UNIXサーバ分野において緊密な協業を行ってきたOracleと富士通の関係が、ここにきて新たな段階を迎えているようだ。さらなる発展へと向かうのか、それとも……。 Oracleの新製品発表に沈黙し続ける富士通 「本日、世界最速のSPARCプロセッサを搭載したUNIXサーバ製品群を日本で披露することができ、たいへん嬉しく思っている」 米Oracleで日本とアジア太平洋地域のシステム営業を担当するエイドリアン・ジョーンズ シニアバイスプレジデントは4月16日、日本オラクルが開いた新製品発表会でこう切り出した。 日本オラクルがこの日発表したのは、UNIX OS「Oracle Solaris」が稼働する「SPARC」プロセッサ搭載サーバ製品群の新モデルで、ミッドレンジ向けの「SPARC T5」サーバ4機種、およびハイエンド向けの「SPARC M5」サーバ1機種。米国では3月26日に発表されたものだ。