概要 セマフォ(semaphore)とは、コンピュータで並列処理を行う際、同時に実行されているプログラム間で資源(リソース)の排他制御や同期を行う仕組みの一つ。当該資源のうち現在利用可能な数を表す値のこと。 セマフォはコンピュータ上の共有資源について、利用可能な資源の数を指し示している。プログラムが資源を占有するときはセマフォの値から1を減じ、処理が終わって解放する際には1を加える。セマフォが0のときは空いている資源がないため正の値になるまで待機する。セマフォの値を同じ資源に同時にアクセスできるプロセスの数として扱う場合もある。 資源を獲得しセマフォを減じる処理を「P操作」、資源を解放しセマフォを加える処理を「V操作」という。関数名などではP操作を「down」「wait」「acquire」「pend」などの語で、V操作を「up」「signal」「release」「post」などの語で表すこ
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