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ブックマーク / realsound.jp (19)

  • 『ぼざろ』『ガルクラ』などに見るガールズバンド作品の再興──劇中バンド×音楽シーンのクロス現象が鍵に

    近年のアニメシーンにおけるガールズバンド作品への注目度の高さはもはや周知の事実だろう。2022年放送の『ぼっち・ざ・ろっく!』(TOKYO MXほか)に始まり、2023年放送の『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』(TOKYO MX/ABEMA)、そして2024年放送の『ガールズバンドクライ』(TOKYO MXほか)。この潮流に、2010年前後の『けいおん!』シリーズ(TBS系)によるムーブメントや、さらに遡ればアニメ『涼宮ハルヒの憂』(チバテレビほか)内の文化祭ライブシーンが注目を集めた時代を思い起こした人もきっと多いはずだ。 時代は巡る。様々なカルチャーでリバイバル現象が近年勃発する中、いわゆるアニメにおいてもガールズバンド作品の再流行が起こっていると見ていいだろう。だが、過去のブームと異なる点として、今回の注目度の高まりには現実の邦楽バンドシーンとの異文化交流とも

    『ぼざろ』『ガルクラ』などに見るガールズバンド作品の再興──劇中バンド×音楽シーンのクロス現象が鍵に
    srgy
    srgy 2024/07/18
  • 『ガルクラ』『数分間のエールを』は日本アニメの“到達点”に 3DCGで追求した手描きの良さ

    「日はアニメの国」だと世界的なイメージとなっているが、その歴史も特徴も、世界のアニメーションの流に位置していたというよりは、独自の表現スタイルを突き詰めることで支持を拡げてきた。 例えば、世界的にアニメーション制作は現在、3DCGを用いることが一般的だが、日は手描きの作画が主流である。 そんな日でも3DCGアニメーションは制作されている。だが、手描きアニメの国ゆえに、常に「手描きの作画と比べてどうなのか」という視点で議論される宿命にある。その議論ゆえなのか、日の3DCGアニメはかなり特異な方向へと発展している。「手描きアニメのエッセンスをいかに取り入れるのか」という課題に挑み続け、来なら1秒24フレームで全身を動かすフルアニメーション表現も可能なところ、敢えてリミテッドな表現の魅力を追求し、立体的な造形物であることを強調するよりも、2Dっぽいルックに見せる努力をしてみたりなど、

    『ガルクラ』『数分間のエールを』は日本アニメの“到達点”に 3DCGで追求した手描きの良さ
    srgy
    srgy 2024/06/18
    数分間のエールをには感動した。特に主人公のPCがブルースクリーンに見舞われたシーンは涙なしには観られなかった(本当にある)
  • 【漫画】村人たちが崇めていたのはあの巨大ロボ? 文明が滅んだ世界を描いた漫画がおもしろい

    文明が滅んだ世界を舞台とした漫画『仲なおりのおまじない』が2023年8月、X(旧Twitter)に投稿された。とおい未来の世界にはガンダム像や“草”というネットスラングなど、なじみ深いものが多く登場するが、主人公たちは少し異なる認識をしているようで……。 現代と未来の認識のズレに可笑しさを感じてしまう作はどのように創作されたのか。作者・ナカマチさん(@nakamachi_keiji)に話を聞いた。(あんどうまこと) 気になる作品はこちら

    【漫画】村人たちが崇めていたのはあの巨大ロボ? 文明が滅んだ世界を描いた漫画がおもしろい
    srgy
    srgy 2023/09/09
    普段なにげなく使ってるGigaViewerがいかに使いやすいかを実感した…(漫画は面白かった)
  • 石川界人×瀬戸麻沙美×久保ユリカが語る『青ブタ』の魅力 「全員が作品を愛している」

    アニメ『青春ブタ野郎』シリーズの続編が、4年ぶりに劇場アニメ『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』としてアニメ化された。シリーズに触れたことがない人にとっては突飛な作品のように思えてしまうタイトルだが、“青春”に迷い、悩み抜く主人公たちの葛藤に思わず感情移入してしまう名作だ。 原作、TVアニメシリーズファンにとっても待望の劇場版だったが、作はなぜここまで大きな熱狂が集まるのだろうか。主人公の梓川咲太役を演じる石川界人、桜島麻衣役を演じる瀬戸麻沙美、梓川花楓役を演じる久保ユリカに、役作りから作品に対しての想いまでを聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】 スタッフからファンまで全ての人に愛された作品の魅力 石川界人 ーーシリーズが4年ぶりにアニメ化されることについて、率直にどう感じていますか? 石川界人(以下、石川):非常に嬉しい気持ちでいっぱいで

    石川界人×瀬戸麻沙美×久保ユリカが語る『青ブタ』の魅力 「全員が作品を愛している」
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    srgy 2023/07/22
    P2 石川“「とにかく今は花楓の未来に目を向けよう、やりたいことをやらせてやろう」となっている。でもそれが素直な心からの応援なのかと言われたら、多分一言じゃ説明しきれない、そういう迷いをずっと抱えた状態”
  • 『夏へのトンネル、さよならの出口』はなぜ3度も“トレイン・ミーツ・ディア”を描いたのか?

    「えー、ただいま、前の電車が鹿と接触したため大幅な遅延が発生しております。お急ぎのところ大変ご迷惑をおかけしますが、しばらくお待ちください」 『夏へのトンネル、さよならの出口』の物語はそんな「よくあるアナウンス」から始まる。 青春映画は「ボーイ・ミーツ・ガール」で始まるとよく言うが、作の場合は「トレイン・ミーツ・ディア」というわけだ。 映画『夏へのトンネル、さよならの出口』は、2019年にガガガ文庫から発売された八目迷著の同名の小説映画化した作品である。 監督・脚を担当したのは、2022年秋より放送がスタートする『BLEACH 千年血戦篇』でも監督を務めることで知られる田口智久監督だ。また、アニメーション制作を『映画大好きポンポさん』で注目を集めたCLAPが担当しており、美麗な背景描写やCG処理へのこだわりは作でも健在であった。 では、作品の内容の方に話題を移していこう。 小説原作

    『夏へのトンネル、さよならの出口』はなぜ3度も“トレイン・ミーツ・ディア”を描いたのか?
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    srgy 2022/09/19
    記事タイトルについては、監督が他サイトの記事のインタビューで答えてる https://akiba-souken.com/article/58140/?page=2 “駅のホームが主役2人にとって象徴的な場所となるよう、全体の構成を考えていったんです。”
  • 「名前」で客が呼べない外国映画 『DUNE/デューン』の不発が突きつけるもの

    先週末の動員ランキングは、『燃えよ剣』が土日2日間で動員15万4000人、興収2億1400万円をあげて初登場1位となった。初日から3日間の累計は3日間で動員20万9502人&興収2億8734万5250円。東宝とアスミック・エースの共同配給、司馬遼太郎原作、監督・脚は原田眞人、岡田准一主演という座組での作品は2017年8月公開の『関ヶ原』以来。『関ヶ原』の公開時期は夏休み中、さらにその当時の国内メジャー作品は金曜日公開ではなく土曜日公開だったので単純な比較はできないが、初週土日2日間の成績では、今回の『燃えよ剣』は『関ヶ原』(最終興収24億円)の約54%という数字。当初の公開予定日だった2020年5月22日から、約1年半という大幅な延期を経ての公開となったことも、少なからず影響しているだろう。 外国映画ファンにとって肩透かしの成績となってしまったのは、土日2日間の動員が9万1000人、興収

    「名前」で客が呼べない外国映画 『DUNE/デューン』の不発が突きつけるもの
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    srgy 2021/10/21
    名前で呼んではいけないあの映画
  • 細田守と新海誠は、“国民的作家”として対照的な方向へ 2010年代のアニメ映画を振り返る評論家座談会【前編】

    細田守と新海誠は、“国民的作家”として対照的な方向へ 2010年代のアニメ映画を振り返る評論家座談会【前編】 年が明け2020年に突入。同時に2010年代という時代も終わりを迎えた。リアルサウンド映画部では、この10年間のアニメーション映画を振り返るために、レギュラー執筆陣より、アニメ評論家の藤津亮太氏、映画ライターの杉穂高氏、批評家・跡見学園女子大学文学部専任講師の渡邉大輔氏を迎えて、座談会を開催。 前編では、細田守や新海誠など、今や国民的作家となったアニメーション監督に注目。なお、後日公開予定の後編では、「ポスト宮崎駿」をめぐる議論の変容や女性作家の躍進、SNSとアニメーションの関係性について語り合っている。(編集部) 最初の地殻変動は2012年 ーー2014年に『アナと雪の女王』と2016年に『君の名は。』と、2010年代に入ってから、興行収入が200億を超える作品が出てくるように

    細田守と新海誠は、“国民的作家”として対照的な方向へ 2010年代のアニメ映画を振り返る評論家座談会【前編】
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    srgy 2020/01/13
    「えっ」と思って計算してみたけど、時かけ~未来のミライの5作品の興収総額が148.6億円で、12/10時点での天気の子の興収140.2億円よりはまだ若干多いみたいです
  • 架空の昭和を描いた『空想東京百景』シリーズ、最新作で令和を舞台にした意味とは?

    「令和」という元号が発表になった時、一字が共通することから「昭和」を思い浮かべた人もいたという。間には30年と少し続いた「平成」があるから、単に字面が似ているだけで、「令和」の景色に「昭和」が重なって見えることはないはずだが、そんな令和元年が始まった2019年5月を起点として始まる、ゆずはらとしゆき著、toi8作画の『メトロポリス探偵社 空想東京百景〈令〉』(LINE文庫)を読み始めると、昭和という時代がそこに浮かんで見える。 それは、『メトロポリス探偵社 空想東京百景〈令〉』の大元にあたる『空想東京百景』のシリーズが、昭和という時代のアイコンでありガジェットであり、社会であり経済であり風俗であり文化といったものをかき集めて煮詰めたような、高濃度の “昭和らしさ”を持った舞台を仕立て上げていたからだ。 昭和20年8月10日に東京へと落とされた「3発目の新型爆弾」は、ウランやプルトニウムでは

    架空の昭和を描いた『空想東京百景』シリーズ、最新作で令和を舞台にした意味とは?
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    srgy 2019/12/24
    “若さを求め続けるアイドル声優たちによって結成されたカルト教団〈永遠の14歳〉” おいおい
  • 脚本家・吉田玲子が語る、『きみと、波にのれたら』湯浅政明監督との2度目のタッグで描いたもの

    映画『きみと、波にのれたら』が6月21日より公開されている。 作は、映画『夜明け告げるルーのうた』や『夜は短し歩けよ乙女』、Netflixで全世界配信中の『DEVILMAN crybaby』など、数々の話題作を世に送り出す湯浅政明監督の最新作。海辺の街を舞台に、消防士の青年・港とサーファーの大学生・ひな子の青春ラブストーリーが繰り広げられる。GENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太が港役、川栄李奈がひな子役でW主演を務め、重要なキャラクターとして、松穂香と伊藤健太郎が出演する。 今回リアルサウンド映画部では、『夜明け告げるルーのうた』に続き、湯浅監督と2度目のタッグを組んだ脚家の吉田玲子にインタビューを行った。『けいおん!』『ガールズ&パンツァー』をはじめ数々のヒット作品を手がける吉田氏に、作の企画段階から、脚のアプローチの仕方など語ってもらった。 「湯

    脚本家・吉田玲子が語る、『きみと、波にのれたら』湯浅政明監督との2度目のタッグで描いたもの
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    srgy 2019/06/21
    これは本当に素晴らしかった。(恥ずかしながら湯浅作品未見だったのもあって)全然期待せずに観に行ったけど、個人的には上半期…いや、もしかしたら今年のベスト映画になるかもしれない。
  • 『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』『ガルパン』……傑作を生み出す脚本家・吉田玲子とは

    とは、作品の設計図である。設計図が狂っていたらどんな建物も建たないのと同じで、しっかりした脚がなければ、映画もアニメも作れない。映画学校時代、「良い脚を悪い映画にすることはできる、しかし悪い脚を良い映画にはできない」と口酸っぱく講師に言われたことを覚えている。 今、日のアニメ界で最も信頼できる脚家は誰か、と問われれば筆者は「吉田玲子」と即答する。花田十輝も横手美智子も小林靖子も岡田麿里も素晴らしいが、設計図としての脚の安定感が図抜けており、ジャンルを問わず高水準の作品を産み出し続けている。 『映画 聲の形』『リズと青い鳥』などの山田尚子作品、青春映画『夜明け告げるルーのうた』、児童文学の映画化『若おかみは小学生!』や『かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ』、戦車や戦艦のバトルもの『ガールズ&パンツァー』と『ハイスクール・フリート』、女性に人気のスポーツもの『弱虫ペダ

    『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』『ガルパン』……傑作を生み出す脚本家・吉田玲子とは
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    srgy 2019/01/20
  • 映画館の“良い席”ってどこだ? 座席選びから見える鑑賞者の人生観|Real Sound|リアルサウンド 映画部

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】等で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第34回は“映画館の良い席ってどこだ?”ということについて。 「良い席、まだ空いてますか?」 お客様からそう聞かれるのは、映画館スタッフあるあるのひとつ。聞かれたスタッフは「良い席なんて人それぞれだからなあ」と思いつつ、混んでいるときなら、たいていこんな答えが返ってくるんじゃないでしょうか。 「今からですと、前の方“しか”空いてないですね」 「ちょっと見上げる席に“なってしまい“ます」 ちょっと待った! 僕は誰一人観客がいなかったとしても、最前列か2列目に座るんだよ。見上げる席って、そもそも映画は見上げるもの、それが作品への敬意の表し方。『ニュー・シネマ・パラダイス』で主人公のトト少年がスクリーンを見下ろしている画なんか、様にならないでし

    映画館の“良い席”ってどこだ? 座席選びから見える鑑賞者の人生観|Real Sound|リアルサウンド 映画部
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    srgy 2018/12/02
    前から3列目か4列目で、真正面より1席分くらい左が好き
  • 少女の通過儀礼から無我の境地までも描く 『若おかみは小学生!』がもたらす極上の映画体験

    素晴らしい映画だ。快活で、情緒豊かで、含蓄がある。少女の通過儀礼というありふれた物語設定から、「森羅万象に神が宿る」とする神道的な精神性に加え、仏教の無我の境地まで描く離れ業をやってのけている。一流の職人たちの丁寧な技術も堪能できる、極上の映画体験である。 内容に触れる前に一つだけ、作を巡る、「この映画は子供向けか大人向けか」という議論について書いておきたい。 結論から言うと、この映画は特定の年齢層に向けられた作品ではない。アニメーションが誰のための技術なのか、所詮子ども向けであり大人が観るものではないのではないか、という物言いは昔からあった。ウォルト・ディズニーはそれをくつがえすために『ファンタジア』を作って、アニメーションも芸術になれることを見せようとした。 日でも同様の問いは長いことあり続けたが、スタジオジブリはこの問いに真っ向から答えてみせた。宮崎駿は『天空の城ラピュタ』の企画

    少女の通過儀礼から無我の境地までも描く 『若おかみは小学生!』がもたらす極上の映画体験
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    srgy 2018/10/14
    最初にこのレビュー読んだときは「深読みし過ぎでは…?」とか思ったけど、よく見たら “温泉で死んでいる蛾をすくい取る時” に、掬った蛾を受ける新聞紙に「命に貴賤はない」って書いてて「すげー」ってなった
  • アニメーションはふたたび時代を体現するジャンルへ 今夏アニメの“子ども”と“動物”の意味を考察

    「アクタント」の氾濫 今回、編集部からこの夏公開された3の劇場アニメーション映画――スタジオ地図/細田守監督の『未来のミライ』、スタジオコロリド/石田祐康監督の『ペンギン・ハイウェイ』、そして、スタジオポノック/米林宏昌・百瀬義行・山下明彦監督のオムニバス『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』(『カニーニとカニーノ』『サムライエッグ』『透明人間』)について、この3作に共通して登場する「子ども」と「動物」の位置づけをめぐるレビューを依頼された。 それぞれの作品におけるこれらふたつのモティーフが具体的にどのように表現され、意味づけられているかを綿密にたどるにはそれなりの分量が必要だが、ここでは、おもに『君の名は。』以降に活況を呈す現代アニメーションの新たなパラダイムから、これらふたつのモティーフの登場にぼくたちが見いだせる意味について、おおまかに論点をひとつ、出してみることで満足したい。

    アニメーションはふたたび時代を体現するジャンルへ 今夏アニメの“子ども”と“動物”の意味を考察
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    srgy 2018/10/13
  • 『若おかみは小学生!』9月映画化 TVアニメ版と同じく小林星蘭、松田颯水、水樹奈々らが声優出演|Real Sound|リアルサウンド 映画部

    『講談社青い鳥文庫』で累計発行部数300万部を記録する人気シリーズ『若おかみは小学生!』が映画化され、9月にTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国公開されることが決定した。 作は、交通事故で両親を亡くし、祖母の温泉旅館・春の屋で暮らすことになった小学6年生の女の子・おっこ(関織子)が、ユーレイのウリ坊(立売誠)やライバルの秋野真月に助けられながら、次々とやってくる変わったお客様をもてなすために、若おかみとして毎日奮闘する模様を描いた物語。 株式会社ディー・エル・イー(以下DLE)と、株式会社講談社(以下講談社)が共同幹事を務め、アニメーション制作はDLEと、マッドハウスが担当する。 同原作シリーズはTVアニメーションとしても4月8日よりテレビ東京6局ネットで放送がスタート。劇場版では、原作とTVシリーズで描かれなかった両親とおっこの物語が明かされる。 声優には、TVアニメ版に引き続き、主人公

    『若おかみは小学生!』9月映画化 TVアニメ版と同じく小林星蘭、松田颯水、水樹奈々らが声優出演|Real Sound|リアルサウンド 映画部
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    srgy 2018/10/13
  • 公開3週目にして動員アップ中の『若おかみは小学生!』  ネット発ヒットの可能性と限界

    先週末の映画動員ランキングは人気ゲームアプリ『モンスターストライク』の劇場版の2作目『モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ』が、土日2日間で動員11万5000人、興収1億5100万円をあげて初登場1位に。2016年12月公開の前作『モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ』ほどの勢いはないものの、「映画館での無料ガチャ」、劇場の客席で入手できる「来場者特典アイテム」などの特典効果もあって、祝日となった7日(月)までの公開4日間では動員20万人、興収2億5600万円と安定した好成績を収めている。同ゲームアプリ自体の人気が継続するかどうかにもよるだろうが、今後もヒットシリーズとして定着していくかもしれない。 今週注目したいのは、トップ10ランク外ながら公開初週よりも2週目、2週目よりも3週目と、動員をじわじわ増やしている高坂希太郎監督によるアニメーション作品

    公開3週目にして動員アップ中の『若おかみは小学生!』  ネット発ヒットの可能性と限界
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    srgy 2018/10/13
    夏休み期間中に上映してれば少しは違ったのかな…。他の夏休み映画と競合するのを避けたのかもしれないけど
  • 探究心こそ人生の最高のスパイス 『ペンギン・ハイウェイ』が教えてくれる、謎に挑むことの楽しさ

    ファインマンとアオヤマ君が教えてくれるもの 人生を豊かに彩るスパイスはいろいろある。愛でもいいし友情でもいいし、エロスでもいいかもしれない。しかし、この映画を観た後、筆者は探究心こそ人生の最高のスパイスではないかと思うに至った。 映画『ペンギン・ハイウェイ』は、知的探究心がいかに人生を豊かにしてくれるのかを描いた作品だ。こまっしゃくれてちょっと理屈っぽい小学生、主人公のアオヤマ君が、近所の歯科医のお姉さん、そして市街地に突然出現したペンギンの謎を解き明かそうと奮闘する物語だ。 筆者は、半分冗談、半分気でこれを名著『ご冗談でしょう、ファインマンさん』の映画化だと言っている(もちろん森見登美彦の素晴らしい原作があることは知っています)。作が観客に与えてくれるものは、あの名著と同じものだと思うのだ。 『ご冗談でしょう、ファインマンさん』は天才物理学者リチャード・ファインマンの自伝だが、小難

    探究心こそ人生の最高のスパイス 『ペンギン・ハイウェイ』が教えてくれる、謎に挑むことの楽しさ
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    srgy 2018/08/26
  • 欠落感漂う日本の劇場長編アニメーション界の“希望の灯” 『ペンギン・ハイウェイ』を徹底解剖

    先日、カナダの都市モントリオールで開催された、ジャンル映画祭として有名な「ファンタジア国際映画祭」に行ってきた。この映画祭のアニメーション部門最優秀賞は、「コン・サトシ賞」と名付けられている。これは2010年に亡くなった日のアニメーション監督・今敏の業績に敬意を表したものだ。 そんなディープな映画祭で世界のアニメ作品と競い合い、2018年度の最優秀アニメーション賞を制覇したのが、作『ペンギン・ハイウェイ』だった。その内容を見れば受賞も納得してしまう、完成度とイマジネーションを持ちあわせた作品だ。そしてそれは、圧倒的な存在感を放ってきたスタジオジブリが継続的な制作から退き、欠落感漂う日の劇場長編アニメーション界において、希望の灯のひとつとしても評価できる、今後の可能性を感じさせるものとなっていた。 ここではそんな『ペンギン・ハイウェイ』を解剖しつつ、作品が描こうとしているものについても

    欠落感漂う日本の劇場長編アニメーション界の“希望の灯” 『ペンギン・ハイウェイ』を徹底解剖
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    srgy 2018/08/24
  • TWICE「Candy Pop」アニメMV制作秘話を京極尚彦監督が語る 「彼女たちに“ないもの”をあえて表現した」

    アジア発の9人組ガールズグループ、TWICEの最新シングル『Candy Pop』がリリースされた。この楽曲は、大切な人への気持ちを歌った、バレンタインの季節にぴったりのラブソングだ。そしてMVでは、『ラブライブ!』を筆頭にした人気アニメの監督として知られる京極尚彦監督と韓国の実写撮影チームが集結。アニメ表現と実写表現を巧みに融合させた映像の中で、TWICEメンバーがTVのスクリーンに映されたアニメの世界から現実へと飛び出して、落ち込んでいる女の子を励ましにいく様子が描かれている。日を含むアジアの3つの国と地域から選抜されたTWICEというグループの成り立ち同様、各国のクリエイターによる魅力的なコラボレーションの場となった今回のMV制作について、京極尚彦監督に聞いた。(杉山 仁) 「TWICEは“みんなに元気を与える存在”」 ――「Candy Pop」のMVはTWICEチームから京極さんに

    TWICE「Candy Pop」アニメMV制作秘話を京極尚彦監督が語る 「彼女たちに“ないもの”をあえて表現した」
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    srgy 2018/02/12
    エンタメ方面には明るくないので知らなかった。京極監督が韓国のアイドルのMVを3Dで……というとプリリズDMFのPURETTYを思い出す
  • なぜ真の女性ヒーロー映画が登場するまで40年かかったのか? 『ワンダーウーマン』の画期性

    ついに、ついに、真の女性ヒーロー映画が誕生した。 ここまで長かった。1978年の『スーパーマン』から数えればヒーロー映画歴史は今年で40年。その間、女性ヒーロー映画はずっと暗黒の歴史だった。1984年の『スーパーガール』は評価、興行とも散々。2004年の『キャットウーマン』はラジー賞。何よりの驚きは、これだけアメコミ映画が隆盛を極める中で、女性ヒーロー映画にはこの2作の大失敗くらいしか振り返るべき歴史がない、ということだ。そもそも制作すらされていないのだ。 『ワンダーウーマン』だって例外じゃなかった。2000年ころから噂レベルでは映像化の話はあっても実現まで行き着かない。唯一、形になったのは2011年のTVシリーズのパイロット版1話のみ。しかも、出来が酷いということで放映すらされなかった。 というような歴史を踏まえれば、今回の映画『ワンダーウーマン』がアメリカで今夏最大のヒット、歴代興行

    なぜ真の女性ヒーロー映画が登場するまで40年かかったのか? 『ワンダーウーマン』の画期性
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    srgy 2017/09/09
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