昔から憧れているお刺身がある。それは魚ではなくて、タケノコの刺身。マンガで読んだのだかテレビでみたのだかよく覚えていないが、掘りたてのタケノコを刺身で食べるというのをやってみたいのだ。 竹林にいって自分でタケノコを掘り、それをその場で刺身にしたら、さぞ美味しいことだろう。 ただ残念なことに、竹林を所有している知り合いがいなかったのでその夢は実現しなかったのだが、ようやく友人の友人のおばあちゃんが所有する竹林でタケノコを掘ってもいいということになった。すばらしい。 (text by 玉置 豊) おばあちゃんの竹林へ タケノコを掘っていいというおばあちゃんの家は茨城県。朝早く掘ったほうがエグみが少ないらしいので、早起きをしてやってきた。 このおばあちゃんとは今日が初対面なのだが、子供の頃にお年玉をもらったり、駄菓子を買ってもらったような気がしてくる素敵なおばあちゃんである。