オムニコムグループのインフルエンサー・マーケティング専門会社ブルーカレント・ジャパンが、この8月に設立された。アメリカで2年前に生まれた会社の日本オフィスだが、設立とほぼ同時に発表されたのが、ネット時代の消費に影響を及ぼす「個人インフルエンサー」の実態を探る調査だ。インフルエンサーのメディア接触と新聞の評価を中心に聞いた。 インフルエンサー(influencer)は、「影響力を及ぼす人や事物。世間に大きな影響力をもつ人」ということだが、最近は購入決定に重要な影響を与える口コミ発信者の存在が注目されるようになった。ただ、ここ数年は、こうした「個人インフルエンサー」からどう口コミを起こすかに関心が集まっていた。 「これまで消費に影響力があると言われていたインフルエンサーはメディアや専門家です。それに加えて、最近はブログなどで発言力を持った個人インフルエンサーが大量発生している。