新学期に向け、若年層向けのパソコン(PC)商戦が活況を呈している。スマートフォンの普及などでPCを使いこなせない若者が多いことを踏まえ、現役大学生の要望をデザインなどに反映させるほか、軽量化や長時間駆動を実現し、堅牢(けんろう)性なども高めた。PC市場の縮小傾向が続くなか、各メーカーは若年層をターゲットにした商品で巻き返しを図る。 NECレノボグループのNECパーソナルコンピュータのノートPC「ラヴィ ノートモバイル」(税別想定価格、10万4800円前後~)は、企業と商品企画などを行う大学生コミュニティーとのコラボレーションで現役女子大生の要望を反映した。 教室やカフェのインテリアに合うよう、パールホワイト、アクアブルー、パールブラックの3色をそろえた。11.6型で重さ約904グラム、B5サイズのクリアファイル並みのコンパクト化を実現し、持ち運びにも便利だ。 富士通のノートPC「ライ