HTML5では、クライアント=サーバー間の通信に関する技術も追加されています。それが「WebSocket」と呼ばれるものです。これにより、Webブラウザからサーバーに、JavaScriptで通信することが可能になります。 ……なんて説明すると、「えっ、今までもAjaxとかでできたはずじゃ?」と思うかも知れません。確かにAjaxを利用すれば、JavaScriptを利用してクライアント(Webブラウザ)からサーバーに通信をすることができます。しかし、Ajaxによる通信は、それほど高度なものではないのです。 Ajax通信は、単に「クライアントからサーバーにアクセスし、結果を受け取って終わり」ということしかできません。どういうことかというと、「通信を維持し続けることができない」ということなのです。中には、Cometと呼ばれる技術などのように、Ajaxを巧みに利用して通信し続けるようなものも登場して