インターネット検索最大手の米グーグルは7日、パソコン用の基本ソフト(OS)を開発すると発表した。機能を絞った低価格の「ネットブック」に10年後半にも搭載される。無償提供され、ネット利用もしやすくなるとされ、OSで独走する米マイクロソフト(MS)には脅威になる。 開発するOSは「グーグル・クロームOS」。同社が無償で提供している閲覧ソフト(ブラウザー)の「クローム」の技術を活用。技術仕様を年内に公開し、他社の開発者などと共同で開発を進める。グーグルが提供する他のサービスと同様に無償で公開され、パソコンの価格の低下にもつながりそうだ。 グーグルのOSには、携帯電話向けの「アンドロイド」があるが、新しいOSは、パソコンを想定した「新しいプロジェクト」としている。 発表によると、「数秒で起動してウェブにつながる」という軽快な操作や高い安全性を特徴にする。グーグルが得意とする、ネット上の各種サ