大幅に下落した日経平均株価の終値を示すモニター=東京都中央区で2024年8月5日午後3時24分、猪飼健史撮影 5日の東京株式市場で日経平均株価(225種)は大幅続落し、終値は前週末比4451円28銭(12・4%)安の3万1458円42銭だった。4000円を超える下げ幅は、1987年の米国市場の大暴落「ブラックマンデー」(10月19日)の翌日に記録した3836円安を超えて過去最大。下落率も過去2番目の大きさとなった。米景気の先行き不安や円高進行を背景に売り注文が殺到し、先月に史上最高値を付けたばかりの市場の熱は、一気に冷やされた。 日経平均は前週末の2日に史上2番目の下げ幅(2216円)を記録するなど、8月に入って計7600円も下げた。年初から上昇傾向を続けてきた株価は、7月11日に4万2224円の最高値を記録したが、それから1カ月足らずで2023年10月末以来の安値水準に逆戻りした形だ。東