この連載中、最も反響の大きかったのは「TRIZ」を用いた発想法であった。実はTRIZという理論にはさまざまな発想法がある。例えば「究極の理想解」という発想手法もあるのだ。手順に従って進めれば、必ず斬新なアイデアを発想できるというとても強力な手法なのである。 名称 人数 道具 長所 究極の理想解(TRIZ)
![斬新なアイデアを30分で思いつく方法――TRIZ、再び](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b7ed5c28d53cace7fa70a8b1c7b32792b9306fa5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fbizid%2Farticles%2F0807%2F07%2Fst_isi01.jpg)
この発想法の使い方のコツ リストは使う前に印刷するとよい。チェックは紙のほうが圧倒的に早いからだ。さらにお勧めしたいのはカードの形状にすること。筆者の観察ではこの手法はカード形状だとより効果的になる。印刷には名刺カード台紙などが便利。なお、筆者の手がけたサイトでは概念を描いた全カードを掲載している。「自作するのは面倒だがカードはほしい」という人は智慧カードを入手するという選択肢もある。 できれば、創造的仕事はじっくり取り組みたいもの。しかし、案件山積みの多忙な会議では、解決案の発案だってササッと乗り切りたい。会議の間だけじゃなく、「よし、帰るまでの20分で改良のネタ、1つ出すぞ」そんな時にも、役に立つので試してほしい。 3行でまとめ 短時間で40の指示リストを次々見ていく 質問を5秒見て、ダメならすぐパス。関係しそうならチェック。どちらの場合もすぐ次へ チェックした項目(1~4個)で、アイ
やりくりキリキリ3分割――早朝40分を“濃縮時間”にするコツ:樋口健夫の「笑うアイデア、動かす発想」 毎日40分でいいから早朝に自分の時間を創り出せれば、その日を制し、引いては人生を制することできる。この40分をいかに“濃縮時間”にするかが重要だ。 「早朝に1時間」とまでは言わない。毎日40分でいいから早朝に自分の時間を創り出せれば、その日を制し、引いては人生を制することが可能になってくる。 過去2回にわたり、「いかに寝るか」と「いかに起きるか」を説明したのは、もちろん時間通りに寝て、時間通りに起きることが目的であった。 著者はすでに退職しているが、朝は6時半に起床する。少しでも寝ていたいのはよく分かるし、心から同情するが、もし多少でも早めに起きることができれば、早朝の40分を人生のための“濃縮時間”に指定して、できることを片っ端からやってしまおうではないか。 なお、この濃縮時間の対象は、
アイデア出しに効果的なブレインストーミング。このブレストの効用を高める4つのツールを1人用、グループ用に分けて紹介しよう。 うまくかみ合えば、たくさんのアイデアを生み出すことができるブレインストーミング(@ITの用語辞典)。そんなブレスト用のツールをいくつか紹介しよう。アイデアに困ったときに利用してみてほしい。 1人で使えるブレストツール 通常、参加者が多いほうが、たくさんの意見が出てくるのがブレストだが、1人でいろんなアイデアを出して、それぞれを比較・検討するのも効果的だ。ただし、1人ブレストの場合は確実にメモを取っておかないと、ただ“妄想しただけ”となりかねない。また、アイデアの重要度などが分かるようにメモを書きたい。単なるテキストよりは、連想がつながるって見えるマインドマップのようなツールを使うといいだろう。そんな1人ブレストを行うときは、こんなソフトが有効だ。 無料のマインドマップ
赤ペンで他人の記事を添削 まずは持ち寄ってもらった記事を全員にコピーして配布。15分かけて「この記事をどう改善できるか?」について、赤ペンを入れてもらった。原則的には、思うところを自由に書いてもらうことにしたが、ブログを続けたくなくなるような「ヘコむことはあまり書かないように」とお願い(笑)もした。 その後、1つずつ記事を取り上げ、各々のアイディアを発表。タイトルの付け方から記事の内容まで、さまざまな意見が出た。以下に参考になるようなポイントをまとめる。 タイトルに重要なのは「具体化」「どう役立つか」「権威付け」「特徴的な語句」 今回題材となったのは3つの記事。すべての記事において「タイトルはもう少しこうした方がいい」という意見が出た。例えば、ある参加者が持ち寄った記事のタイトル「ブロガーに役立つ情報満載のニュースサイト○○」である。 「情報満載」という表現はあいまい。「情報が108件も掲
失敗しないプロジェクトマネジメント――Appleやはてな、Googleに学ぶ3つのヒント:デジタルワークスタイルの視点 プロジェクトが失敗する要因は「計画」「やる気」「変化」の3つ。これらを管理しようとすればするほど悪いスパイラルに落ち込みます。Appleやはてな、Googleなど、注目企業ではどのようなマネジメントを行っているのでしょうか。 「完璧に管理しようとすればするほど、プロジェクトは失敗する」という悪いスパイラルが存在します(2月21日の記事参照)。そこで今回は、どのようなプロジェクトマネジメントをすれば、プロジェクトを失敗させないようにできるのか考えてみたいと思います。 プロジェクトが失敗する要因は「計画」「やる気」「変化」の3つ。前回はそれぞれを完璧に管理しようとしていましたが、今回は考え方を180度変えてみましょう。それぞれの要因を最初からなくしてしまうのです。 失敗しない
第1回 PHP開発でZend Frameworkを知らないだなんて嘘ですよね?:「Zend Framework」で加速するPHP開発(1/2 ページ) Zend Frameworkは、MVCアーキテクチャを構成し、各種コンポーネントを組み合わせることで効率的なPHPアプリケーションを構築できるフレームワークで、PHP用フレームワークの本命と呼ばれている。本稿では、Zend Frameworkについて、その機能と各種コンポーネントの使い方を解説する。 はじめに 2006年3月にイスラエルのZend Technologiesによって公開された「Zend Framework」はプレビュー版ながらも多くの機能が備わっています。Zend Frameworkは、MVCアーキテクチャを構成し、各種コンポーネントを組み合わせることで効率的なPHPアプリケーションを構築できるフレームワークで、PHP用フレー
Google MapsやGmailを使ったことのある方なら、最初はそのリッチなインタフェースに驚いたにちがいない。その裏で、Ajaxが活躍していることはよく知られている。こうした斬新なインタフェースを実現してくれる、クールなAjaxウィジェットを紹介しよう。 Ajax(Asynchronous JavaScript+XML)は、従来、エンジニアに敬遠されてきたJavaScriptがXMLと組み合わさることで復権した技術。ユーザーが画面を操作するバックグラウンドでサーバと非同期に通信するため、一画面ごとのリフレッシュが不要で、スムーズな操作性を実現している。ブラウザながらユーザーエクスペリエンスを大きく向上させ、Web2.0を支える技術として注目を浴びている。JavaScriptについては、以前、こちらの記事でも紹介している。 Web 2.0の流行によってユーザーエクスペリエンスが新たな脚光
ほとんどの人が会議が嫌いではないでしょうか。何のための会議か分からない、決まったことが実行されない、そもそも会議時間が長い……。そんな非効率な会議の原因を明らかにするとともに、解決法を探っていきましょう。 長い会議に嫌気がさしたことはないでしょうか。 問題は会議が長いことだけではなかったはずです。明らかに非効率な会議が、不条理に長く続いていることにイライラしたのではないでしょうか。 そもそも「何のためにメンバーが集まったのか」が共有されていないまま会議が始まる。いざ議論が始まると、そもそも何についての議論しているのか誰も分からなくなってしまう。それでも会議が続けられ、予定時間を大幅に過ぎたところで結論があいまいなまま会議が打ち切られる。会議中に決まったToDo(やるべきこと)もいつの間にか忘れられ、次の会議でまた同じToDoが発行される。最終的には、会議がなぜうまくいかないのかを話し合う会
マインドマップまとめ“デジタル仕事術”を活用するビジネスパーソンの皆さんの必携ツールの1つ、それが「マインドマップ」です。Biz.IDで取り上げたマインドマップ関連の記事をまとめました。 マインドマップ公認団体が交代? 神田氏が説明 10月に「マインドマップの発明者、トニー・ブザン氏の公認する日本で唯一の団体」として「ブザン・ワールドワイド・ジャパン」が設立された。これまでは「ブザン・ジャパン」が「ブザン氏公認団体」として活動してきたのだが――。(11/06) 神田昌典氏が語る「マインドマップのこれから」 10月に「マインドマップの発明者、トニー・ブザン氏の公認する日本で唯一の団体」として「ブザン・ワールドワイド・ジャパン」が設立された。同社の神田昌典代表に今後の活動について聞いた。(11/01)
ロジカルシンキングとコミュニケーションは、全く別のものだと思っていませんか? マネージャーにとって不可欠なスキルであるこの2つの概略を考えてみましょう。 ロジカルシンキングとコミュニケーションというと全く別の2つのスキルだと思っていませんか? それは大きな間違いです。この2つはセットで初めて威力を発揮するのです。共にマネジャーにとっては不可欠なスキルです。もっというと、優秀なマネジャーとはロジカルシンキングに長け、それを伝えられる人です。 “口がうまい人”になる前に コミュニケーションが上手な人は口がうまい人と思われていないでしょうか? 確かに、恥ずかしがりやで人前で話せない、あがり症で人前では頭が真っ白になってしまうという人は、自分の思いをうまく伝えられないかもしれません。それにはそれでトレーニングが必要でしょう。でも、必ずしも、口がうまい人、よくしゃべる人が相手に何かを伝えるのが上手な
18 体を動かす(姿勢、運動、発声、呼吸) 今回紹介する手法 1紙に書き出す 2図で表す 3絵を描く 4ジオグラフィ 5人に話す 6インプロシンキング 7たとえを使う 8イメージする 9タイトルをつける 10象徴するものを見出す 11魔法の杖 12誰か宛てにメールを書く 13問いかけを変える 14場所/位置/席を替わる(時間軸/空間軸を変える) 15誰かを想定して質疑応答をする/誰かになりきって答える 16自分の中の違うパートに対話させる 17ディズニーストラテジー 18体を動かす(姿勢、運動、発声、呼吸) 19歩く 20初めての場所に行く/違う世界の人に会う 21無心になる 22忘れる/いったん諦める 23無関係の本からヒントを得る 24結果の明瞭化 25終了のイメージ 26過去の成功体験を思い出す 単に、一回大きく伸びをしたり、立ち上がって歩き回ったりするだけで、煮詰まっていた気分が少
GTDのフローチャートは分かったが、それぞれがどのような意味を持っているのか実感するのは難しいものです。今回は、“机”を例にGTDのプロセスをイメージしてみましょう。 何かの概念を学ぶときには、全体のイメージを最初につかむとその後の学習が容易になります。GTDも同様です。今回はGTDの全体像をつかむために図を用いながら、それぞれのプロセスが何をやっているか、なぜそれが必要か、を説明していきます。 GTDを始める前に、それぞれのステップではこういうことをやればいいのね──、とざっとイメージをつかむのにお役立てください。 GTDの5つのステップ さて、最初にGTDの基本である5つのプロセスをおさらいしておきましょう。それぞれ次のとおりになります。前回の図も参照してください。 収集 処理 整理 レビュー 実行 ただこういわれても、なぜこれをこの順番で行わなくてはいけないのか、分かりにくいのも事実
GTDってどういうものなのかは分かったが、では実践するにはどうすればいいのかイメージがわかない方もいるでしょう。今回は、GTD初めてのITmediaスタッフが、実際にチャレンジしてみます。 GTDってなんだか良さそうかも……と思っても、実際どうやるのかがわからないとなかなか行動は起こせないものです。そこで今回はITmediaの社員お二人にご協力いただき、GTDを実践してもらいました。GTDをどう実践すべきか、具体例を挙げつつ解説していきたいと思います。 また今回は「初回編」です。GTDは“一回行って終わり”、という手法ではありません。きちんと動かすには毎週の「週次レビュー」が必須です。この週次レビューの詳細については「週次レビュー編」(後日公開)にてご紹介していきます。 それでは早速順を追って解説していきましょう。途中、WさんとMさんからいただいた質問や、それぞれのステップを終えた感想など
コンピュータを含むさまざま機器、ソフトウェアやWebサイトなどをユーザーがその使用方法などを理解して、快適かつ効率的に使えること。一般的に「使いやすさ」「使い勝手」を意味するが、有用性、利用性、利便性、可用性、使用可能なことといった訳語が与えられることもある。 もともとは英語の「usable/useable:使用可能な」の名詞形で、「useful:役立つ」とは異なり、「使い方が分かりづらい」「操作が面倒」といった不便さがない(少ない)という面を表す言葉。 どのくらい容易に目的を達成できるか、その製品が持つ機能・性能を十分に引き出すことができるかといったユーザーにとっての有効性、効率性、満足度を示すもので、操作性(取り扱いやすさや誤操作の防止)、認知性(直感的な分かりやすさ)、快適性(心地よさ)、安全性(危険や致命的間違いの防止)などが含まれる。 国際規格ISO 9241(VDTを用いたオフ
ここから、ペルソナ/シナリオ法ということで進めていきます。 「われわれの実例としてこういうペルソナを作り、そのペルソナが反対をしたのでこの機能がなくなりました」という具体的な話は、次回の研究会「実践編」のテーマとしたいと思います。今回は理論編ということで、ペルソナ/シナリオ法の理論に少しだけに触れます。 ペルソナとは、いわば仮想ユーザーのことです。例えば「Windowsユーザー」と設定しても、あまりにもその幅が広過ぎます。そこで何歳ぐらいで、いままでどういうスキルセットを持ってきた人なのか、どういう経緯なのかを限定することで、求められているユーザビリティがはっきりしてきます。ペルソナにはそういった非常に細かなプロフィールを記述しています。 このペルソナを使ったときに、「ペルソナが求めていることではなく上司がいったことが結局通ってしまう」とか、「決定権者が2人いるので、ペルソナがどうのこうの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く