はめあい公差のH7とは はめあい公差でいうH7は、対象となる部品の大きさによっても変わる値です。3mm以下の穴であれば、+10マイクロメートル(μm)、0まで、80mmを超え100mm以下ならば+35マイクロメートル(μm)、0というのがこのH7の公差となります。はめあい公差表の穴の公差域クラスのH7を見れば、寸法ごとに許される大きさがわかります。 なお、ミクロンの表記については、現在はマイクロメートル(μm)に変わっていますが、意味としては同じとなります。 そもそもはめあい公差とは 加工に用いるすべての部材、部品には「寸法公差」が設けられています。これは言い換えれば許容できる寸法範囲を指定したもので、仮に直径1mmのものを製作するにしても、1.000000mmのように、どこまでも0が続く完全な1mmというものは製作不可能です。そこでプラス方向、マイナス方向それぞれについてどのくらいの寸法