルで設定し、サポートするWebサイトを決める。決済方法は明記されていないが、GoogleアカウントのGoogle Walletで行うようだ。 訪問者は目にうるさい動画広告などに煩わされることなくコンテンツに集中できるようになり、Webパブリッシャー側は広告以外の収入源を(わずかながら)獲得できる。 Googleは先
グーグルのオープンソース戦略の落とし穴 これほど1つのツイートが真相を物語った、あるいは某ベンダーにとって破壊的な存在となったことも珍しいかもしれない。数年前、スティーブ・ジョブズがAndroidは実際にはオープンなプラットフォームではないと批判した際、グーグルのアンディ・ルービンはそれに対して「誰もがコードを入手して変更することができ、それを“オープン(公開)”できるAndroidこそ、真の意味でのオープンだ」とツイートした。 残念ながら、多くのOEMがこのルービンの言葉を真に受けてしまったようだ。 現在、グーグルのAndroidビジネスは大盛況だ。しかしAndroid自体のフラグメンテーション(分裂)によって、アプリ開発者のエコシステムはもちろん、グーグル自体のマネタイズまでもが最小化されていることは明らかだ。最新のABI Researchのデータによれば、残念ながらこの傾向は悪化し続
[シリコンバレーの巨額買収:image] 190 億ドル(約1兆9千億円)という巨額のカネが動いたことから、シリコンバレーは WhatsApp の話題で持ち切りだ。 フェイスブックとグーグルが競ったことが火に油を注いだ。 Jessica Lessin がいささか冷めた視点から次のようにコメントしている。 The Information: “Platform or Perish” by Jessica Lessin: 21 February 2014 * * * ビジネスの視点が異なる グーグルやフェイスブックが何十億ドルも出して成長著しいアプリを買収しようと競うのをみて、ひとつ大きな疑問がある。それ以外の会社はどうしているのか、と。 As Google and Facebook vie to buy fast-growing apps for billions, I hav
2014年のハイテク業界を支配するのは、Apple、Google、Microsoftの3社だ。彼らはさまざまな分野で直接的および間接的に競合しているが、それぞれの財務的特徴は大きく異なっている。 この株式公開企業3社の違いを理解する最適な方法は、各社が四半期ごとに提出を義務付けられている詳細な財務情報を見てみることだ。筆者は2年前にこれを行ったが、状況はそれ以降変化している。GoogleはMotorola Mobilityの買収によってハードウェア分野に事業を多角化しようと試み、Microsoftは「デバイスとサービス」に集中することを目標として掲げた。 この2年間に、3社はどれほど変化したのだろうか。その答えを知るために、2013年下半期に発表された四半期決算報告書に記載されている各社の収益源を調べてみた。以下はその分析結果で、分類名は各社が自社の事業構成を定義するために使用している名称
small>By etnyk Googleは「オープンソース」という言葉を自社の製品に対して繰り返し使用するほどオープンソースにこだわりを持っていて、スマートフォンやタブレットなど携帯情報端末用の「Android」もGoogleがオープンソースで提供している無料プラットフォームの1つです。オープンソースであり無料であるならば、Googleは一体どうやってAndroidから利益を得ているのか、そのカラクリをThe Guardianが公開しています。 How Google controls Android's open-source software | Technology | theguardian.com http://www.theguardian.com/technology/2014/jan/23/how-google-controls-androids-open-source-s
一口にIT企業と言っても収益の上げ方はさまざま。そこで、IT企業を収益の上げ方によって分類するという試みを行ったサイトが登場しました。企業のサービスの種類によっても分類できるようになっています。 How do our favorite tech companies make money? http://rcs.seerinteractive.com/money/ サイトのトップはこんな感じ。よく見ると、Adobe、Amazon、Appleといった企業がアイコンで表示されています。 例えばAppleにカーソルを合わせてクリックすると…… AppleのiTunesは楽曲などの(ダウンロードに伴う)使用料によって収益を上げていることがわかるようになっています。 その他にも企業を分類する機能があり、「FILTER」という部分をクリックすると…… このような画面が現れます。企業の分類の仕方には2種類
「一人でも多くのユーザーに届けるのが、グーグルのミッション」 米グーグルのアンドロイド・グローバル・パートナーシップのディレクター、ジョン・ラーゲリン氏は、同社のタブレットについてこう説明する。同社の創設以来のミッションは、周知のように「世界中の人々が情報にアクセスできるようにすること」だが、タブレットへのアクセスもミッションに加わったようだ。「パソコンを持てない人にも使ってほしい」とラーゲリン氏は言う。 アップルのiPadに遅れること約2年半、グーグルは今夏に7型のタブレットNexus 7を発売、その後半年も経たない11月13日に、今度は10型のNexus 10を出した。アンドロイドOSを開発し、それを採用するメーカーを取りまとめてきた立場を超え、自社ブランドでハードウエアを発売したのには、メーカー各社を刺激して新製品開発を鼓舞することにとどまらず、何としても市場の成長中に、あるべきアン
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