第675回ではapt-keyコマンドが廃止される理由を説明しました。それ以外にもaptコマンドには常に様々な変更が加えられています。今回はそれらをいくつかピックアップして紹介しましょう。 Apt 1.0.xから2.3.xまでの流れ 本連載でaptコマンドそのものを紹介したのは、7年以上前の第327回「aptコマンドを使ってみよう」まで遡ります。当時はApt 1.0がリリースされて間もないころで、数週間後に登場したUbuntu 14.04 LTSにもApt 1.0が取り込まれています。Apt 1.0ではこれまで別々のコマンドだった各種ツールがサブコマンドとして一元化して使えるaptコマンドが実装された記念すべきリリースでもありました。 その後7年を経て、2021年7月時点でのバージョンは2.3.6にまで到達しています。まもなくリリースされる予定のDebian 11ではApt 2.2.xが採用
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