「今年はお年玉袋を3つ用意したよ。1つには1万円、あとの2つには千円が入れてある。当たったらあげるから、1つ選んでごらん」 「それでいいの?」 「じゃあ残りの2つのうちハズレの袋1つをどかそう」 「アタリは君が選んでいる袋か、残った袋のうちのどっちかだけど、今ならお年玉袋を変更してもいいよ」 もし、子供時代にこんな意地悪な叔父さんがいたら、貴方はどう答えたでしょうか。 最初の直感を信じて変更せずに勝負しますか、それとも残った方に変更しますか? 実はこの場合、最初に選ばなかった方へ変更したほうが当たる確率が高くなります。これは多くの人が混乱する確率の有名な問題で「モンティ・ホール問題」と呼ばれています。 いくら説明されてもどうしても納得できない人も多いというこの問題。一体どういうからくりがあるのでしょうか。
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