球界因縁のライバル(15)〜森VS長嶋(上) あと一歩だった「森・巨人監督」が夢と消えたワケ スポーツ 2009年06月15日 15時00分 ツイート 西武監督から巨人監督へという、広岡達朗氏の野望は、頼みの参謀・森祇晶氏がポスト広岡として西武新監督に就任したために、夢と消えた。しかし、歴史は繰り返すか。西武で常勝監督の名をほしいままにした森氏にとっても悲願だった巨人監督就任は、一度は内定しながら急転してご破算になっている。「森が監督になるのなら、絶対に辞めない」という長嶋監督の体を張った続投宣言の前に巨人側、森氏が腰を引いたからだ。 1998年のシーズン中、9月初旬のことだった。「長嶋監督勇退、巨人来季監督に森氏決定」の報道が流れた。巨人の系列スポーツ紙までが後を追い「巨人監督に森氏」と1面で報じた。ひと足先の新聞辞令で、本来ならば決定だ。ところが、長嶋監督が激怒した。「ふざけるな。森が