富士通グループは全体で売上高5兆1000億円。日本に従業員が10万人、欧州に2万人、アジア地域に3万人、米国に1万人いる。我々がなぜIFRSにこだわらなければいけなかったかというと、1981年に英ロンドン株式市場に上場していることが大きい。 70年代に同業他社が米国の株式市場に上場していく中で、富士通はロンドンに上場した。富士通は90年に英国のICL(現・富士通サービス)を買収していることから、ロンドン市場での上場維持は欠かせなく、それがIFRSから逃げられない理由になった。 IFRSは米国のSEC(米証券取引委員会)標準とはかなり内容が異なると聞かされていたため、IFRSの基準の中身を把握しながら、これまでIFRSの導入を日本基準の範囲の中で導入してきた。その過程で、日本基準とIFRSは「差異」と言う言葉では足りないほど、異なるものだということを実感してきた。 その要因の1つには、日本の
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