セキュリティ企業のESETは、ハードディスク搭載PCをクラッシュさせる音響攻撃「ブルーノート」に関して注意を呼びかけた。PCのスピーカやPCの近くに置かれたスピーカからある種の音を流すだけで、PCを使用不能な状態に陥れられるという。なお、攻撃を受けるのはハードディスクなので、SSDのみを搭載しているPCはクラッシュしない。 この攻撃は、ミシガン大学と浙江大学の研究チームがデモンストレーションしたもの。音楽である音程を意味する用語“ブルーノート”と、Windowsのクラッシュ画面“ブルースクリーン”から、ブルーノート攻撃と呼ばれるようだ。 研究チームによると、音の振動でハードディスクの読み書きヘッドとプラッターがそれぞれ振動し、振幅が限界を超えるとハードディスクそのものが損傷したり、ソフトウェアが誤作動したりして、ファイルシステムが破壊されクラッシュやリブートに至るという。攻撃を実行するにあ
スマートフォンだけでなくパソコンの記憶装置としてもフラッシュメモリーが主体となってきた。HDDの役割は終わった感があるが、データセンターなどでは引き続き需要は残る。米ウエスタンデジタルがライバルに先行して、大容量化に適した新記録方式を開発した。 (日経ビジネス2017年12月25日・2018年1月1日号より転載) 「HDDはNANDフラッシュメモリーに駆逐されるんじゃないか。しばらく前には、そう思っていた。今は、当面はすみ分けられるだろうと考えている」。HDDメーカーから、こうした声が漏れ始めている。2016年から17年にかけて、NANDフラッシュメモリーの供給不足でHDDの需要が持ち直したことが一因だ。もう一つの理由は、HDDでなければならない用途が、少なくとも今後5~10年は継続するとの予測である。
クラウドストレージサービスを提供するBackblazeが、自社で運用するストレージセンターのハードディスク(HDD)の故障率データの2017年版を発表しました。総計9万台以上のHDDのモデル別データが丸わかりになっています。 2017 Hard Drive Failure Rate Comparison https://www.backblaze.com/blog/hard-drive-stats-for-2017/ 2017年末時点でBackblazeの運用するHDDは9万3240台。そのうち9万1305台がデータ保存用ストレージです。以下のデータはデータ保存用ストレージに関するエラー率です。 2017年Q4(10月から12月)のエラー率は以下の通り。なお、導入数が45台未満のモデルのデータは除外されています。一目見て際立ったエラー率をたたき出しているのがSeagateの4TBモデル「S
クラウドストレージサービスを提供しているBackblazeが、自社で運用しているハードディスク(HDD)の故障率をまとめた2017年第2四半期のレポートを公開しました。第1四半期に大量導入されたエンタープライズ向けHDDに関するデータについては、まだ運用時間が短く参考程度ではあるものの、コンシューマ向けと同等の数字が出ているとのこと。 2017 Hard Drive Reliability By Manufacturer and Model https://www.backblaze.com/blog/hard-drive-failure-stats-q2-2017/ Backblazeによると、2017年第1四半期から第2四半期の間のドライブ数変化は、4286台が置き換えられ、4921台を新規追加したので、差し引きプラス635台。合計運用台数は8万3151台となりました。 運用しているH
「ハードディスクからファイルが読み取れなくなった」。ユーザーから見て同じように見えるデータ消失の背後では、精密機械のハードウエアからOSやファイルを構成するデータといったソフトウエアまで、様々な破損が起きている。データ復旧の事前知識として、どうやってデータは“消える”のかを見ていこう。 ハードディスクのどこが壊れるのか ハードディスクは、ガラスやアルミの円盤(ディスク)に磁性体を塗布した媒体(プラッター)を回転させ、N極とS極に磁化する磁気ヘッドで読み書きする記録装置だ。2017年6月時点でプラッターは1枚で最大1.5Tバイトの容量があり、1Tバイト超のハードディスクはプラッターの両面を複数の磁気ヘッドで読み書きする。
ハードディスクの寿命 仕事柄、パソコンのデータの保存はクラウドかハードディスクが多いです。 クラウドはネット上にあるディスクであり、やはりその大半はハードディスクです。 要はネット上にあるハードディスクを使うか、自宅や職場にあるハードディスクを使うかの違いであり、どっちにしても、ハードディスクを使うのです。 最近はSSDも増えてきましたが、まだまだ発展途上で容量も少なく高価ですからね。 ハードディスクは歴史が長く、こなれた技術であるんですが、それでもまだまだ進化しています。 容量も年々、大きくなっています。 そんな誰もが関わっているであろうハードディスクですが、最大の欠点が、寿命によるクラッシュ。 とにかく、クラッシュしたら、かなりの高確率で保存したデータがダメになります。 一部が読めなくなったり全部が読めなくなったり。 と言うことは、容量が大きくなればなるほど、クラッシュしたときのダメー
フランス国内の軍需・民需を問わずに原子力の開発応用を推進する政府機関「Commissariat à l’énergie atomique et aux énergies alternatives(CEA)」が、新しいスーパーパソコン用のストレージとして、Seagateの「ClusterStor L300」を導入すると発表しました。 CEA (French Alternative Energies and Atomic Energy Commission) Implements Seagate ClusterStor High Performance Storage | Business Wire http://www.businesswire.com/news/home/20160114005037/en/CEA-French-Alternative-Energies-Atomic-Ene
SSDは、データ読み書きスピードや静粛性、耐衝撃性、省電力性、省スペース性など、多くの面でHDDを上回っている。ただ唯一の欠点は高価なことだ。以前より安くなったとはいえ、1TバイトSSDの市場価格はいまだに同容量のHDDの7倍以上することも珍しくない。しかし、この欠点もいずれ解消されるだろう――そんなレポートが発表された。 台湾の市場調査会社TrendForceがこのほど発表したレポートによると、SSDの1Gバイト当たりの価格は2012年に99セントだったのが15年には39セントと、四半期で10%以上のペースで急落しているのに対し、HDDは同期間で9セントから6セントとほぼ変わっていないという。またHDDの技術革新は17年まで進まず、今後も大幅な価格低下は見込めないとみている。 一方、SSDの1Gバイト当たりの単価は16年に24セント、17年に17セントまで落ちると予想している。単価下落に
膨大な量のデータを小型の機体に保存できるハードディスクドライブ(HDD)は、PCに内蔵されていたり外付けのストレージとして使用されていたりと、現代人の生活に浸透しています。そんなハードディスクは一体どのようにデータを読み書きしているのかが分かるムービー「How do hard drives work?」を、教育系ムービーを多数制作しているTED Edが公開しています。 How do hard drives work? - Kanawat Senanan - YouTube 地上から1mmの高さで、25秒で地球を1周する飛行機を思い浮かべてみてください。 この地球を手のひらサイズに縮めたものが、「HDDの世界」です。 一体、どうやって大量のデータを小さな機体に保存しているのでしょうか? HDDの内部には、高速で回転するディスク(プラッタ)が何枚も重なっています。 それぞれのディスクの表面では
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く