岩手県競馬組合(管理者・達増拓也知事)は13日、9月末現在で粗利益が8億円に達したと公表した。年間の利益が1億円以上に達した場合は累積債務330億円の返済に充てるルールがあり、7600万円を返済した2017年度以来、3年ぶりに返済できる可能性が高くなった。 組合によると、4~9月の馬券発売額は351億1500万円で、前年度比110億900万円(45.7%)増加。新型コロナウイルス対策で入場制限したため競馬場での発売は減ったが、好調なインターネット発売が145億5500万円(84.4%)伸びた。 組合は13日、的中した馬券の払戻金が不足する可能性があるとして、81億6580万円を増額する本年度一般会計補正予算案を組合議会の臨時会に提出。予算案を全会一致で可決した。