高校球児がプロ野球選手と1球キャッチボールしただけで、監督が謹慎処分になる。そんな恐ろしい出来事が実際に起きた。今年1月、大阪市内で行われた「正しい110番の掛け方」と言うイベントに阪神タイガースの捕手が一日警察署長として招かれた。捕手は警察官の格好をした上で、イベントを盛り上げるべく、キャッチャーミットを持ったのである。投手が「安全」と書かれたボールを阪神タイガースの捕手に投げ込み、ナイスキャッチ。ヤンヤヤンヤの喝采で、イベントは大成功のうちに幕を閉じたのである。 ところが、現場に居た阪神タイガース関係者は「これは学生野球憲章に違反するかもしれない」と冷静にイベント主催者に指摘したのである。なぜなら、「安全」と書かれたボールを投げ込んだ投手、そして打者役の選手とも高校球児であり、高校のユニフォームを着用していたのである。イベント主催者もまさか1球ボールを投げ込んだだけで憲章違反になるとは