松山市の伊豫豆比古命(いよずひこのみこと)神社(通称・椿神社)で、お守りやお札などの代金として納められた紙幣の中から偽一万円札1枚が見つかっていたことが3日、愛媛県警松山南署への取材で分かった。神社から被害届を受けた同署が通貨偽造などの疑いで捜査している。 神社によると、見つかった偽札は本物よりも縦横が1.5ミリ短く、光沢や透かしがなかったといい、本物の一万円札をカラーコピーしたとみられる。1日午前10時ごろ、紙幣を集計する作業中に会計担当の職員が偽札に気付いたという。 偽札は同日午前0〜2時に使われていたとみられ、神社にはこの間、およそ2万人の人出があったという。