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  • お金で買っていいモノ、買ってはいけないモノ/『のんのんびより』第10話の感想 - デマこい!

    アメリカの小学校の話だ。 読書の習慣をつけさせる実験として、8歳の子供にを1冊読むごとに2ドルを与えたという。 みなさんはこの実験をどう感じるだろう? 「読書の習慣が身につくなら、きっかけがカネでもいい」と考えるだろうか。それとも「読書来、知的好奇心を満たすために行われるべきで、カネを渡すべきではない」と考えるだろうか。 ■マイケル・サンデル: なぜ市場に市民生活を託すべきではないのか? 子どもの成績向上に金銭的インセンティブを与えることをはじめ、アメリカではあらゆるモノの市場化が進んでいる。遊園地の列に並ぶ時間、刑務所の監房、あらゆるものがカネで取引されている。遠からず、日も同じ道をたどるだろう。もはや市場経済ではなく「市場社会」だとマイケル・サンデルは言う。 貨幣制度は、取引を便利にして経済全体を豊かにするためにある。現生人類にはおよそ25万年の歴史があるが、貨幣が誕生したのは

    お金で買っていいモノ、買ってはいけないモノ/『のんのんびより』第10話の感想 - デマこい!
    su_rusumi
    su_rusumi 2013/12/15
    ベビーシッターが市場競争したら、「出来るだけ手間をかけずに多くの子供を預かる」競争になる。市場競争は「質より量」局面では成功するが、「量より質」局面では成功率が低い。買い手全員が全知全能なら別だが。
  • 行きたくもない飲み会に行きますか? - デマこい!

    行きたくもない飲み会に行く人がいると知って驚いた。サラリーマンではない、大学生の話だ。誘いを断ったら印象が悪くなるのではないか、次回から誘ってもらえなくなるのではないか……。そんな不安にかられて、気分が乗らないときでも飲み会に参加してしまう:そういう人が少なくないのだという。 私はそんな杞憂を抱いたことがない。ただの一度も、ない。 だから、誘いを断れないという話を聞いてびっくり仰天した。仕事じゃあるまいし、学生の飲み会なんてもっと気楽なものではないか。 とはいえ、ちょっとだけ納得したのも事実だ。こうやって学生のうちから微妙な人間関係の調整に揉まれているうちに、世間にはびこる社畜根性が醸成されていくのだろう。たまたま学生時代の私の周囲にはそういう人がいなかっただけで、世の中的には“誘いを断る”のはとんでもない無礼だと見なされるのかも。でなければ、おじさまたちは「最近の新人社員が飲ミニケーショ

    行きたくもない飲み会に行きますか? - デマこい!
    su_rusumi
    su_rusumi 2012/10/09
    むしろ、上機嫌で酒を飲んで、広く顔を売るよう心がけるべき。筆者が言う『ホンモノの大人』だけが酒を飲んでるわけじゃない。大多数の凡人には、嫌な相手に好印象を残す社交の技術が必要だ。
  • 英語力が欲しいなら英語で読書しろと叱られた話 - デマこい!

    「行きたくねえな、インド」 テキサス出身の友人と夕べていた。ステーキを切りながら彼はぼやく。 「マジで行きたくねえわ」 半月後、彼はインドに出張する予定だそうだ。私は首をかしげる。 「どうして? 私は行ってみたいよ、インド。英語も通じるらしいし」 「まさか」彼は鼻にしわを寄せる。「インド人の英語(Inglish)は何を言っているのか分からない、訛りが強すぎるんだよ。大学生のころ、数学の講師がインド人だった。けれど理解できるのは板書された数式だけで、喋っていることは何一つ聞き取れなかった」 「そんな英語力でもアメリカの大学講師が務まるの?」 「講師と言っても、ただのTAだからね。半分、留学生みたいなものだ。さすがに大学当局に文句を言ったよ、あの授業はひどすぎますって」 「そしたら?」 「翌週からは中国人のTAが教えにきた。やたらとテンションの高い先生だった」 「英語は?」 「完璧すぎて

    英語力が欲しいなら英語で読書しろと叱られた話 - デマこい!
    su_rusumi
    su_rusumi 2012/09/14
    この友人との会話自体が、英語なんですけどね。
  • 「批判する人」って、まじダサい。/「批判される人」になろう - デマこい!

    世の中には2種類の人間がいる。「批判する人」と「批判される人」だ。イラストや映像、あるいはパフォーマンス――手法は問わず、「自己表現」の得意な人がいる。そういう人はファンとアンチを獲得しながら、どんどん有名になっていく。「嫌い」は「好き」の次に強い感情であり、愛に近い。それゆえに、有名な人には口さがない批判が浴びせられる。自己表現の苦手な人は、誰かを批判することでしか自分を語ることができない。 純文学の世界で頑張っている友人と飲んで、そんなことを教えられた。 いつものアイリッシュパブで、純文学の創作をしている友人と飲んだ。ネットを介してお互いの動向は知っていたけれど、会話をするのはおよそ一年ぶり。私は以前、こんな記事を書いたこともあるため、一発ぐらい殴られるのを覚悟していた。が、ネタをネタとして笑ってくれた。ううむ、実力のある人ってどうしてこうも心が広いのだろう。 スタウトを舐めながら、話

    「批判する人」って、まじダサい。/「批判される人」になろう - デマこい!
    su_rusumi
    su_rusumi 2012/03/07
    では、この文章みたく、『「批判する人」を批判する』人の場合は、どうなるんだろうか? ひょっとして、今、俺に「批判された」ことで、救われるのか?
  • 「私の職業は“私”です」という時代がくる/第八大陸の遊牧民 - デマこい!

    決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF) 作者: アーサー・C.クラーク,Arthur C. Clark,伊藤典夫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1993/02メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 140回この商品を含むブログ (189件) を見る グローバル化により専業化・分業化が進み、私たちは豊かになる――らしい。 たしかに一人で作業をするよりも、役割分担をしたほうが生産効率は高くなる。家事をすべて嫁に押し付けるより、たとえば皿洗いと洗濯&風呂掃除とを夫婦で分担したほうが効率的だ。経済学には比較優位の原則という考え方がある。専業化・分業化が進むほど、私たちは豊かになる、基的には。 グローバル化とそれにともなうsuper competitionにより、人類の専業化・分業化は極限まで進むはずだ。そして私たちの豊かさも最大化されるだろう。と、楽観的な経済批評家たちは言う。

    「私の職業は“私”です」という時代がくる/第八大陸の遊牧民 - デマこい!
    su_rusumi
    su_rusumi 2012/02/11
    少数の『ノマド』と、多数の『ノマドを見てるだけの人』に分かれるんじゃね? カリスマブロガーと、はてブみたいに。
  • 「楽しい!」を仕事にしよう。/知的労働の急激な陳腐化とゲーム化する「仕事」 - デマこい!

    就活デモの悲痛さは、参加者が既存の「勤労」に疑問を持ちながらも、「雇われる」という生き方のロールモデルしか持っていないところにある。 「大学でしっかり勉強してもいいだろう?」 「新卒一括じゃなくてもいいだろう!?」 ――と、口にしながら、二言目には「だから雇ってくれ」と言うしかない。学生たちの立場はあまりにも弱く、彼らのシュプレヒコールは虐待される子犬の悲鳴のようだ。噛みつく牙を彼らは持っていない。 就活生に限らず、いまの私たちは「仕事」の意味を問い直されている。まともに就職をしても、サービス残業まみれで有給休暇もろくに取れない人生が待っているだけだ。内定の取れない学生は、しばしば「大学院進学は最後の手段」だと言う。しかしマスターに進めば就業可能な職種は狭まるし、ポスドクの自殺率はおそろしく高い。それを考えると、進学は地獄への片道切符のように見えてくる。 多くの学生にとって「就職」こそが最

    「楽しい!」を仕事にしよう。/知的労働の急激な陳腐化とゲーム化する「仕事」 - デマこい!
    su_rusumi
    su_rusumi 2011/12/14
    就活をdisってるように見えて、楽しさの奪い合いに勝ち残れない多数の人には、オブラードに包んだ死刑宣告でもあると思う。前向きな人の中からのみ勝者が出るんだろうけど。
  • 私たちが「豊かな生き方」をするのに必要なもの/競争でも平等でもなく、多様化を! - デマこい!

    ※ツイッターでつぶやいたネタを再編。 “It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is the most adaptable to change.” ――――Charles Darwin 「教育の現場に競争原理を持ち込むべきだ」と訴える“識者”は多い。 いわく、国際社会で勝ち抜ける人材を生み出すためには、若いうちから競争に揉まれておくべきだという。そうでもしなければ、グローバル化する今後の社会に通用する人材は育たない。 一方で、競争に否定的な意見もよく目にする。子供たちに競争を強いても、自分の成績や才能を伸ばすより、他の子の足を引っ張るほうがはるかに費用対効果が高い。だから子供たちの学力は下がり、学級崩壊が頻

    私たちが「豊かな生き方」をするのに必要なもの/競争でも平等でもなく、多様化を! - デマこい!
    su_rusumi
    su_rusumi 2011/12/07
    多様性で避けられるのは、あくまで全滅であって、やっぱり大多数は「負ける」。要は、負ける奴を狩らないことが次に繋がる。でも弱そうなやつを脅すのが最も経済的な処世術。
  • 政策よりも「失言」が重視されてしまう理由/メディアリテラシーとは情報分析力だ、と思う。 - デマこい!

    魔力について話そう。 炎や水に次ぐエネルギー源として期待され、世界各国がこぞって発電技術の開発を急いだ。それが「魔力」だ。ところが魔力炉を使った発電は、万が一の事故が起こった際に、広範囲に長期間の魔力汚染をもたらす。そのため魔力炉の開発に反対する人々もいたのだが、政府や電力会社は耳を貸さず、魔力発電を推進してきた。しかし巨大地震をきっかけに魔力炉の事故が現実のものとなり、その国は魔力発電を続けるべきか否かの帰路に立たされている――。 私たちは「魔力発電」を続けるべきだろうか。論点を整理してみたい。 現実世界の“あるエネルギー”にそっくりですが、あくまでも今回のエントリーはフィクションです。日によく似た「倭国」という国が舞台のファンタジーとしてお楽しみください。 ◆ ◆ ◆ 「政策評価のピラミッド」の実用方法を例示したい。 政策評価のピラミッドについては以前の記事を参照のこと(→こちら)。

    政策よりも「失言」が重視されてしまう理由/メディアリテラシーとは情報分析力だ、と思う。 - デマこい!
    su_rusumi
    su_rusumi 2011/09/13
    個人の身の振り方を考えた場合、念のため、架空の国のフィクション扱いで論じなければならないところが、原発問題の隠微なところ。
  • 日本の財政を再建するたった一つの方法/増税なんて必要ない! ? - デマこい!

    テレビでは大物芸能人の引退ばかりが騒がれて、大事なニュースがちっとも流れてこない。だから私はテレビを消して、映画『サマーウォーズ』のDVDを観ていた。片手にはラガヴーリンのストレート、もう一方の手にはケータイだ。ニュースサイトを覗いてみれば、涙の引退会見の裏側でリビアの首都が陥落し、大阪では一斗缶殺人の容疑者が逮捕された。なにより日の国債が格下げされたらしい。この国はまた一歩、財政破綻へと近づいた。 サマーウォーズ スタンダード・エディション [Blu-ray] 出版社/メーカー: バップ発売日: 2010/08/01メディア: Blu-ray購入: 8人 クリック: 210回この商品を含むブログ (92件) を見る ひさしぶりに映画『サマーウォーズ』を観て、なんだか切なくなった。主要な登場人物がみんな公務員だからだ。地方には仕事がなく、公務員をするしかない。そんな現実がアニメ映画の世界

    su_rusumi
    su_rusumi 2011/08/25
    一方で、田舎は、子供を都会に上納してるのさ。最も優秀な子供は都会に囲い込まれて、家賃や住宅ローンを通じて、都会の金持ちたち(土地持ち)に貢献した。まぁwin-winだったんだよ、昭和時代までは。
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