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ブックマーク / mikiki.tokyo.jp (46)

  • 2024年のプロテストソング――マックルモアから曽我部恵一、七尾旅人までパレスチナ・イスラエル戦争とガザ危機を歌う音楽家たち | Mikiki by TOWER RECORDS

    ガザ危機を目の当たりにして生まれた反戦歌 世界情勢が混沌としている。ロシアによるウクライナ侵攻の開始から2年以上が経ったが、解決の糸口は見いだせていない。さらに今、恐ろしいことに、新たな戦争が進行中であることは、誰もが知るところだろう。 2023年10月7日、ハマスがイスラエルに対しておこなった攻撃への報復として、イスラエルはガザ地区への空爆を開始した。このことに端を発するパレスチナとイスラエル間の戦争は激化の一途をたどり、停戦案は合意にほど遠く、特にイスラエルによる苛烈な攻撃に対しては〈虐殺だ〉〈民族浄化だ〉と非難の声が国際社会であがっている。ガザ地区の死者数は、2024年5月の時点で35,000人を超えた。 音楽の世界も、この戦争と無関係ではない。 〈Ceasefire Now(即時停戦を)〉〈Free Palestine(パレスチナを解放せよ)〉〈Stop The Genocide(

    2024年のプロテストソング――マックルモアから曽我部恵一、七尾旅人までパレスチナ・イスラエル戦争とガザ危機を歌う音楽家たち | Mikiki by TOWER RECORDS
  • 【READY STEADY GO】第8回 ハシリコミーズ――クラッシュ譲りのハイブリッドな3人組は、甲本ヒロトの言葉を胸にどこへ向かう? | Mikiki by TOWER RECORDS

    「ベースのあおいとは幼馴染で、小5くらいから一緒にバンドを始めたんです。その頃からクラッシュが大好きで、彼らの曲に勝手な日語詞を付けて歌っていました(笑)」(アタル)。 と、なかなか早熟な音楽経歴を持つ3人組がハシリコミーズ。パンクをベースに、レゲエやソウルの要素も含むサウンドは、まさにクラッシュ譲り。ファニーなキャラクターも相まって、注目を集めているバンドです。 「ザ・クロマニヨンズがCMでラモーンズをカヴァーしていたのを観て、そこからロックやパンクを聴くようになって。クラッシュ経由でレゲエやスカにハマりました。初期のRCサクセションとかフォークも好きです」(アタル)。 2019年にドラマーのさわが加わり、現体制となったハシリコミーズはこれまでに2作のアルバムをリリース。今年の10月からは3か月連続で配信シングルを発表しました。その第1弾となったのは、ソウル・ミュージックからの影響を感

    【READY STEADY GO】第8回 ハシリコミーズ――クラッシュ譲りのハイブリッドな3人組は、甲本ヒロトの言葉を胸にどこへ向かう? | Mikiki by TOWER RECORDS
    stonedlove
    stonedlove 2024/01/14
    ハシリコミーズ、いいスね🤩
  • SPANK HAPPYと“普通の恋”に人生を狂わされて――アーバンギャルドら7人が第二期(菊地成孔&岩澤瞳)サブスク解禁に寄せて綴る | Mikiki by TOWER RECORDS

    2023年12月6日、ほぼ廃盤状態だった第二期SPANK HAPPYのシングルとアルバム、および〈菊地成孔 feat. 岩澤瞳〉名義のシングル“普通の恋”が、ついにサブスク解禁された。第二期SPANK HAPPYとは99~2004年、菊地成孔と岩澤瞳の2人で活動した時期の通称で、その歌・詞・サウンド・ライブ・ビジュアル表現などはカルト的なファンやフォロワーを一部に生んだことで知られている。菊地いわく〈作り出した私の思惑を遥かに超えて、人々を狂わせ、磔にしたまま、永遠に古びない〉二期スパンクスの作品、そして存在それ自体。Mikikiは、そんな二期スパンクスと“普通の恋”に人生を狂わされてしまった音楽家や表現者からのコメントを集めた(掲載は五十音順)。 なお二期スパンクスの全曲をDJプレイするパーティー〈2期スパンクハッピー・レトロスペクティヴ〉が来年、2デイズにわたって開催されることが決定、

    SPANK HAPPYと“普通の恋”に人生を狂わされて――アーバンギャルドら7人が第二期(菊地成孔&岩澤瞳)サブスク解禁に寄せて綴る | Mikiki by TOWER RECORDS
    stonedlove
    stonedlove 2023/12/15
    ああ、遅効性の毒薬みたいに届くべきところに届いて確実に効いていたのね。当時(2003年)の『remix』のインタビューに私は「召しませ、甘美な毒入りボンボン」というタイトルをつけた。
  • NewJeansのプロデューサー250(イオゴン)が来日公演で聴かせたポンチャックのユーモアと知性 | Mikiki by TOWER RECORDS

    NewJeansのセカンドEP『Get Up』にも“ASAP”のプロデューサーとして参加することが明らかになっている250。K-Popやヒップホップシーンで活躍する異才は、韓国の大衆音楽ポンチャックを再解釈したアルバム『Ppong』(2022年)で、ここ日でも注目を集めた。そんな250が、大阪・名古屋・東京・長野を回る〈【250 JAPAN TOUR 2023】“イオゴン - ポン” 日巡回公演〉を2023年6月に開催。話題を呼んだツアーの初日、6月7日に開催されたCIRCUS OSAKA公演をミュージシャン/著述家の小鉄昇一郎が目撃した(なお、写真は東京公演で撮影されたものです)。 *Mikiki編集部 NewJeansのプロデュースと傑作『Ppong』で話題の才能 留まるところを知らないNewJeansの人気。今月末のカムバックも期待が高まる中、その裏側でこちらもじわじわとその名を

    NewJeansのプロデューサー250(イオゴン)が来日公演で聴かせたポンチャックのユーモアと知性 | Mikiki by TOWER RECORDS
  • 謝明諺(シェ・ミンイェン/Minyen Hsieh)が語る、知られざる台湾フリージャズ史からスガダイローらとの新作『Our Waning Love』まで | Mikiki by TOWER RECORDS

    いま、台湾でフリージャズの新しい動向が盛り上がりを見せている。恥ずかしながら、今回このインタビューを実施するまで、わたしはそのことを捉え損ねていた。もちろん、これまでもノイズや実験音楽、サウンドアートなどに関しては、台湾に独自のシーンがあることを認識していた。フリージャズを演奏するミュージシャンが何人か存在することも把握していた。だがジャズのシーンとなると、いわゆるスタンダードで保守的なものしかないと思い込んでいた。 しかしこれは大きな勘違いだった。台湾には約100年前の日統治時代まで遡ることのできる独自のジャズの歴史があり、21世紀に入ってからは台湾ならではの要素を取り入れた実にユニークなアルバムも多数リリースされてきている。そして2010年代以降、ノイズのシーンとも交差しながら、台湾のジャズの歴史は新たな段階に入っていたのだ。そうした台湾フリージャズの立役者の一人が、サックス奏者・謝

    謝明諺(シェ・ミンイェン/Minyen Hsieh)が語る、知られざる台湾フリージャズ史からスガダイローらとの新作『Our Waning Love』まで | Mikiki by TOWER RECORDS
    stonedlove
    stonedlove 2023/07/29
    初めて知ることばかり。すごく刺激的でおもしろい💫
  • イェジ(Yaeji)ってどんな人? 盟友YonYonが語る、韓国と世界を繋ぐDJの生き方 | Mikiki by TOWER RECORDS

    韓国にルーツを持つNY在住のDJ/プロデューサー、イェジがXLレコーディングスと契約し、最新ミックステープ『WHAT WE DREW 우리가 그려왔던』を発表した。2017年に発表した2作のEP『Yaeji』『EP2』を契機にダンス・ミュージックの寵児となった彼女にとって、作は初のフル・レングス作。韓国語と英語をフラットに横断するヴォーカル、呪文のようなメロディーとチルな空気感、ローファイなハウス・ビートといった持ち味はそのままに、韓国のインディー・ロックや90年代後半〜2000年代初期のヒップホップ/R&Bなど彼女のルーツを掘り下げながら、アルバム単位だからこその表情豊かな音世界を描いている。 それ以上に興味深いのは〈友人、家族、感謝と支え〉という作のテーマ。『WHAT WE DREW(私たちが描いてきたもの)』というタイトルについて、「私が支えられたり、私が支えたり、そしてお互いを

    イェジ(Yaeji)ってどんな人? 盟友YonYonが語る、韓国と世界を繋ぐDJの生き方 | Mikiki by TOWER RECORDS
  • いつの時代も歴史を動かすのはこんな存在―スロッビング・グリッスルのクリス・カーター、17年ぶりのソロ作をクロス・レヴュー! | Mikiki by TOWER RECORDS

    昨年、デビュー作のリリース40周年を記念しリイシュー盤が続々とリリースされ、大きな話題となったスロッビング・グリッスル。インダストリアル・ミュージックの始祖であり、音楽シーンのみならずその後のカルチャーやアートに多大な影響を与え続ける伝説のバンド、その創設メンバーでありサウンドの要であったクリス・カーターが、このたび17年ぶりのソロ・アルバム『Chemistry Lessons Volume One』をリリースした。ここでは作について、〈リアル・インダストリアル・ライター〉の持田保、ライター/編集者の近藤真弥の2人によるクロス・レヴューを掲載する。 *Mikiki編集部 ★関連記事:スロッビング・グリッスルはなぜ特別だった? 久保憲司が振り返る、ポップ・シーン激震させたノイズ・バンドの最狂エピソード いつの時代も歴史を動かすのはカーターのような存在 〈お前の女房と別れるか、それとも俺たち

    いつの時代も歴史を動かすのはこんな存在―スロッビング・グリッスルのクリス・カーター、17年ぶりのソロ作をクロス・レヴュー! | Mikiki by TOWER RECORDS
  • 73年の裸のラリーズがそこに〈いた〉。久保田麻琴のライブミックスによる『The OZ Tapes』リスニングパーティーの熱気をレポート | Mikiki by TOWER RECORDS

    2022年4月21日、〈The OZ Tapes / 裸のラリーズ 発売記念リスニング・パーティー Fall and Rise of Les Rallizes Dénudés Vol.2〉が東京・渋谷のWWW Xで開催された。73年に東京・吉祥寺のライブハウス〈OZ〉で録音された、裸のラリーズの演奏を収めた『The OZ Tapes』の奇跡的なリリースを記念したこの催し。久保田麻琴がライブミックスした音源が披露されるだけでなく、照明による演出や貴重な映像・写真がこの日のために用意されており、裸のラリーズという存在を視覚的にも聴覚的にも体験できる特別な夜だった。ここでは、ライターの松永良平(リズム&ペンシル)が当日の様子を伝える。 *Mikiki編集部 静かな熱気と混沌が場内を満たしていた 渋谷WWW Xに入場する際の受付で、前に並んでいたお客さんが耳栓を希望している声が耳に入って、ふと我に

    73年の裸のラリーズがそこに〈いた〉。久保田麻琴のライブミックスによる『The OZ Tapes』リスニングパーティーの熱気をレポート | Mikiki by TOWER RECORDS
  • 映画「ZAPPA」少年時代から最期のコンサートまでフランク・ザッパ(Frank Zappa)の軌跡を追ったドキュメンタリーが公開! | Mikiki by TOWER RECORDS

    R&Bと現代音楽に耽溺した少年時代からアンサンブル・モデルンとの最期のコンサートまで その軌跡を追ったドキュメンタリー映画がいよいよ公開! フランク・ザッパが1993年にわずか52才で亡くなってから30年近く経つが、この間も絶え間なく彼の作品はリリースされ続けてきた。生前に出たものと合わせるとアルバム120枚以上になる。そんな怪物の人生の、常人の理解を超えた強度と密度と速度を再確認させてくれるドキュメンタリー映画がやっと公開される。様々な形で遺された人のインタヴュー音源やライヴ映像を軸に、バンド・メンバー(マイク・ケネリー、ルース・アンダーウッド他)やゲイルなどの証言をはさみながら、ザッパの軌跡が綴られる。R&Bと現代音楽に耽溺した少年時代からアンサンブル・モデルンとの最期のコンサート(92年)まで、その音楽は恐ろしく幅広く、実験性に富んでいる。彼が常に挑み続けたのは自分自身の中で鳴っ

    映画「ZAPPA」少年時代から最期のコンサートまでフランク・ザッパ(Frank Zappa)の軌跡を追ったドキュメンタリーが公開! | Mikiki by TOWER RECORDS
  • 松原みきは〈ミュージシャン・シップ=母船〉だった。鷺巣詩郎が綴る唯一無二のシンガーと『WINK』の思い出 | Mikiki by TOWER RECORDS

    鷺巣詩郎が編曲を担い、六川正彦(ベース)、中西康晴(キーボード)、土屋潔(ギター)、長谷部徹(ドラムス)、数原晋(トランペット)、ジェイク・コンセプション(アルトサックス)といった豪華なプレイヤーが参加した、松原みきのラストアルバム『WINK』(88年)。同時代のUKのサウンドなどに共振した作だが、オリジナルLPは長らく入手困難だった。そんななか、2022年4月23日(土)の〈RECORD STORE DAY 2022〉に、TOWER RECORDS LABEL/TOWER VINYLから作のアナログ盤がリイシューされる。これを記念して、今回は特別に鷺巣詩郎によるセルフライナーノーツをお届けする。 *Mikiki編集部 ミュージシャン・シップ=母船 彼女がスタジオで大粒の涙を流したのを見たのは……もう38年前のことだ。 (まだ無かった言葉だが)ハラスメントとかが原因ではなく、単に「音楽

    松原みきは〈ミュージシャン・シップ=母船〉だった。鷺巣詩郎が綴る唯一無二のシンガーと『WINK』の思い出 | Mikiki by TOWER RECORDS
  • スピード・グルー&シンキは終わらない。陳信輝と李世福が語る60~70年代横浜ロック史 | Mikiki by TOWER RECORDS

    今年6月のある日、自室の押入を整理していたら見覚えのないCD-Rがあった。数年前に亡くなられた音楽ライター氏の名刺が挟まっていたがそれを預かった記憶はない。押入のその場所から察するに20数年前のものと思われ、盤面には〈Speed, Glue & Shinki〉と記されていた。 実はこのとき初めてそのCD-Rを聴いてみたのだが、ライブ会場の客席にてオープンリールで録られたと思われるノイズ、屋外で行われたであろう空気感、そして何よりジョーイ・スミス(ドラムス/ボーカル)、加部正義(ベース)、陳信輝(ギター)の何事にも囚われない演奏が素晴らしく、特に、ドロッとしてしかも乾ききったギターの音は、オリジナルアルバムを聴いて感じた以上のものだった。 そのまますぐに陳信輝さんに連絡、そうしてこの71年に行われたライブが1枚のCDアルバム『MAAHNGAMYAUH』となった。 やり直しにやり直しを重ねたマ

    スピード・グルー&シンキは終わらない。陳信輝と李世福が語る60~70年代横浜ロック史 | Mikiki by TOWER RECORDS
  • ジャックス、早過ぎたロック・バンドの実像とは? ファンクラブ新旧会長が語る絶頂期 | Mikiki by TOWER RECORDS

    73年にジャックスのファンクラブが自主制作したとされるLP『LIVE ’68’7’24』。同作は、2003年にヨーロッパでブートレグLPが発売されるなど世界的レベルで見ても60年代後半におけるサイケデリック・ロックの最高水準の傑作ライブ・アルバムと評価されてきた。その内容の凄まじさから2枚のスタジオ・アルバムでは知ることのなかった真のジャックスの演奏を聴くことが出来る最高傑作として知られている。 今回、同作をCD『2nd Jacks Show, Jul. 24, 1968』として正式発売するにあたり、不明な点が多かった。しかし、ライナーノーツを制作するために取材したジャックスのベーシスト・谷野ひとし氏の証言、また、ジャケットを入稿する前日に連絡があった現ジャックス・ファンクラブ会長である深田政幸氏の助言により、少しずつ謎が解け始めた。そして遂には、68年に設立されたファンクラブの初代会長補

    ジャックス、早過ぎたロック・バンドの実像とは? ファンクラブ新旧会長が語る絶頂期 | Mikiki by TOWER RECORDS
  • 世界一のロック・バンドを支えるジャズ・ドラマー、チャーリー・ワッツ(Charlie Watts)の職人気質を名門ビッグ・バンドを迎えた新作から紐解く | Mikiki by TOWER RECORDS

    昨年12月に発表された『Blue & Lonesome』も記憶に新しいローリング・ストーンズ。その屋台骨を長年支えてきたドラマーのチャーリー・ワッツが、生粋のジャズ・フリークであるのは有名な話だ。86年より自身のジャズ・バンドを率いてソロ活動をスタート。精力的にリリースを重ねつつ、オカモトショウ(OKAMOTO’S)も足を運んだ2001年の来日公演のようにライヴも活発に行ってきた。 そんなチャーリーが60年代初期に、下積み時代の数か月を過ごしたのがデンマーク。インパルスよりリリースされた新作『Charlie Watts Meets The Danish Radio Big Band』は、そのタイトル通り、かの地で50年以上の歴史を誇るダニッシュ・ラジオ・ビッグ・バンドとの共演作である。そこで今回は、ジャズ/ロックの双方に造詣が深い音楽評論家の村井康司氏に、チャーリー・ワッツとジャズの関係、

    世界一のロック・バンドを支えるジャズ・ドラマー、チャーリー・ワッツ(Charlie Watts)の職人気質を名門ビッグ・バンドを迎えた新作から紐解く | Mikiki by TOWER RECORDS
  • ポスト・ダブステップ以降、UKダンス・ミュージックはどこへ行く? ジョイ・オービソン(Joy Orbison)とコアレス(Koreless)の〈デビュー作〉から野田努と河村祐介が語る | Mikiki by TOWER RECORDS

    英ウェールズ出身のエレクトロニック・ミュージック・プロデューサー、コアレスが2021年7月9日に『Agor』をリリースした。デビューから10年、待望のデビュー・アルバムと言える。そして、8月13日にはロンドンのDJ/プロデューサーであるジョイ・オービソンが初のアルバム・サイズのミックステープ『still slipping vol. 1』をリリースした。10年ほど前に〈ポスト・ダブステップ〉と呼ばれたUKのダンス・ミュージック・シーンで注目を集めた才能が、それぞれ異なる道を歩んだ先で、奇しくも同じ時期にフル・レングスの〈デビュー作〉を世に問うたのである。 今回はこれを機に、ele-kingの編集長である野田努とOTOTOYの編集長である河村祐介に対談をしてもらった。かつてダンス・ミュージック誌「remix」を共に作っていた2人が、コアレスとジョイ・オービソンのそれぞれの個性や作品について、そ

    ポスト・ダブステップ以降、UKダンス・ミュージックはどこへ行く? ジョイ・オービソン(Joy Orbison)とコアレス(Koreless)の〈デビュー作〉から野田努と河村祐介が語る | Mikiki by TOWER RECORDS
  • OMSB『MONKEY』正解は無いなんて不正解――主体性の塊のような音楽が模索し定義する〈正解〉 | Mikiki by TOWER RECORDS

    のヒップホップ・シーンを代表するラッパー/プロデューサーのOMSBの新作EP『MONKEY』が、所属するレーベルSUMMITからリリースされた。 2015年のアルバム『Think Good』以来、OMSBにとっての久しぶりのまとまった作品ではあるが、NORIKIYO、TWINKLE+、VaVa、DJ KRUSH、BIG-RE-MAN、GEZANといった幅広いメンツとの共演やトラックの提供など、リリースはこの数年途切れることなく続いていた。とりわけSUMMIT名義で2017年にリリースされた“Theme Song”、2019年作の大阪のラッパー/プロデューサーFULLMATICとの”Lunatic Old Ghost”が最高なので未聴の方は是非この機会に。 そして2019年には客演ではなく自身の新曲として“波の歌”もリリースしている。直近の活動としてはテレ東系深夜アニメ「オッドタクシー」

    OMSB『MONKEY』正解は無いなんて不正解――主体性の塊のような音楽が模索し定義する〈正解〉 | Mikiki by TOWER RECORDS
  • エムドゥ・モクター(Mdou Moctar)、新たなギター・ヒーローが『Afrique Victime』で魅せる〈砂漠のサイケデリック・ロック〉の世界 | Mikiki by TOWER RECORDS

    〈砂漠のジミ・ヘンドリクス〉との異名を取り、思わず〈ニジェールのヴァン・ヘイレン〉、あるいは〈サハラのプリンス〉と形容したくなる新たなギター・ヒーローが西アフリカから現れた。エムドゥ・モクターだ。 そのエムドゥ・モクターが2021年5月21日(金)、オルタナティヴ・ロックの名門マタドールから世界デビュー作『Afrique Victime』をリリースする。すでに、先行シングル“Afrique Victime”をPitchforkが〈Best New Track〉に選ぶなど、海外での期待は最高潮に高まっている状況だ。『Afrique Victime』で展開される幻惑的で刺激的な音楽と真摯なメッセージは、保守化したロックなんて聴き飽きたという日や欧米のリスナーを魅了するにちがいない。 今回は、そんなエムドゥ・モクターの〈砂漠のサイケデリック・ロック〉の独自性について、音楽評論家の高橋健太郎に論

    エムドゥ・モクター(Mdou Moctar)、新たなギター・ヒーローが『Afrique Victime』で魅せる〈砂漠のサイケデリック・ロック〉の世界 | Mikiki by TOWER RECORDS
  • STR4TA(ジャイルス・ピーターソン&ブルーイ)とUKダンス・カルチャー 松浦俊夫と須永辰緒がDJ視点から語る | Mikiki by TOWER RECORDS

    ジャイルス・ピーターソンとインコグニートのブルーイによるニュー・プロジェクト、STR4TA(ストラータ)。アルバム『Aspects』でデビューを飾った彼らのサウンドは、70年代後半から80年代前半のイギリスで巻き起こったブリット・ファンクに影響を受けたものだ。 ファンクやソウルとジャズ/フュージョンが結びつき、さらにディスコやニューウェイヴなどのエッセンスも取り入れたのがブリット・ファンクで、シャカタクやレヴェル42をはじめ、フリーズ、アトモスフィア、ライト・オブ・ザ・ワールドなど様々なグループが活躍していた。当時はニュー・ロマンティックなどによって第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンが世界的に巻き起こり、ブリット・ファンクもその一翼を担うムーヴメントであった。そして、80年代後半から90年代前半のアシッド・ジャズにおけるブラン・ニュー・ヘヴィーズ、ジャミロクワイなどにもその音楽性は引き

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  • Rainychに訊くシティポップの魅力「世代を超えて人々を結び付ける美しい音楽」 | Mikiki by TOWER RECORDS

    『CITY POP Voyage - STANDARD BEST』がタワーレコード限定でリリースされた。作は〈時を超えて、国を超えて、いま世界を魅了するジャパニーズ・シティ・ポップ〉をテーマとする2枚組のコンピレーションCDで、“真夜中のドア〜Stay With Me”(松原みき)や“プラスティック・ラヴ”(竹内まりや)など、定番曲の新旧アーティストによるカバーが収録されている。 そんな『CITY POP Voyage - STANDARD BEST』について話題なのが、“真夜中のドア〜Stay With Me”のRainychによるカバーが初CD化されたこと。インドネシア出身で、唯一無二の透き通った声の持ち主であるシンガー・Rainychによる“真夜中のドア〜Stay With Me”は、同曲がリバイバルする火つけ役になった名カバーだ。 ちなみに“真夜中のドア〜Stay With Me

    Rainychに訊くシティポップの魅力「世代を超えて人々を結び付ける美しい音楽」 | Mikiki by TOWER RECORDS
    stonedlove
    stonedlove 2021/03/29
    ヴェイパーウェイヴ/フューチャーファンクにはいまいちノれないんだけど、レイニッチはいいなあ。圧倒的な未来感がある。
  • 映画「ロード・オブ・カオス」マーティ・フリードマンが語る、ブラック・メタルの王メイヘム(Meyhem)の狂気に迫った衝撃作 | Mikiki by TOWER RECORDS

    ホント迷惑だよ! メタルがあったから救われたという僕のような人のためにも、事実を知って考えてほしい 放火に殺人、80年代に様々な事件を起こしたノルウェーのヘヴィ・メタル・バンド、メイヘム。彼らに一体何が起こったのか。その真実と虚構を織り交ぜながら事件に迫った映画「ロード・オブ・カオス」を、世界的なメタル・バンド、メガデス出身のマーティ・フリードマンが鑑賞。メタラー目線で映画の魅力を語ってくれた。 ――映画の題材になったバンド、メイヘムのことはご存知でした? 「もちろん知ってました。事件のことも。でも、そんなに詳しくはなくて、この映画で初めて知ったことがたくさんありました」 ――メイヘムはブラック・メタルを確立したバンドとも言われていますが、マーティさんから見てブラック・メタルはどんな音楽ですか? 「メイヘムの頃はただのノイズでしたが、そこから進化しました。音楽的な面白いフレーズが入っている

    映画「ロード・オブ・カオス」マーティ・フリードマンが語る、ブラック・メタルの王メイヘム(Meyhem)の狂気に迫った衝撃作 | Mikiki by TOWER RECORDS
    stonedlove
    stonedlove 2021/03/22
    マーティーがこういうことを言うのは、かつての米国におけるメガデスの叩かれようを思えば理解できる。
  • 大石始『盆踊りの戦後史 「ふるさと」の喪失と創造』盆踊りという営みから人間の根源にまで迫る刺激的な一冊 | Mikiki by TOWER RECORDS

    常にアップデートされる盆踊りの入門書として いきなりだが、〈音楽〉ほど、その内部に、そして外部に複数的なボーダーが張り巡らされてしまっている現象はないと言ってしまってはいけないだろうか。 ジャンルがあるだけではない。演者と観客にわかれ、さらに産業化されたものは、〈作り手〉も単に歌手や演奏家だけではない。送り手もいれば、私たちのようなインサイダーなのか外野なのかわからないような存在もいる。〈芸術〉とされる音楽もあれば、そこに入れられない、入らない音楽もある。祭り・祭祀や芸能、あるいは他の芸術・芸能的な諸ジャンルとの境界はどこにあるのか。云々。 先に諸ボーダーあるいは境界といういい方をしたが、これらのボーダーは常に動くものであり引き直されているものでもあるが、確固としたものとしたものであると信じ込み、信じ込まされることで固定されてしまう。 書の著者・大石始さんは、そうした狭義の〈音楽〉への問

    大石始『盆踊りの戦後史 「ふるさと」の喪失と創造』盆踊りという営みから人間の根源にまで迫る刺激的な一冊 | Mikiki by TOWER RECORDS