「安い順に並べて、最後の1基が値段を決める」まず、電気の値段がどう決まるか一緒に確認していきましょう。 卸電力市場(日本ではJEPX)では、発電事業者が「この値段以上なら発電します」という入札を出し、需要量に達するまで安い順に積み上げていきます。この仕組みを「メリットオーダー」と呼びます。 理論上は太陽光や風力は燃料費がゼロだから入札価格もほぼゼロで、真っ先に採用されます。一般的な入札行動では次に原子力、石炭、LNG火力と続き、最後に採用された発電所の入札価格が、その時間帯の市場価格(約定価格)になります。 ポイントは、すべての発電所が同じ約定価格で売れるということです。入札価格が0円の太陽光も、入札価格が8円のLNG火力も、約定価格が10円ならどちらも10円で売ります。安く入札した電源ほど、約定価格との差額が大きくなります。この差額が利益の源泉です。 ここで、発電事業者が入札に使う価格を

