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  • “絶滅危惧”タイプ麻生の関が原【田勢康弘コラム】(月刊FACTA) - Yahoo!ニュース

    麻生太郎に初めて会ったのはいつだったのか確かな記憶がない。履歴を見ると1979年衆議院初当選とあるから、たぶんそのころだろう。同じ福岡出身の政治家で私が親しかった田中六助(元自民党幹事長)に紹介されたような気がする。のちに内閣総理大臣になる人物について「気がする」程度の記憶しかないのは不遜に過ぎるが、そのぐらい印象が薄かったのだろう。 いかにも日青年会議所の会頭、痩身でおしゃれ、だみ声で持って回ったような言い方をする。「おれは新聞記者がきらいだ」という彼の口癖を最初に耳にしたのもこのころだったろう。政治記者が若い政治家を見るときの判断基準は、将来、どの程度の地位まで駆け上がるか、である。まあ、大臣にはなれるだろうが、幹事長や総理・総裁はとても無理、という印象だった。 それは私ばかりではなく、当時、麻生太郎が所属した大平派全体の受け止め方だったのではないか。そのころ、麻生は私の顔を見ると、

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