(株)クセロは6日、タブ切り替え型で起動が軽快なPDFビューワー「クセロReader ZERO」の最新版v1.5.0.4を公開した。本バージョンにおける注目の変更点は、日本語対応のOCR機能を搭載したこと。文字が画像化されてしまったPDFを開いた場合に、本機能を利用すれば画像からテキスト情報を抽出してPDFに埋め込むことが可能だ。なお、OCR機能は1日に5回まで利用できる。 OCR機能には、市販のOCRソフト「読取革命」などを開発しているパナソニック ソリューションテクノロジー(株)のエンジンを利用している。編集部にて試用したところ、FAXで送られた書類をスキャンしたものなど、文字の輪郭が若干崩れたようなPDFでもかなりの精度でテキストを抽出できた。 なお、本ソフトにはPDF内の文字を選択する機能がないため、抽出したテキストは検索にのみ利用できる。OCR機能の実行後は文字列を透明テキストと