メインメモリにデータを格納し、通常のデータベース管理ソフトに比べて約10倍の処理速度を実現する製品をIBMが出荷した。 日本IBMは6月24日、インメモリデータベース管理ソフトウェア製品「IBM solidDB V.6.1」の出荷を開始した。 IBM solidDB V.6.1は、メインメモリにデータを格納し、高速なデータベース処理を実現する製品。ディスクに比べてアクセス速度が速いメインメモリにデータを格納することで、HDDにデータを格納するデータベース管理ソフトウェアに比べ、処理速度は約10倍になるという。バックアップ用のサーバでデータベースを二重化すれば、障害が発生しても、約1秒でバックアップデータに切り替えられるとしている。 通信業界や金融サービス、インターネット上のチケット予約、電子商取引やSaaS(サービスとしてのソフトウェア)など、高速処理を必要とする分野に適している。 IBM