「日本らしい戦い方とは何か?」 このテーマは日本のスポーツ界でよく取り上げられます。エディー・ジョーンズがヘッドコーチに就任して以来、ラグビーの日本代表でも「ジャパン・ウェイ(日本らしい戦い方)」というスローガンが一貫して掲げられてきました。 では「ジャパン・ウェイ」とはいかなるものなのでしょうか? エディー・ジョーンズの言葉を借りるなら、それはボールをキープし、パスを回し、常に攻撃を仕掛けていく「攻撃的なラグビー」となります。その最たるものが「自陣からでもボールを回し、100メートル走りきって勝つ」というコンセプトです。 攻撃的スタイルにたどり着いた2つの理由。 このような書き方をすると、読者の皆さんの中には「ああ、例の決まり文句か」と訝る方もいらっしゃるかもしれません。「攻撃的なプレースタイル」を目指すというフレーズは、スポーツのジャンルを問わずに喧伝されているからです。 しかし私たち
![体格で劣り、守りきれないからこそ。日本ラグビーの活路は攻撃にある。(岩渕健輔)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/639adfa293376dedfcc1ad9452ac3cd2717d0bbd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2F3%2F-%2Fimg_13000da6fe1f1e5292852a8b1c42c35c134722.jpg)