中国当局に国家分裂活動に関わった容疑で逮捕されたウイグル族学者イリハム・トフティ氏の娘、ジュハルさん(米国在住)が米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)に寄稿し、「父は(中国政府にとって)都合の悪い真実を語っただけだ」と当局を批判、逮捕は不当と訴えた。 ウイグル族の権利擁護の立場から新疆ウイグル自治区の現状を発信してきたイリハム氏は1月に拘束され、その後、逮捕された。 「ウイグル族の父親の勇気ある戦い」と題した寄稿でジュハルさんは同自治区への漢族の大量流入をウイグル族は伝統文化への脅威と感じていると指摘。ウルムチ駅で起きた爆発事件のような暴力事件との関連を指摘されるウイグル族は「ごく少数」と強調した。 その上で、「父は暴力に訴えたことはなく、ただウイグル族を平等に扱うよう求めているだけ」と中国政府を批判した。(共同)「殺してやる」イリハム氏、あの事件の時に脅されていた…【天安門車炎上事件】ウ