またしても著作権にからむGoogleの戦いが、クローズアップされている。今月になって、大手の新聞社と通信社が次々にGoogleを代表とするニュースアグリゲーションサービスを攻撃。“ただ乗り”批判が再燃しているのだ。検索サービスと新聞社の対立は新しい話ではないが、今回は不況下であえぐ新聞社側の事情もあり、その声は悲鳴にも似ている。 口火を切ったのは、News Corp.のCEOで“メディア王”のRupert Murdoch氏だ。Murdoch氏は4月2日、米国で開かれた業界イベント「Cable Show」で講演し、「Googleがわれわれの著作権を盗むのをこのままにしておいてよいのか」と不満を露わにした。Googleがニュースサイトのコンテンツを収集・集約して公開しているニュースアグリゲーションサービス「Google News」への批判である。これに先立つ3月31日には、英Guardian紙