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ブックマーク / note.com/kobachou (3)

  • 谷崎潤一郎の『痴人の愛』をどう読むか⑨ 立場が逆転する話だ|小林十之助

    最初にウイキの間違いを一つ指摘しておく。 女給見習い『痴人の愛』(ちじんのあい)は、谷崎潤一郎の長編小説。カフェーの女給から見出した15歳のナオミを育て、いずれは自分のにしようと思った真面目な男が、次第に少女にとりつかれ破滅するまでを描く物語。小悪魔的な女の奔放な行動を描いた代表作で、「ナオミズム」という言葉を生み出した。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%97%B4%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%84%9B 私が始めて現在の私のに会ったのは、ちょうど足かけ八年前のことになります。尤も何月の何日だったか、委くわしいことは覚えていませんが、とにかくその時分、彼女は浅草の雷門の近くにあるカフエエ・ダイヤモンドと云う店の、給仕女をしていたのです。彼女の歳はやっと数え歳の十五でした。だから私が知った時はまだそのカフエエへ奉公に来たばかりの、ほんの新

    谷崎潤一郎の『痴人の愛』をどう読むか⑨ 立場が逆転する話だ|小林十之助
    stranger2ex
    stranger2ex 2023/03/30
    文法と自然。
  • 小林十之助|note

    近代文学2.0をやっています。近代文学1.0は終焉したそうですから仕方ありません。トンデモ説ではない漱石論を書いています。近著『あなたの漱石読解間違っていますよ』『人類史上初夏目漱石の『こころ』を正しく読む』『夏目漱石は何故死んだのか』アマゾンで探してください。

    小林十之助|note
    stranger2ex
    stranger2ex 2023/03/20
    もう読むべきでは無い
  • 夏目漱石の『こころ』をどう読むか⑥ 書いてあることを読む|小林十之助

    書いてあることを読む 間違った解釈、感想文、批評はその殆どが「書いてあることを読まないで、書いていないことを勝手に付け足す」というスタイルをとります。明治の精神を「明治十年代が持っていた多様な可能性の事だ」と柄谷行人が書く時、「その時私は明治の精神が天皇に始まって天皇に終ったような気がしました。」という個所は読まれていなかったことになります。読まないで書いています。しかしこんな出鱈目なミスがありますかね? これは柄谷行人自身の明治批判を、乱暴に作中に投げ込んでしまった結果であると考えられます。明治十年代までは内戦で多くの人が死に、明治二十年代には内戦が治まって近代国家が出来上がってしまったことが、おそらく左翼思想家である柄谷行人には不満なのでしょう。柄谷行人だけではありませんが、多くの左翼思想家が左翼活動の挫折から文学に逃げ込みます。文学は良くも悪くもそうした吹き溜まりとしての一面を有して

    夏目漱石の『こころ』をどう読むか⑥ 書いてあることを読む|小林十之助
    stranger2ex
    stranger2ex 2023/03/20
    “「書いてあることを読まないで、書いていないことを勝手に付け足す」という病に陥っています。ー”
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