ついに日本のiTunes Storeでも映画配信が始まった。音楽配信も時間がかかったが、それでも米国から遅れること2年半だった。映画は待つこと4年である。しかし、待てば海路の日和ありだ。メジャーな映画会社が勢揃いとはならなかったものの、予想以上に充実したコンテンツパートナーがそろった船出である。 9月にAppleが開催した音楽・映像イベントで、同社CEOのSteve Jobs氏は「レンタル料金が手頃になり、何度か借りたとしても買うより割安だ」と述べていた。iTunesの映画ストアでは購入またはレンタルが可能だが、同社はレンタルにより映画配信の可能性があると見ているようだ。その姿勢は、第2世代のApple TVがレンタルのみに絞り込まれているところにも現れている。 たしかにオンラインレンタルは便利だ。品揃えが豊富で、いつでも好きなときに借りられる。返却の面倒もない。レンタル料金はどんどん手頃