「弱音をはける場所はここしかない」「どんなネガティブなことを書いてもコメントがつくと救われる」──「引きこもり」の20代の女性を自称するユーザーが書いた「ネガティブな」日記には、ネット上の友人「マイ引きこもり」からの「元気出して!」、「何も考えずに好きなことをすれば良い」といった暖かい応援コメントが投稿される。 ここは「引きこもりのためのSNS」をうたう「hixi」(ヒッキー)。トップページには「ここにもう一度私たちの帰る場所を作りましょう!」とある。 「hixi」は5月上旬に立ち上げられ、会員数は1週間で1700人を突破したという。SNSとは、人と人とのつながりを促進・サポートするためのコミュニティー型のWebサービスだ。私は、そのような性質のSNSと他人との交流を避ける傾向にあるひきこもりとの融合に違和感を覚えた。会員は本当にひきこもっているのか? 調べてみることにした。(早稲田大学大
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