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ブックマーク / www.ele-king.net (291)

  • 下高井戸で「チカーノ・ソウル」を聴く、話す。~日本語版クラウドファンディング応援決起集会~ | ele-king

    高津さんがEAST SIDE STORYを愛聴されているという噂を耳にしたのは、岡Zのお別れ会のあとにJAZZBO RECORD MARTの横山さんにお会いした時なので、2013年のことだと思う。先日BLADE/LRFのMIKIさんに頂いたWEST SIDE BOYS CHOIRのTシャツにしろ、東京と比べたら大阪には遥かに夢がある。届くべき人の元に文化がきちんと届いて、敬意と共に大切に扱われていることを感じることができる。 黒人音楽とメキシコ伝統音楽の狭間で密かに生まれた至宝の音楽文化、チカーノ・ソウルを、バリオで育ったヴァイナル・ディガーのチカーノ、ルーベン・モリーナ氏がその膨大な鉱脈を紹介する入魂の音楽ガイドブック『CHICANO SOUL』の、翻訳・復刻を目論む宮田信(BARRIO GOLD RECORDS / MUSIC CAMP,Inc,)氏によるトークショーが、10/9下高井

    下高井戸で「チカーノ・ソウル」を聴く、話す。~日本語版クラウドファンディング応援決起集会~ | ele-king
  • Lafawndah | ele-king

    最初はうーんと唸ってしまった。どうにもスピリチュアルすぎるというか、ニューエイジ的なものに寄りすぎなのではないかと。ギャング・ギャング・ダンスが引き合いに出されるのも頷けるところがあって、これは彼らの最新作をベース・ミュージックに移殖した音楽ですと、そう単純化してしまってもあながち見当ちがいだとは言いきれない。ただ、何度も聴き直しているうちにその印象はどんどん変わっていった。これは、一筋縄ではいかない音楽である。 ラファウンダことヤスミン・デュボワの略歴についてはこちらを参照していただくとして、その後ローレル・ヘイローやDJスポコとのコラボなんかもあったわけだけれど、やはり昨年、高田みどりと共作したことが大きな転機となったのではないだろうか。当初その組み合わせにはずいぶん驚かされたが、それはたぶんこっちが勝手に片方を「ワールド・ミュージック/ベース・ミュージック」という枠組みに、そしてもう

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  • interview with Dai Fujikura | ele-king

    ときは2007年。それは偶然の巡り合いだった。もしあなたがクリストファー・ヤングの書いた評伝『デイヴィッド・シルヴィアン』を持っているなら、15章と16章を開いてみてほしい。ご存じシルヴィアンという稀代の音楽家と、若くして次々と国際的な賞を受け高い評価を得ていた新進気鋭の作曲家・藤倉大との出会いが鮮やかに──そして通常はコレボレイションと呼ばれる、しかしじっさいには互いの情熱をかけた音楽上の熾烈な闘いの様子が──じつにドラマティックに描き出されているはずだ。『Manafon』(2009年)とそれを再解釈した『Died In The Wool』(2011年)、あるいはそのあいだに発表されたコンピレイション『Sleepwalkers』収録の“Five Lines”(2010年)。それらがふたりの友情の出発点となった。 クラシカルの分野で若くして才能を発揮──なんて聞くと、「さぞ裕福な家庭で英才

    interview with Dai Fujikura | ele-king
  • interview with Yosuke Yamashita | ele-king

    ドラムの森山がとりあえず一番凶暴になりまして、ドーンと打ち込んでくる。それに対して僕は最初は指で応じていたんですが、森山のドーンは強烈ですから、こっちも負けずにやってやるというので、ダーンと打ち返した。それが肘打ちのはじまりですね(笑)。 山下洋輔トリオが結成から50周年を迎える。それに併せて12月23日(月)に新宿文化センターにて、「山下洋輔トリオ結成50周年記念コンサート 爆裂半世紀!」と題したイベントが開催される。歴代のトリオ参加者である中村誠一、森山威男、坂田明、小山彰太、林栄一らはもちろんのこと、三上寛、麿赤兒、そしてタモリさえもが参加する、めったにお目にかかることのできない集大成的な催しである。遡ること50年前、すなわち1969年に病気療養から復帰した山下は、ピアノ、サックス、ドラムスという特異な編成で、既存のジャズに囚われることのない「ドシャメシャ」なトリオを結成した。ときを

    interview with Yosuke Yamashita | ele-king
    stonedlove
    stonedlove 2019/09/05
    ele-kingで山下洋輔のインタビューが読めるとは! みっちり濃い内容で読みごたえ充分。
  • Tunes Of Negation | ele-king

    沢井陽子さんのコラムを読んでいると、もはや新しいものを生み出せなくなったNYのインディ・ロック・シーンが日のシティ・ポップに慰めを求めているようで(というのは言い過ぎ?)、なんとも複雑な気持ちになる。ストップ・ターニング・ジャパニーズ、世界が日化しちゃまずいんだって。それに、音楽は停滞しているように見えて、まだ未開の領域があると言わんばかりの作品も出ているのだ。 シャックルトンの新プロジェクト、 Tunes Of Negation(Shackleton、Heather Leigh、Takumi Motokawa)、「否定の音」を意味する名前のこのプロジェクトのアルバムがヤバい。得体の知れない際どい感覚、ある種の恐ろしさ、そうしたものがここにはまだ生きているような気がする。まだサイケデリックと呼びうる音響があったのかという感じ。ベルリンのレーベル〈Cosmo Rhythmatic〉(キン

    Tunes Of Negation | ele-king
  • interview with Yutaka Hirose | ele-king

  • Yutaka Hirose | ele-king

  • ハッパGoGo 大統領極秘指令 | ele-king

  • MOMENT JOON | ele-king

    Moment Joon は間違いなくリングに上がっている SKY-HI “Name Tag feat. SALU & Moment Joon”で、私は Moment Joon に出会ってしまった。 俺はプロフェッショナル外人 日では見えないの言えないので飯ってる毎日 俺の財布には札束の代わりに在留カード あ、銃の話 撃ったこともないくせに 暴力が好きでいれるやつと絡むことは無し (SKY-HI “Name Tag feat. SALU & Moment Joon”) 自らを〈プロフェッショナル外人〉と言い、見たことのない鮮烈な権力批判を繰り広げる Moment Joon に、一瞬で惹かれた。特筆すべきは混じり合う言語の面白さだ。日語/関西弁を中心に、韓国語、英語ロシア語(私が聞き取れないだけで、彼が発音する日語以外の言語にも「方言」が含まれているのかもしれない)……Moment

    MOMENT JOON | ele-king
  • 第6回 笑う流浪者、あるいはルッキズムに抗うための破壊 | ele-king

    「女の子」の手で「女の子」を再定義・再肯定するムーヴメントが地を這いながら立ち上がってきた。今まで家父長制社会にジャッジされ、引き裂かれ、苛まれてきた「かわいい」/「女の子」が、シシガミの首のようにようやく一つの身体へ取り戻される。数多の「私」たちが主体的に「かわいい」を掴み取り、「女の子って最高」と叫ぶ。真夏の海辺で着せられた真っ白いワンピースに染み込んだ血が乾き、ピンク色のフラッグになる。よい潮流だ、すばらしい、もっと激しくなれ。もっと燃えろ、全部塗りつぶせ。 ……このフェミニズムの一ストリームを心から応援している一方で、(私/俺/わし/自分/?)は常に輪の外側にいた。別に「あの子たちが仲間に入れてくれない」と拗ねて見せたいわけではない。(私/俺/わし/自分/?)自身が「かわいい」にも「女の子」にもピンときていなかったのだ。 そもそも「女の子」というたった三文字の背後に、長大な違和感が

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  • 内田裕也さんへ──その功績と悲劇と | ele-king

    内田裕也(1939.11.17-2019.03.17)さま 2019年3月17日、あなたの訃報には驚きました。樹木希林夫人の葬儀への列席の際など、ここしばらくテレビで拝見する時は決まって車椅子に乗っておられましたし、通常の速度での会話もままならぬ様子に、「何故この人は身体を弱くしてしまったのだろう、まだ若いのに……」、と疑問を感じていました。死因は「肺炎」との事でしたが、癌などで治療中の人間が亡くなっても直接には「肺炎」となる事が多いと聞きました。わたしの父親も同じでした。やはり他にも大きな疾患があったのではないでしょうか。とにかく驚きました。 ここ30年ほど、あなたは「ロックンロール」と「シェケナベイビー」、これらふたつのキイワードで世間を渡っていたという印象があります。2014年には指原莉乃と「シェケナベイベー」というシングル盤(エイベックス AVCD-48977/B)を出していました

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  • オカシオ・コルテス現象について | ele-king

    音楽ファンにこそぜひ覚えておいて欲しい。オカシオ-コルテスこそが、政治だけじゃなくカルチャーをひっくり返す存在になり得ることを。 去る2月7日、米国民主党の女性新人議員アレクサンドリア・オカシオ-コルテスと同僚議員が、かねてから待望されていた「グリーン・ニューディール法案」を米国議会に提出した。 米国では昨年6月に同議員が初当選したその瞬間から、主流メディア/ネット問わず彼女とその一挙手一投足に、そして法案提出以前から口にしていたグリーン・ニューディールの話題で持ちきりとなり、当選の前後比でこのグリーン・ニューディールに関するするツイート数がわずか数ヶ月で100倍にまで増えたほどだ。 https://www.vox.com/energy-and-environment/2018/12/21/18144138/green-new-deal-alexandria-ocasio-cortez “

    オカシオ・コルテス現象について | ele-king
  • R.I.P. 遠藤ミチロウ | ele-king

    最初に聴いたのは「スターリニズム」という7インチだった。報道では、「遠藤ミチロウはパンク・ロックのゴッドファーザーと呼ばれている」などと書かれているが、どうなんだろうか。 というのも、スターリンが登場したときはUKではパンクはすでに過去のもので、「スターリニズム」がリリースされた1981年においてはポストパンクすらも過渡期を迎えようとしていた。この年PiLは『フラワーズ・オブ・ロマンス』を発表し、ジョイ・ディヴィジョンの残党がニュー・オーダーを始動させている。ザ・スペシャルズが最後の力を振り絞って「ゴーストタウン」を出して、ザ・レインコーツがセカンドを、ニュー・エイジ・ステッパーズが最初のアルバムを発表している。パンクが終わり、アンチ・ロックンロール主義的なポストパンクが沸点に達しているときに、「スターリニズム」の1曲目に収録された“豚に真珠”のパンクのクリシェ(常套句)というべきサウンド

    R.I.P. 遠藤ミチロウ | ele-king
  • 第3回 映画『金子文子と朴烈』が描かなかったこと | ele-king

    1 『何が私をこうさせたか』は、わずか23歳で獄中自殺した大正時代の活動家・金子文子が遺した膨大な自伝であるが、このタイトルは官憲が文子について最も知りたがり、文子に投げかけ続けた問いそのものである。文子はこの世に存在するものすべてをぶち壊したいと気で思っていた。文子は大逆罪の疑いで引きずり出された法廷を舞台として、同志でありパートナーである朝鮮出身の活動家・朴烈とともに、攻撃的かつ切実な言葉で自身の思想を開陳し続けた。文子を尋問した者、裁こうとした者、取り締まらんとする者は、文子を見て思った──どうして金子文子は、「こう」なのか? 「此の呪いを何処に持って行くか、自然を呪い社会を呪い生物を呪って私は総ての物を破壊して自分は死なうと思ひます。」(『裁判記録』15ページ、カタカナをひらがなに訂正している) 文子の思想はまぎれもなく文子のものであったが、官憲どもは文子から何度も思想を奪おうと

    第3回 映画『金子文子と朴烈』が描かなかったこと | ele-king
    stonedlove
    stonedlove 2019/04/21
    いっぽうでこういう批判もある。これ載せるのすごいなele-king。
  • dialogue: Shinichiro Watanabe × Mocky | ele-king

    Home > Interviews > dialogue: Shinichiro Watanabe × Mocky - TVアニメ『キャロル&チューズデイ』放送開始記念 鍵盤の纏うノイズに、ギターの軋む音──第1話を視聴してもっとも驚いたのはそこだった。いやもちろん、ボンズによる映像も素晴らしいのだけど、それ以上に全篇をとおして繰り広げられる細やかな音の乱舞に、どうしようもなく惹きつけられてしまうのである。かつてこんなにも“生き生きした”具体音をTVアニメで耳にしたことがあっただろうか。そして続く第2話。モッキーによる劇判がこれまた冒険心に満ちあふれている。間違いない。渡辺信一郎、気である。 モッキーといえば、もともとはピーチズやゴンザレス(昨年ドキュメンタリー『黙ってピアノを弾いてくれ』が公開)、ファイストらとともに、カナダはトロントのアンダーグラウンドから浮上してきたアーティストだ。

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  • Lee "Scratch" Perry | ele-king

    ついに御大が動き出す。まもなくコンピレーション『Pay It All Back Volume 7』を発売する〈ON-U〉から、今度はなんとリー・ペリーがニュー・アルバムをリリースするとの情報が飛び込んできた。エイドリアン・シャーウッドも音の面でがっつり関わっているらしい。タイトルは名の「Rainford Hugh Perry」からとられていて、どうやら彼のパーソナルな側面も打ち出された作品に仕上がっているようだ。現在、『Pay It All Back Volume 7』にも収録される新曲“African Starship”が公開中。 名を冠した最新アルバム『RAINFORD』を 〈ON-U SOUND〉から日先行リリース決定! 新曲&トレーラー映像公開! Tシャツ・セットの発売も決定! 伝説の中の伝説、リー・スクラッチ・ペリーが、盟友エイドリアン・シャーウッドと再びタッグを組み、自ら

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  • Electronic Music in Mexico | ele-king

    ■メキシコ・エレクトロニックミュージックの現在 メキシコの首都、メキシコシティに住んで7年が経った。 よく人に、「なぜ、メキシコに住んでいるのか」と聞かれるが、いつまでたってもその理由をはっきりと答えられない。 メキシコは好きだが、ここへやってきたのはスペイン語を格的に勉強したかったからだ。かねてからラテンアメリカ文化のライターである以上、通訳の力を借りることなく、自分の言葉で興味のある対象にインタヴューしたいと思っていた。そこで、メキシコシティにある国立大学内のスペイン語学校が、ラテンアメリカのなかでも優れていると知り、留学することにした。その当時すでに34歳。遅い大学デビューである。1年ほどで帰国するつもりでいたが、貯金も底を尽きてしまい、帰れなくなった。 私の実家は静岡県浜松市にあるが、家族たちから、追い打ちをかけるようにこう言われた。「この辺りに住んでいた出稼ぎのブラジル人やペル

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    stonedlove
    stonedlove 2019/03/06
    2014年の記事。長屋美保さんの文章はとてもいい。
  • interview with Masato Matsumura | ele-king

    前衛音楽という言葉を用いることにはどこか抵抗感があった。理由は二つある。一つ目は狭義の「前衛音楽」に関するものだ。そこでは結果の確定できない音楽を指す「実験音楽」と対比されるものとして、音の結果をどこまでも管理する西洋芸術音楽の理性の結晶のようなものとして「前衛音楽」は使われていた。そこに仄見えているある種の思い上がりとも言える優越心に嫌悪感があった。それに進取の精神に富んだ音楽実践であったとしても、必ずしも西洋芸術音楽の文脈に基づいているわけではない。にもかかわらず「前衛音楽」と名指した途端に、こうした理性的表現を追求する西洋由来の価値観に従うことになる。それは音の具体的実践を捉え損ね、ただひたすら権威におもねることになるだろう。そして二つ目は広義の「前衛音楽」に関わるものだ。より一般的に言って、「前衛音楽」とは「難解」「高尚」「奇妙」「異常」などとされる音楽の総称を指している。ここで「

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  • ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス | ele-king

    出演:ヴィヴィアン・ウエストウッド、アンドレアス・クロンターラー、ケイト・モス、ナオミ・キャンベル、カリーヌ・ロワトフェルド、アンドレ・レオン・タリー 2018/イギリス/英語/カラー/5.1ch/ビスタ/84分/字幕翻訳:古田由紀子 配給:KADOKAWA 後援:ブリティッシュ・カウンシル 2018年 サンダンス映画祭 正式出品 @ Dogwoof 2018年12/28(金)角川シネマ有楽町、新宿バルト9他全国ロードショー http://westwood-movie.jp ちょっと感動的なセリフがあった。博物館の学芸員がヴィヴィアン・ウエストウッドのコレクションを差して「この服には歓びがあふれている」と解説したシーンである。パンク・ロックをそのような視点で見たことはなかった。厳密にいうと学芸員が指差したのはパイレーツ・ファッションで、パンク・ファッションではなかったけれど、ヴィヴィアン・

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  • Sho Madjozi | ele-king

    アフリカから2グループ。ゴム・ミニマルやゴム・ゴスペルなど南アのダンス・アンダーグラウンドはこの1年でどんどん細分化し、ゴムとトラップを掛け合わせたマヤ・ウェジェリフ(Maya Wegerif)も昨年デビューしたばかりだというのに早くもアルバムを完成、時にシャンガーン・エレクトロを交えつつ、不敵で闊達なフローがあげみざわ(と、思わず女子高生言葉)。アフリカのヒップ・ホップというとアメリカのそれに同化してしまう例がほとんどなので、アメリカのプロダクション・スタイルも消化した上で、こうしたフュージョンに挑むのはそれだけでも心が躍る。昨年、ゴム直球の”Huku”が注目されるまでは主にファッション・デザイナーとして活動してきたらしく、なるほど奇抜な衣装でパフォーマンスする姿がユーチューブなどで散見できる。アルバム・タイトルは南アの北端に位置するリンポポ州をレペゼンしたもので、ツォンガの文化をメイ

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