HDDに重大な障害が起きたと思わせて復旧ソフトの購入を迫る、偽HDDスキャナやデフラグツールが出現した。 偽の感染警告でユーザーを脅す偽ウイルス対策ソフトの次の手口として、HDDに重大な障害が起きたと思わせ、復旧ソフトの購入を迫る偽HDDスキャナやデフラグツールが出現している。米Symantecがブログで伝えた。 同社によると、偽ウイルス対策ソフト「FakeAV」の作者らが、HDDの障害を恐れるユーザーの弱みに付け込んで、2010年末ごろから手口を切り替えた。特に偽のディスククリーンアップツールの「Fakefrag」というトロイの木馬は、感染するとデスクトップ上のファイルやアイコンがすべて消滅したかのように見せかけて、「HDDに問題が検出されました」というメッセージを画面に表示。「Windows Recovery」という偽の診断ツールの実行を促す。 このツールを実行すると、スキャン結果を装